Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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ナイーブ(naive)という英単語があります。「ナイーブな肌」とか、日本でも日常的に使われています。これを私は「敏感な」という意味だと長らく理解していました。ところが、イギリス人などと話をしていると、このnaiveがまったく違った意味で使われており、混乱しました。実際には naive は「世間知らず」「無知な」といった意味で使われます。

He is naive.といえば、「彼は世間知らずなめでたいやつだ」といった否定的な意味なのに、「彼は傷つきやすい繊細なやつ」と私は間違って理解していたわけです。「繊細」=sensitiveであり、naiveはむしろ「鈍感」と訳したほうが意味としては近い。こうした、半ば日本語としても使われる英単語が、実は違う意味を持っているというケースは結構あります。たとえば:

> smart =「細身」ではなく、「賢い」「かっこいい」。細身はslim。
> busy = 「忙しい」という意味でも使われるが、「混雑している」という意味で使われることも多い。busy trafficとか、busy airport、busy street(人通りが多い道)など。電話が話中という場合もこれ。
> claim =「苦情」というより、「請求する」という意味。立て替えた経費を会社に請求する場合など、I claim it to the company.と言う。苦情はcomplaint。
> handle = 「扱う」「処理する」という動詞として使われる。車の「ハンドル」はsteering wheel。

他にも色々とあると思いますが、とりあえず頭に出てきたものを書いてみました。

先日、私の上司のイタリア人が、会社のリストラに際して余剰になる人たちを解雇しなければならないということを言うのに、"They will be dismissed."という表現を使ったところ、イギリス人が、「"dismiss"ではあまりにもイメージが悪い。"They will be made redundant."とすべきだ」と指摘していました。”dismiss”はストレートな表現で、「お前のパフォーマンスが悪いからくびにする」というネガティブな響きがあるようです。その点、"make redundant"であれば「余剰人員をカットする」ということで、同じ解雇であっても会社の事情であぶれたという意味合いになります。イタリア人にはそのあたりのニュアンスの違いが分からなかったわけですが、内容が内容だけに、英語ネイティブは敏感にその違いを指摘したわけです。

"make redundant"。日本の英語の授業で習う事はありませんが、こちらのビジネス社会ではしばしば耳にする表現です。
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コメント

シンガポールでは、これをよく使います。
--retrenchment:「リストラ」、「解雇」の意味で。 
辞書をみると、豪州英語のようです。(v.retrench)
あと、fired、sacked もありますが、私はfiredが一番広義で一般的に使用されるのかなと思っておりましたが、実際はどうか知りません。

ナイーブは、代表例ですね。それから、fixは、日本語でも、主にスケジュールをFIX「決める」という意味で使いますが、「修理する」という意味でもよく使われるということは、英語の環境に入って初めて知りました。TIさんのようにすぐに出てきませんが、他にもいろいろあったと思います。
aoさん、
aoさん、

retrenchmentは初めて聞きました。なるほどオーストラリア英語なのですね。Firedはもっとも一般的ではありますが、アメリカ英語ではないかと思います。アメリカ映画ではよく耳にしますが、イギリスではsackedの方をよく耳にするように思います。あと、kick out という言い方もしますが、これらはどれも口語英語で、いわゆるビジネスなどの公式の場では使われませんね。

fixは"Price fixing"という言い方で、違法な価格操作を意味する場合もありますね。
こんにちは、お久しぶりです。
ナイーブはそうですね~、褒め言葉では使わないですね。日本で使っているナイーブは和製英語として使われていますので、某メーカーの製品名で有名ですよね。根源は分かりませんが、辞書から引用したりするとたまにその様な認識の誤りが起きてしまいますよね。
ただ、山下清さんの芸術などはナイーブアートと言われる部類に入るのですが、それに関しては素朴な素人芸術と言った形で使われるようです。
TIさんのおっしゃる通り、敢えて繊細なさまを人に言いたい場合は、sensitiveやfragile,emotionalなどの言葉を使った方がいいですよね。
smartも確かにclever同様の意味があるので褒め言葉に使いますよね。
細身の体系を褒める場合、slimやslenderはデリケートな言い回しになりますので無難な褒め言葉に使えますが、thin,skinnyはちょっと行き過ぎた細身、不健康的な意味合いがあるのでご注意。

英語と米語の違いなども時々ありますよね。私は以前食べ物がおいしい時に使うyummyをアメリカ人の男性から「それは小さな子供か女の子若しくはゲイの使う言葉」と聞き、その事を信じて疑がわなかった私は、イギリス人の男性からyummyと耳にした時、はっは~ん。。。と勘違いしていた事がありました。
anarchyさん、

ナイーブには「うぶな」「けがれのない」という意味合いもあるようですね。

yummyというのは、確かに幼稚な口語というイメージがありますね。ゲイっぽいかどうかは知りませんでしたが、そういう風に受け止める人もいるということは気にしておかないといけませんね。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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