Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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先週10月31日夜、会社から帰ると自宅前の道路に仮装した子供たちがたくさん練り歩いており、その日がハロウィーンだったということに気がついた。古いケルトの慣習をアイルランド移民がアメリカで広めたのが現代のハロウィーンの起源とされ、ドイツでは最近入ってきたイベントであり、さほどポピュラーではないが、私の住むエリアは結構外国人が多いせいか、この北米のイベントも大きな市民権を得ているようである。

アメリカにいるときは、その盛り上がりと規模の大きさに驚いたものだ。町全体に子供たちのために雰囲気を盛り上げようという遊び心があって、誰もが子供に優しかった。

Wikipediaなどを読むと、イングランドやドイツではここ10年くらいにポピュラーになってきたと書いてある。アメリカのように盛り上がらないのは、同じ時期にイギリスではGuy Fawks Day(11月5日)があり、ドイツではSt. Martins day(11月11日)があって、競合しているからだとも言われる。ガイ・フォークスは国家転覆を企て、国会議事堂の地下に大量の火薬を仕掛けて爆破を図った男の名前で、彼が捕まってタワー・オブ・ロンドンで死刑となったのを祝う日。この日は夜になると各家庭の庭で盛大に花火が打ち上げられ、この日に向けて店では大量の花火が売られる。イギリスに暮らしたことがある人なら、この日の火薬くさい町の様子が思い浮かぶだろう。

St. Martin’s dayはカトリックの聖人を祝う日で、ドイツやオーストリア、ベルギーのフランダース地方といったカトリック圏のお祭り。私はこの国に来て始めてその存在を知ったのだが、この日に子供たちはめいめいがラターネ(英語のLanternにあたるドイツ語。ちょうちん)を作って、夕方、近所のお店をめぐってお菓子などをもらうという。ドイツの一部の人たちはハロウィーンが広まることで、このSt. Martins dayがすたれることを危惧しているのだとか。確かにハロウィーンにとてもよく似たイベントだ。

ヨーロッパにはSt. Nikolaus (またはNicholaus) day(12月5日と6日)という、クリスマスのサンタ・クロースとよく似た日もあり、アメリカのようなThanks Givingこそないが、これから何かとイベントが増えるヨーロッパである。
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コメント

TIさんこんにちは。
ドイツにもハロウィーンの様な祭事が存在してるんですね~知りませんでした。確かクリスマスツリーもドイツが始まりですよね?
やはり夜が長い時期にはこうした祭り事がとても貴重な気がします。私はロンドンに住んでおりますので昨夜は少しだけボンファイアーナイトの花火を見ました。
今日は国会の開会式を生中継しているので、ガイフォークスの時代が今にも続いてるという気がします。
彼を英雄視している割合って一体どの程度のものなんでしょうね~。
一斉に花火をする事に関してはとても稀でスケールが大きいのですが、やはり日本の花火の美しさには敵わないな~と思ってしまいます。
ただ、何かの起源で祭事があり、日に対しての尊重されている欧州の文化は素敵な部分でもあるので、日本も原爆の投下日などの歴史的な大切な日には戦没者を偲んで各地で花火など行ったらいいと思うんですよね。。。
黙祷が日本らしくていいとは思うんですが、若い子に伝わりにくいですもんね。
終戦記念日はちょうどお盆の里帰りなどしてる時期なのでちょうどいいとは思うんですけどね~灯籠などはしますが仏さんのある家が殆どですからね~。
みな、同じ事をする日本人の国民性なのに何故かその辺のまとまりは無いに不思議に思います。
anarchyさん
anarchyさん、イギリス人の心情はよくは知りませんが、ガイ・フォークスはカトリック教徒ですから、むしろ一般のイギリス人には敵視されているのだと思っています。ガイ・フォークスに縁のある人たちはこの日は祝わないそうです。

花火というのはたいてい楽しい思い出と結びついていますし、悲しい日や人が死んだときはしめやかにするのが日本的なんでしょうね。灯篭流しなんて風情があっていいですが、私も経験ありませんので、確かに記憶からは薄れて行きますね。ああ、でも京都の大文字、五山の送り火はお盆にふさわしいすばらしいイベントだと思います。

そうですね、京都の大文字は素敵ですよね。日本の美しい部分が京都には多く残されていますから大切にしたいものですね。
TIさんはヨーロッパ生活がそれだけ長いと歴史上にどれだけ宗教が絡んでて奥深いかを知りますよね。
私は宗教には詳しくありませんので弾圧や数々の悲劇の根源を知るに至りませんが、心に残る絵画が一枚あります。Paul DelarocheのThe Execution of Lady Jane Greyです。
ナショナルギャラリーに原画が展示されています。
ガイフォークスの話しなんですが、英語で言う奴、男をGuyと言いますが、その語源は彼の名前から来ているのでちょっとどうなんだろうと思いました。
テロは良くありませんが、国の弾圧に逆らった自由を求めた勇士的なイメージも多少あるのかな?と思ったんです。でもきっと今は普通の花火大会って感覚なのかな。
私は日本で花火大会を見ると胸がこみ上げて来るものがあるんですよね。美しさに感動しますし、平和だと感じます。なので平和の象徴で花火をあげるのも仏様にはありかな~って気がしました。見せてあげたいじゃないですか。。。
anarchyさん、
anarchyさん、

浅学な私はこの絵については初めて知りました。確かにとても強烈な印象的を残す絵ですね。プロテスタントとカトリックのせめぎあいに政争が絡んで若くして即位させられ、わずか九日だけの極端に短い在位の後死刑される彼女の悲劇も、胸に詰まるものがあります。日本でもある宗教を時の権力者が迫害するといったことはありましたが、ヨーロッパのそれは複雑さを極めますよね。

確かに、ガイ・フォークスは憎まれているという感じではないですね。むしろ、現代人は面白がっているような面もあるように感じます。勇者のイメージも多少はあるかもしれません。このあたり、今となってはどちらも別にこだわりがないというのが一般の人の認識なのでしょう。娘がYear1とか2の頃にこの一連の事件Gunpowder Plotのことを学校で学んでいましたので、学校教育で史実として教えられはするようですが。

花火大会はおっしゃるように平和だからこそのイベントですよね。近くで見ると雄大さも感じます。日本の宗教は「静寂」と切り離せないと感じていましたが、それも一興かもしれませんね。

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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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