Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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静寂を重んじる文化を培ってきた日本が、実は世界で最もうるさい街を作り上げてしまっている矛盾をついた日本在住の外国人のコラムを読みました。芭蕉の句『古池やかわず飛び込む水の音』を引用し、現代日本ではとてもそんな音は聞き取れないだろうと苦言を呈しています。駅のアナウンスに発車のメロディ、拡声器を使った選挙演説、暴走族、レストランのBGM、エスカレーターの注意など、私がいつもうるさいなあと不快に感じている騒音をそのまま取り上げていました。

ロンドンの地下鉄もドイツの国鉄DBも、駅に入ってくる電車のアナウンスなどないし、ましてや発車のメロディもありません。目の不自由な人のための横断歩道信号の音も日本では考えられないほど簡素で静か。街頭で拡声器で演説することは法律で禁じられていますし、レストランは音楽を聴くところではなく、会話を楽しむところだと認識されています。車の改造はほとんど不可能なほど法規制が厳しいですし、エスカレーターでは乗り方をわざわざ教えてはくれません。

ドイツは普段から基本的に静かな国です。特に日曜日はお店がすべて閉まって経済活動も停止するので交通量もぐっと減り、毎日曜が日本の元旦のように静か。ただ、一つだけとてもにぎやかなものがあります。それは教会の鐘の音。毎朝、早朝からガランガランとかなり長い時間町中に鳴り響きます。大きな教会の近くにいると6時には起こされます。鐘をガランガランと鳴らすのはカトリック教会の特徴のようで、イギリスやアメリカでは耳にすることはほとんどありませんし、ギリシャの教会はドイツのようにたくさんの鐘を鳴らさず、ずっとシンプルに単音でカーン、カーンと、のどかな感じです。イスラムの国では、一日に何度か街頭スピーカーからコーランの詠唱が流れます。

このように、街で流れる音はその国の伝統と文化、生活を表す一つの象徴でもあります。電子音や電子ボイスであふれる日本の都会。これも電子立国の象徴と言えなくはないかもしれませんが、なんとも味気ない話ではないでしょうか。
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コメント

レストランなんかの音もそうですが、僕が一番気になるのはゲレンデです。どうでもいいアイドルの曲を繰り返し爆音で流すのは本当にやめてほしいですね。真っ白で無音な世界を求めて山に来ているのに。。もちろんそちらではありえないことだと思いますが。
savaさん、
savaさん、

確かにゲレンデのポップソングは雰囲気をぶちこわしますね。自然を楽しみに来ている人の気持ちを無視しているということでしょうか。いつから日本人はそういう自然を楽しむという心に鈍感になってしまったのでしょうか。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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