Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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同僚のオランダ人が今週から東京に出張しているのですが、出張前にいい輸入時計のお店を教えてくれと頼まれました。1ユーロ160円の昨今、ヨーロッパの高級ブランド腕時計であれば、日本で買うほうがこちら欧州で買うよりも安いのです。RolexのExplorer IIを買いたいのだとか。また、ベルギー王室ご用達というチョコレート、Pierre Marconiの箱詰めを今日とある人からいただきましたが、一万円もするこれも銀座で買うほうが、ブリュッセルで買うよりも安いようです。

ユーロ高だけでなく、日本の消費税にあたるVAT(付加価値税)もこちらドイツは19%(一昨年まで16%でしたが、2007年に3%も急上昇しました)。消費税分だけで14%も日本が安くなります。ちなみにヨーロッパのVAT税率は各国で異なりますが、イギリスは17.5%、フランスは19.6%などEUの主要国は軒並み20%前後。北欧などでは20%を超えます。税率が低いのはルクセンブルグの15%や、EU加盟国ではありませんが、スイスが7.6%です。
ヨーロッパはどこもガソリンが日本よりはるかに高いことを何度かこのブログで触れましたが、日本では暫定税率の問題が原因でガソリン価格が一時的に大きく値下がりして行列が出ているというニュースを見ました。それとは直接関係ありませんが、思い出したのがベルギーとの国境沿いにあるルクセンブルグのガソリンスタンド。国がリッチなルクセンブルグは税率が安く、先ほどの付加価値税も低いのですが、法人税やガソリン税も周辺国に比べて格安です(にもかかわらず社会保障や子供の養育手当てなどは格段に気前がいい)。ベルギーとの国境沿いの道路にはガソリンスタンドがずらりと軒を連ね、ベルギーナンバーの車がいつも行列を作っているという次第です。

ルクセンブルグは、税率が低いことや、各種社会保障が周辺各国よりも格段に充実しているという事について、EU内の各国政策のバランスを崩すということで、周辺国からことあるごとにプレッシャーを受けているそうです。国ごとに異なる市場環境や税率をうまく利用したビジネスや国家運営というのはここヨーロッパではかつてから独自の発展を遂げて来ましたが、小国ならではの身軽さを活かしたこのような国としての差別化は、EUという超国家の概念の中でだんだんと成立しずらくなってきているようです。
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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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