Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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約八年前、初めて日本を離れてロンドンで暮らすことになったとき、英語力はTOEFLが600点手前、TOEICでは900点程度と、数えるほどの旅行と出張しか海外経験がなかった割には、まずまずでした。リスニングでいくつか点を落とす以外は、読解と文法がほぼ完璧だったからです。

ところが、実際に暮らしてみると、自分の身に付けた英語が実はビジネス英語であり、生活に密着した言葉を意外と知らないことに気付きました。ゴミがrubbishで、ゴミ箱がbin、電球がbulb、二重窓はdouble-glazed window、応接間はreception、車のトランクはbootといった具合です。どれも知らなかった単語ばかり(ほとんどイギリス英語ですが)。生活に密着した話題になるほど、語彙が貧弱なのです。

こんなこともありました。
近くのToysrus に行って、子供用の滑り台を買ったところ、組み立ての部品が同梱されていません。仕方なく、部品がないことを伝えて取りに行こうと店に電話をかけたところ、「何を買われましたか?」と聞かれましたが、「滑り台」の単語が分からない。あわてて購入時のレシートを見るとToddlerと書いてある。ああ、これかと思い、相手に「Toddlerを買いました。」と(笑)。Toddlerは「よちよち歩きの子供」で、滑り台は”slide”。今では笑い話ですが、その時、電話の相手は絶句し、私は冷や汗ものです。

英語を話すときの表現力が伸びたなと、自分で実感したのは、イギリスに渡って数ヶ月経ってから、関係代名詞のwhichをうまく使いこなせるようになったときでした。英会話ではwhichは多用されますが、日本語とは修飾語の語順が逆になるので、頭で分かっていても、慣れないと意外と使いにくい。主語+動詞+目的語をずばっとシンプルに言ってから、whichで接続してその単語を後ろから修飾すると、センテンスを滑らかに展開できるようになり、短いセンテンスだけの稚拙な表現から脱皮することができました。

仮定法のwouldやwould haveも、よく使われる日常表現なのに、日本の教科書だと仮定法過去、仮定法過去完了として一番後の方に出てくるのためか、難しそうという意識がつきまとい、うなく使いこなすまでは時間がかかってしまいました。これが使えるようになるととても便利で、重宝する表現でしょう。

こうして実地に鍛えることで、私の英語表現力は日本にいるときよりも、大きく伸びたと思うのですが、渡英半年後に受けたTOEFLの点数は600から620点に伸びたのみ。本当の英語力とは、テストでは測りきれないものなのでしょう。
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コメント

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こんにちは!トイザラスの話おもしろいですね!!
僕がNYに住んでいたとき、友人が屋上の庭で誕生日パーティーを開いてくれました。料理や飲み物を

上まで運ぶ時、「もうこれ以上屋上に持っていく料理はないの?」というつもりで「thats it?」といったとこ

ろ、「料理はこれしかないのか?」と解釈され、そこにいた何人かに苦笑いをされたことがありました。

乏しい語学力で咄嗟の一言を言ったつもりだったのですが返って失礼な感じになってしまい恥ずかし

くなりました。日本語→英語みたいに変換してしまうと失敗するなぁ、とこのとき勉強になりました。英

語の持つ言葉のイメージをもっと知らなければと思った出来事でした。。

TIさんならこういった場面はなんと言いますか?
savaさん、

"That's it."という表現は、悪い意味ではなくとも、投げやりな印象を与えますね。ですから、丁寧さを要求される場面では使いません。お話の場面は友人との会話ですから、カジュアルでもいいのですが、言葉が少し足りませんでしたね。"Is there anything else to bring up?"といえば誤解はなかったかと思います。
which は、翻訳でも、悩まされるものです。
うまく使いこなせると、英語らしい文章になるんだけど。反対に日本語にする時には、whichの気配を消さないと、日本語らしい文章にならないのです。
さらみさん、

分かります。英語が関係代名詞を使って一つの文章になっていても、日本語だと、うまく二つのセンテンスに分けないと、不自然になりますよね。
修飾節の順序が日本語と逆になるからですね。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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