Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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昔初めてアメリカに行った時、道を横断しようとして車が通り過ぎるのを待っていたら、その車が私の手前で停まって渡らせてくれたことがありました。日本では体験したことのなかった出来事で、歩行者への思いやりある運転マナーにいたく感激したものです。一種のカルチャーショックでした。

その後様々な国で車を運転したり、歩行者として町を歩いたりして、運転マナーには国ごとに特徴があることを知りました。それを簡単なマトリクスにしてみました。私の主観ですが、こんな感じです。
Driving Manner Matrix
ここで基準としたのは、他の車にやさしいかと、歩行者にやさしいかという二点です。他の車へのやさしさというのは、たとえば、渋滞での合流で譲ってくれるかとか、クラクションをすぐ鳴らさないかといったことで、歩行者へのやさしさというのは、どれくらい歩行者を優先してくれるかといったことです。

私が知る中で最も運転者のマナーがいいのは断然イギリスです。とにかく相手に譲るという精神がとことん染み付いており、これは街中で歩行者としてすれ違う場合などにも当てはまります。これはもう国民性と言えるのではないでしょうか。

日本人は渋滞に慣れているせいか、渋滞のときの譲り合いなど、他の車への配慮は感じられますが、歩行者は無視というのが現状ではないでしょうか。

ドイツ人は渋滞時の合流ではとにかく他の車が自分の前に入るのを嫌がるなど、他の車には冷たい。歩行者も基本的には無視ですが、住宅街ではきちんと徐行しますし、横断歩道では歩行者を優先して渡らせたりします(これらは交通ルールで決められているためですが)。

では、車の運転のしやすさという観点ではどうかというと、マナーというのは運転の一要素にしかすぎません。少し違った基準で同様に評価してみます。

Traffic Infrastructure Matrix

やはり、ドイツ人のルール厳守の姿勢は車の運転にもよく顕れます。道の広さ、インフラではアメリカにかなうところはないでしょう。駐車場も含めてあんなに運転しやすい国はありません。ドイツもかなり車線などは広いですが、夜は真っ暗とか、インターチェンジの合流がやっかいなど、マイナス点もあります。小型車の多いイタリアは道も狭いですが、日本よりはましかもしれません。フランスやイタリアの都市では、二重駐車など当たり前ですし、車線を無視したようなアグレッシブな運転もよく見られます。

これらを総合すれば、運転しやすい国の一番はアメリカで、それにドイツ、イギリス、オランダ(ベネルクス)が続く感じでしょうか。実際には都市と田舎ではかなり事情は異なりますし、私の運転したエリアも時間も限られていますので、皆さんの思いや体験とは必ずしも一致しないと思いますが、これまでこんな比較は見たことがないので、主観と独断で試しに考えてみた次第です。
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コメント

TI さん 面白い話題、私にも参加させて下さい。
私は、アメリカカナダでは10万キロほど運転経験があります。ヨーロッパは定年後、旅行で運転する程度ですが、2000km以上運転した国はそれぞれ、イギリス(スコットランドを含む)、スウェーデン、フランス、イタリー、スペイン、オランダ・ドイツです。アメリカ・カナダが運転しやすい国であることは全く同感です。
私が欧米諸国と日本とで大きく違うと感じていることは、歩行者や自転車保護についてです。
よく言われているように、欧米では、市街の商業地、住宅地や、リゾート地域では確かに日本より車運転者の歩行者保護が行き届いていると思います。
しかし、一般の道路では、車との事故の場合、歩行者や自転車などでも規則違反や過失の責任は車と同等に扱われ、日本でいう交通弱者の甘えは許されていないように思います。特に幼児の飛び出しなどは、親の監督責任が法的に追及されるのではないでしょうか。
言い換えれば、道路利用の優先順位が欧米では、歩行者か、自動車か、利用の目的や頻度によって区別されているのに対し、日本ではその区別が無く、物理的に不可抗力と思われる場合でも、車の運転者が犯罪者扱いにされる恐怖感があります。
なるほど、面白いですね。
ちなみにマケドニアでは歩行者を撥ねる勢いで飛ばしてきます。ポンコツ車が多いので停まるとエンストする可能性があるので、怖がって停まってくれません。
歩道を走ってくる車もいます。
飲酒運転も当たり前。
逆走もありでした。
私自身は、運転しないので、助手席での感想ですけど・・イギリスはとにかく狭く、木が道路にかぶさってくるような見通しの悪いくねくねした道があったのが印象的でした。
ロンドン、パリなどの中心街は、車で乗り入れるもんじゃないですね。車が多すぎて、マナーもあったもんじゃない、って感じでした(ほとんど外部からの人たちだったのかしら?)
ドイツでは、事故にあったときに歩行者の過失も厳しく問われるので、とにかく気をつけなきゃ、と思っていました。

タイはすさまじかったです。混沌としてました。めちゃめちゃでした。交差点に歩行者用の信号がなかったりして。歩行者は完全に無視って感じです。なので、現地の人はほとんど歩かず、ヘルメットなしのオートバイを足代わりに使っていて、余計歩行者には危ないのです。好きな国なのに、歩くのが好きな私はちょっと住めないな~と思いました。

韓国は、ずいぶん前に行ったきりだけど
タクシーがスピード出しすぎてて、乗っていて気分悪くなりました。

まとまりなくてごめんね。
Spaceglowさん、

さすが、経験豊富でいらっしゃいますね。記事中ではカナダは書きませんでしたが、おっっしゃるようにアメリカと同じレベルですね。いや、実際にはアメリカより交通量が少ない分、より運転しやすいと思います(凍結や雪は別として)。

交通弱者保護の法律の違いについては詳しくありませんが、違いとして普段よく感じるのはドイツやオランダでは自転車の運転にも日本以上にきちんと規則が適用されることですね。自転車で歩道は走らないとか、車道を走る場合、走る方向は車と同じだとか、日本ではあまり気にしないことでも、こちらでは注意されます。日本人の自転車のマナーの悪さ、あれはいったいどうしてなんでしょうか。
転妻さん、

恐るべしマケドニアですねえ。ギリシャの運転もたいがい乱暴でしたし、トンでもないボロ車がタクシーとして走っていたりもしましたが、マケほどではないと思います。

飲酒運転については、ドイツはよく検問チェックしていますすが、イギリスはノーチェック、フランスなどでは少々のワインくらいは当たり前のようで、結構みんな飲んでます。まあ、規定量があるのでしょうが。
さらみさん、

おっしゃるように、イギリスは田舎道なんかはかなり狭くて、森の中のワインディングロードを走るようなところが多いですね。だからこそ、ライトウェイトのスポーツカー文化が育ったのではないでしょうか。ロンドンはよく運転しましたが、渋滞はひどいものの、割と譲ってくれます。パリはもたもたしているとどんどん割り込まれますから。やはり無秩序さではパリが上手のように思いました。

タイでは自ら運転はしたことはありませんが、かつて訪れたときに何度もあの混沌に叩き込まれました。バイクが多いのが東南アジアらしいですね。上の比較表ではアジアやアフリカ、中近東はあえて入れませんでした。比較にならないので・・・同じ表にはおさまらないでしょうね。

歩行者の信号無視というのも国民性が出ますね。ドイツ人と日本人はやはり世界一信号を守る国民だと思います(大阪人は別ですが)。他の国、イギリスやフランス、イタリアなどはまったく守りませんねえ。これ、ドイツとそれ以外でまったく違うので時々戸惑います。
はじめまして!
はじめまして。最近すごく愛読させて頂いてます!私もアメリカに(ロスアンゼルス)に行った際に道路を横断しようとした際に車があたりまえのように止まってくれたことが何度もあり本当にカルチャーショック気味で感動したのを覚えています!!イギリスもそうなんですか。ただアメリカではクラクションはよく鳴りますね(^o^;)

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TI

Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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