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海外に進出している日本企業の現地法人が、どの程度現地の外国人を登用するかというのは重要な問題です。私の会社の場合、ヨーロッパ本社はドイツ、社長はイタリア人で、その下の上級管理職をオランダ人、イギリス人、ベルギー人、ルクセンブルグ人、日本人といった多国籍のメンバーで固めていました。その下になると各国支社・支店の所長レベルになりますので、国籍はさらに多様になります。
その中で日本人は中間管理職と、その一段下の係長、担当者レベルに何人かいる程度です(ドイツに本社がありながら、ドイツ人が上級管理職にいないというのも不思議な話ですが、これはたまたまです)。このように、日本企業でありながら、ヨーロッパ支社のトップが日本人ではないという会社は少数派でしょう(東京本社のトップがウェールズ人というソニーのような極端な例もありますが)。そういう意味で、私の会社は現地スタッフの登用が比較的進んだ例だといえると思います。
ではなぜ、現地スタッフを登用して上に上げてきたのかという理由ですが、いくつかあります。
1. 現地の事情を知っている人に仕事を任せたほうがうまく行く。
2. 社歴がそこそこあり、経営能力があり、日本本社からの信頼が厚い現地スタッフがいる。
3. 日本人の駐在員は現地のスタッフに比べて、給与、手当、福利厚生などが高すぎる。
まず一点目については、その会社が扱う商品やサービスの性質によります。現地の市場環境にフィットさせなければ売れない商売であれば、事情の分からない言葉の不自由な日本人が担当するより、現地人の方が有利なのは理です。
二点目は、信頼関係がモノをいいます。本社は海外子会社をコントロールしたいもの。海外支社を外国人に任せるには、その外国人が本社から信頼を勝ち得ていなければなりませんが、外国人がそこまで信頼されるにはやはり言語コミュニケーションなどの障害があるので、時間がかかります。必然的に、社歴がそこそこあって社内での実績がある人が選ばれやすくなります。
三点目。会社にとっては、駐在員というのは何かと余分なお金がかかるもの。日本人駐在員一人の費用で同等レベルの現地スタッフ二人分の給料が払えると言われます。ですから、損益の観点から言えば、駐在員は少ないに越したことはないわけです。
逆に上の三点に当てはまらない場合には、海外子会社は日本人比率が必然的に高くなります。つまり、海外ではあるけれど得意先が日本人や日系企業の場合、こちらも日本人であることが顧客との関係強化に役立ちます。また、海外進出して日が浅く、現地人に信頼の置ける人材がいない場合、とりあえず日本人を送り込んで立ち上げるのが常套でしょう。三点目は、日本人駐在員が二人分、三人分働けばいいわけで、実際そういう例も散見されます。
人材こそが会社を成功させる要なのですから、一般的には、現地のスタッフによい人材が多い会社ほど、将来にわたって無理なく成長できる会社と言えるでしょう。日本人はついつい日本人の枠の中で仕事をしてしまいがちですが、それでは現地の人材は育ちません。長期的視野に立って現地スタッフの人材育成を戦略的に進めていくことが、日本企業の海外進出成功の大きな要素となると思います。
その中で日本人は中間管理職と、その一段下の係長、担当者レベルに何人かいる程度です(ドイツに本社がありながら、ドイツ人が上級管理職にいないというのも不思議な話ですが、これはたまたまです)。このように、日本企業でありながら、ヨーロッパ支社のトップが日本人ではないという会社は少数派でしょう(東京本社のトップがウェールズ人というソニーのような極端な例もありますが)。そういう意味で、私の会社は現地スタッフの登用が比較的進んだ例だといえると思います。
ではなぜ、現地スタッフを登用して上に上げてきたのかという理由ですが、いくつかあります。
1. 現地の事情を知っている人に仕事を任せたほうがうまく行く。
2. 社歴がそこそこあり、経営能力があり、日本本社からの信頼が厚い現地スタッフがいる。
3. 日本人の駐在員は現地のスタッフに比べて、給与、手当、福利厚生などが高すぎる。
まず一点目については、その会社が扱う商品やサービスの性質によります。現地の市場環境にフィットさせなければ売れない商売であれば、事情の分からない言葉の不自由な日本人が担当するより、現地人の方が有利なのは理です。
二点目は、信頼関係がモノをいいます。本社は海外子会社をコントロールしたいもの。海外支社を外国人に任せるには、その外国人が本社から信頼を勝ち得ていなければなりませんが、外国人がそこまで信頼されるにはやはり言語コミュニケーションなどの障害があるので、時間がかかります。必然的に、社歴がそこそこあって社内での実績がある人が選ばれやすくなります。
三点目。会社にとっては、駐在員というのは何かと余分なお金がかかるもの。日本人駐在員一人の費用で同等レベルの現地スタッフ二人分の給料が払えると言われます。ですから、損益の観点から言えば、駐在員は少ないに越したことはないわけです。
逆に上の三点に当てはまらない場合には、海外子会社は日本人比率が必然的に高くなります。つまり、海外ではあるけれど得意先が日本人や日系企業の場合、こちらも日本人であることが顧客との関係強化に役立ちます。また、海外進出して日が浅く、現地人に信頼の置ける人材がいない場合、とりあえず日本人を送り込んで立ち上げるのが常套でしょう。三点目は、日本人駐在員が二人分、三人分働けばいいわけで、実際そういう例も散見されます。
人材こそが会社を成功させる要なのですから、一般的には、現地のスタッフによい人材が多い会社ほど、将来にわたって無理なく成長できる会社と言えるでしょう。日本人はついつい日本人の枠の中で仕事をしてしまいがちですが、それでは現地の人材は育ちません。長期的視野に立って現地スタッフの人材育成を戦略的に進めていくことが、日本企業の海外進出成功の大きな要素となると思います。
コメント
はじめまして!いつも楽しく拝見させていただいております!そうですよね!良い人材が良い会社を作る!同感です!!
今私は東京で美容室を経営していると同時に技術者としてやっております。これから2店舗目を出すことを考えておりますが、海外に出店しようと計画中です。海外に住んでらっしゃる日本人の方は美容室探しに苦労しているということを結構耳にするからです。東京ではもう美容室が飽和状態なので、日本人が多く住んでいて、なおかつ日本人美容師の少ない場所に出店したら皆さんのお役に立てるかと思いまして。
いま候補としてはデュッセルドルフはどうかと思っています。まだわからないことだらけで調査中なのですが、何かアドバイスがあればお願いします!!
今私は東京で美容室を経営していると同時に技術者としてやっております。これから2店舗目を出すことを考えておりますが、海外に出店しようと計画中です。海外に住んでらっしゃる日本人の方は美容室探しに苦労しているということを結構耳にするからです。東京ではもう美容室が飽和状態なので、日本人が多く住んでいて、なおかつ日本人美容師の少ない場所に出店したら皆さんのお役に立てるかと思いまして。
いま候補としてはデュッセルドルフはどうかと思っています。まだわからないことだらけで調査中なのですが、何かアドバイスがあればお願いします!!
問題はどこでも同じですね。
私は反対に外資系企業の日本法人で働いています。
人材にについては同じ問題が山積みです。
私は反対に外資系企業の日本法人で働いています。
人材にについては同じ問題が山積みです。
savaさん、
コメントありがとうございます。美容院の海外出店を考えられているのですね。デュッセルネットというウェブサイトをご覧になれば、日系の美容院がいくつあるか簡単に分かりますよ。たしか6ー7軒あるように思います。日本人が6000人くらいですから1000人に一軒くらいですか。多いのか少ないのか。数ヶ月前に私が書いたこちらの日本人美容師さんについての記事も読んでみてくださいね。
コメントありがとうございます。美容院の海外出店を考えられているのですね。デュッセルネットというウェブサイトをご覧になれば、日系の美容院がいくつあるか簡単に分かりますよ。たしか6ー7軒あるように思います。日本人が6000人くらいですから1000人に一軒くらいですか。多いのか少ないのか。数ヶ月前に私が書いたこちらの日本人美容師さんについての記事も読んでみてくださいね。
ach soさん、
外資系企業の日本法人はまさしく裏返しのパターンですね。私も知り合いに何人かそのパターンの人がいますが、どこも同じような問題を抱えているんですね。
外資系企業の日本法人はまさしく裏返しのパターンですね。私も知り合いに何人かそのパターンの人がいますが、どこも同じような問題を抱えているんですね。
TIさん
ありがとうございます!!早速調べてみます!お忙しい所お返事いただきありがとうございました。お仕事がんばってください!!
ありがとうございます!!早速調べてみます!お忙しい所お返事いただきありがとうございました。お仕事がんばってください!!
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