Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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暴風が吹き荒れた今日のドイツでした。激務が続く中風邪をひいてしまい、体がつらい昨今です。

9歳の娘の同級生にアメリカ人とドイツ人の両親を持つ子がいるのですが、その子が近々、ドイツの現地校に転向することを決めました。その理由が、英語とドイツ語が混ざってしまうことを防ぐためだそうです。言語的に似たような単語が多いためか、双方が交じり合って混同してしまうようになってしまい、心配した両親は、ドイツ語を母語として定着させるために転校させるとのこと。その話を聞いた複数の親からも、同じようなことを心配する声が聞かれたそうです。娘が通う小学校では、授業はすべて英語で行われますが、生徒の半数以上はドイツ人の子女。彼らにとってはドイツ語が母語なのに、英語が強くなり、双方の言語が混じってしまうわけです。

言語がお互い似通っているために混同してしまうことは、多言語環境で育つヨーロッパの子供には時々見られるようで、ドイツに住むオランダ人夫婦の息子さんは、自宅ではオランダ語なのに幼稚園でドイツ語環境に放り込まれ、自宅でもドイツ語が混じりだしてしまうようになったと言っていました。双方の言語はよく似ていますから、実にありえる話です。

別の家族の場合。
父親がフランス人とドイツ人のハーフで、母親がスペイン人という家庭の子供は、ドイツに住みながら、フランス人小学校に通っていました。生まれながらにして三ヶ国語での生活をしているわけです。子供は単語や文法を取り違えて混乱することも多少あるのですが、それでもなんとかやっていくコツは、父親は必ずドイツ語、母親はスペイン語を話すと決めて、それを守るようにすることだそうです。そうすることで、子供が相手を見て言語をスムーズに切り替えることができるようになると、自身が独仏のハーフとして育ち、六ヶ国語を自在に操るその子たちの父親は言います。

我が家の娘の場合、日本語と英語を取り違えて混同することはまずありません。日本語と英語が遠い言語なので、混じりようがないわけです。最近はさらにドイツ語と若干のフランス語も習うようになっていますが、ドイツ語力は日英に比べると劣るので、それが混ざることもないようです。ドイツ語で出て来ない単語を英語で言い換えることはあるようですが、それは意図的にやっていることで、混同しているわけではありません。どういう場合に言語が混ざりやすいか、そうでないかということについては、pukupukuさんのブログに分かりやすく書かれていましたが、なるほどその通りだと思いました。

やはりポイントは、第一言語をしっかりと定着させ、その上に次の言語を乗せていくことなのでしょう。そうでないと、上に挙げた子供のように、二つが混じり合ってセミリンガル(ダブル・リミテッドと最近では呼ぶようです)のような状態になってしまうのでしょう。
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コメント

ブログの記事にさせていただきました
私の記事を取り上げてくださりありがとうございました。
嬉しかったので今日の日記の記事にさせていただいちゃいました。(^^)
pukupukuさん、

いえいえ、こちらこそどうもありがとうございました。参考になりました。
第一言語が定着させることがポイントという点に同感です。最近のシンガポールは、英語と中国語のどちらが第一言語なのか、わからなくなってきています。10年前は、第一言語は明らかに英語で、家庭で、中国語、或いは福建語・広東語を話すという形式が一般的だったのです。それが崩れつつあり、第一言語を定められないような状況です。これは、言語習得環境としては、あまりよくないことだと思います。家内の日本語が完璧ではないので、息子の小学校は現地校でなく、日本人学校に入れれば、モノリンガル環境になるので、第一言語を定着させるにはよいと最近は考えています。
aoさん、

シンガポールでは中国語が強くなってきているのですね。これも国際社会情勢と関係あるのかもしれません。小学校になると、家庭での勉強、宿題や、お母さん同士(大半は日本企業駐在員家庭)のつきあいなども結構ばかにできなくなりますので、その辺りの負担も考えて決められればよいかと思います。
コメントが入らなくなりました。テストです。
失礼致しました。
何度か挑戦しましたが・・・ダメでした。
判りました。
認識数字が半角でした。
賢いですね~~~負けてしましますわ。
ところで、再び娘の職場ですが、
帰国子女の多い組織ですが・・・
同僚に、アフリカを転々と父親が転勤でして一緒に移動していたお嬢さん・・・
ご家庭ではフランス語会話だそうで、彼女曰く「一寸したフランス人よりは方言の無い綺麗なフランス語です」と言う事です。
彼女は、優秀で、日本の○橋大学経済卒フランスの大学院を卒業だそうですが・・・
スペイン語、ベトナム語、勿論日本語と言語認識能力は素晴らしいそうです。
基本的には日本語があるから分けることが出来ているのではないかと思いますが・・・。
たまに、尊敬語と謙譲語が混ざって、不思議な会話になると娘は言っていました。
言語・・・と言うより、問題は・・・・≪日本人の常識は世界の非常識?≫と表現される部分でしょうか。
いくら世界の非常識と言われても、日本に居る限りは・・・常識ですから~~~(?)
華さん、

スパムコメント防止のため、数字の入力をお願いせざるをえなくなりました。ご不便をおかけしますが、ご容赦願います。

娘さんの同僚の方はすばらしい能力をお持ちなのですね。それでも、敬語の使い方が怪しいというのが、日本語の難しいところです。世界の非常識、日本の非常識というのは、日本にいる限りは問題になりませんし、気づきさえしないんですよね。でも、昨今グローバル化が進んで、違いが際立ってくる場合が増えているのだと思います。その中には、文化教育まで踏み込んだ問題もあります。どうバランスをとるか、難しくなってきていますね。

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混ざらない?

昨日の日記にも書きましたが、今日は久々に英会話サークル「べらべらレッスン」に参加
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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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