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先日ギリシャに行ったとき、タクシーのラジオやレストランで耳にした音楽はどれも地中海風というか、アラビックな音階を多用したものでした。トルコあたりの音楽の影響も感じられました。普段英米のロックやポップ音楽に耳が慣れている私たちには、こうした音楽が実にエキゾチックに感じられました。
でも、私の中ではギリシャ出身のミュージシャといえばなんといってもヴァンゲリスです。フルネームはEvangelos Odysseas Papathanassiou (エヴァンゲロ・オディスィア・パパサナスィウ)。高校生の時以来、長らくヴァンゲリス・パパサナシュウと覚えていましたが、先ほど調べたらもっと難しい名前でした。70年代にデビューしたシンセサイザー奏者で、当時人気絶頂のイエスに加入しようかというところまでいきましたが実現はせず、ソロ奏者として成功を収めてきました。「炎のランナー」「南極物語」といった彼がサントラを手がけた映画が大ヒットしたので、みなさんもどこかで耳にしたことがあるはずです。
私が彼のアルバムをよく聞いていたのは80年代でしたが、イエスに代表されるプログレッシブ・ロックが好きだったことのほかにこの映画の影響が大きかったと思います。
原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」―"Do androids dream of electric sheep?"という摩訶不思議なタイトルの近未来SF小説です。ハリソン・フォード、ルドガー・ハウアー、ダリル・ハンナ、ショーン・ヤングといった俳優を配し、リドリー・スコットが監督。1982年に公開されました。陰影の濃い映像と、寂寥感あふれる演出、そして謎を含んで余韻を残すエンディングといった、凡百のアメリカのSF映画とは一線を画した内容がカルトな人気を呼び、今だに語り継がれる傑作です。そして、そんなSFフィルム・ノワールに絶妙にフィットしたのがヴァンゲリスの音楽でした。
でも、私の中ではギリシャ出身のミュージシャといえばなんといってもヴァンゲリスです。フルネームはEvangelos Odysseas Papathanassiou (エヴァンゲロ・オディスィア・パパサナスィウ)。高校生の時以来、長らくヴァンゲリス・パパサナシュウと覚えていましたが、先ほど調べたらもっと難しい名前でした。70年代にデビューしたシンセサイザー奏者で、当時人気絶頂のイエスに加入しようかというところまでいきましたが実現はせず、ソロ奏者として成功を収めてきました。「炎のランナー」「南極物語」といった彼がサントラを手がけた映画が大ヒットしたので、みなさんもどこかで耳にしたことがあるはずです。
私が彼のアルバムをよく聞いていたのは80年代でしたが、イエスに代表されるプログレッシブ・ロックが好きだったことのほかにこの映画の影響が大きかったと思います。
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原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」―"Do androids dream of electric sheep?"という摩訶不思議なタイトルの近未来SF小説です。ハリソン・フォード、ルドガー・ハウアー、ダリル・ハンナ、ショーン・ヤングといった俳優を配し、リドリー・スコットが監督。1982年に公開されました。陰影の濃い映像と、寂寥感あふれる演出、そして謎を含んで余韻を残すエンディングといった、凡百のアメリカのSF映画とは一線を画した内容がカルトな人気を呼び、今だに語り継がれる傑作です。そして、そんなSFフィルム・ノワールに絶妙にフィットしたのがヴァンゲリスの音楽でした。
酸性雨が降りしきる、暗い近未来のロサンゼルスにある高層ビルをバックに流れるスペーシーな「メインテーマ」、ショーン・ヤングとハリソン・フォードが静かに、そして悲しみをたたえて愛を交わすシーンで流れる美しい「愛のテーマ」、そしてラストに流れる、冷たくも荘厳なメロディの「エンディングテーマ」と、名曲がそろったサントラは、ヴァンゲリス本人の意向により、なんと映画公開から12年後に発売されたといういわくつきです。四年前の今頃、氷点下15度のストックホルムに出張で出かけたときの日記(ブログをはじめる前でした)が残っていますが、そこには、「真っ白なストックホルムの夜の街を歩きながら、頭にはヴァンゲリスのブレードランナーのエンディング・テーマが繰り返し流れてくる」とあります。白く凍てついた街にこの曲を思い出させる何かがあったのでしょう。
映画ブレードランナーをめぐる謎については、2000年にイギリスのTVで”ON THE EDGE OF BLADE RUNNER”というドキュメンタリーが放映され、そこでリドリー・スコット監督がついに謎を解き明かしたということで、当時はかなり話題になりました。そのときたまたまイギリスに住んでいた私は興奮しながらそのドキュメンタリーを見て、録画までしていたのでした。
思わず話がそれてしまいました。とにもかくにも、彼は最近では2000年シドニー・オリンピックの閉会式の曲(次のアテネ・オリンピックへのリレー曲)、そして2002年日韓ワールドカップのテーマ曲も作曲、演奏しています。間違いなく今、世界で一番有名なギリシャ人ではないでしょうか。
映画ブレードランナーをめぐる謎については、2000年にイギリスのTVで”ON THE EDGE OF BLADE RUNNER”というドキュメンタリーが放映され、そこでリドリー・スコット監督がついに謎を解き明かしたということで、当時はかなり話題になりました。そのときたまたまイギリスに住んでいた私は興奮しながらそのドキュメンタリーを見て、録画までしていたのでした。
思わず話がそれてしまいました。とにもかくにも、彼は最近では2000年シドニー・オリンピックの閉会式の曲(次のアテネ・オリンピックへのリレー曲)、そして2002年日韓ワールドカップのテーマ曲も作曲、演奏しています。間違いなく今、世界で一番有名なギリシャ人ではないでしょうか。
コメント
懐かしいな〜
むかし、レコード買いました。
渋谷陽一さんのラジオで知って。
その時の曲、聴きたいんだけど
題名がわからなくて、探せてないなんです。
それにしても、個人的なことは何一つ、(顔さえも)知らなかったけど、ギリシャ人だったんですね!
むかし、レコード買いました。
渋谷陽一さんのラジオで知って。
その時の曲、聴きたいんだけど
題名がわからなくて、探せてないなんです。
それにしても、個人的なことは何一つ、(顔さえも)知らなかったけど、ギリシャ人だったんですね!
さらみさん、
ギリシャ人の名前って独特の音韻がありますよね。発音が難しい名前が多いです。
渋谷陽一のラジオ番組ってひょっとしてサウンドストリートですか?だとすれば80年代の曲でしょうか?
ギリシャ人の名前って独特の音韻がありますよね。発音が難しい名前が多いです。
渋谷陽一のラジオ番組ってひょっとしてサウンドストリートですか?だとすれば80年代の曲でしょうか?
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