Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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クリスマスイブにやってくるサンタクロース。欧米のキリスト教圏であればどこの国でも同じ日に同じように祝うのかと思っていたが、そうでもないらしい。

サンタクロースは、ローマの聖人、聖ニコラウスが起源とされる。貧しい家の子供を助けるためにその家の煙突から金貨を落としたという伝説があるそうだ。オランダの場合12月6日をこの聖ニコラウスの命日として祝う習慣が昔からあり、「シンタクラース」の日として家族でプレゼントの交換をすることが慣習で、クリスマスよりも大事なイベントとして祝う。

クリスマスが大きなイベントのドイツでも、この聖ニコラウスを12月6日に祝う習慣は残っており、子供はこの日に扉の外にソックスをぶらさげておくと、夜中のうちにその中にお菓子が入っているという風習がある。ドイツではこの聖ニコラウスのアシスタントとして、「クネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)」なる黒装束の男がついてきて、悪い子にはお菓子の代わりに枯れ枝を入れるとか、むちで打つとか、袋に入れて連れ去るといった伝承がある。日本では、これが「ブラック・サンタ」として伝わり、悪い子には「血だらけの動物の内臓」が与えられると、かなりグロテスクだが、本家ドイツではそこまで過激な話ではないようだ。
ブラック・サンタの原型~子供が袋に入れられているSt. Nilkaus とKnecht Ruprecht


イタリアでは1月7日の夜に子供のベッドにソックスを下げておくと、魔女が良い子のソックスにはお菓子を、悪い子のソックスには木炭を入れていくという伝説があり、親は木炭のように見える黒いお菓子を入れるとは、イタリア人に聞いた話。これは上のドイツの話によく似ている。

いずれにしても、アメリカ発の陽気で平和なサンタとは違い、ヨーロッパのサンタは、その伝統から来る昏さを秘めているようだ。

なお、イギリスでは”Black Santa”といえば、毎年12月に黒装束で街頭に立ち募金をするベルファストの教会のDeanのことを指すようだ。これまで三百万ポンドを集めたというベルファストのBlack SantaについてのBBCのニュースはこちら


本物のブラック・サンタ
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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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