Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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すばらしい秋晴れの先週末、自宅から車で一時間半ほどのところにあるオランダのマーストリヒト(Maastricht)までドライブ。マーストリヒトはオランダの最南端、リンブルフ(Limburg)州の州都で、ドイツとベルギー国境にはさまれた街。街の起源は紀元前のローマ時代までさかのぼり、オランダで最も古い町のひとつとされる。EUの創設を定めたマーストリヒト条約(Maastricht Treaty)が批准された場所として世界にその名を知られるが、人口は12万人にすぎず、中世の面影を残す中規模の落ち着いた町であり、そんな歴史的な政治の舞台となるような大仰な雰囲気はない。リンブルフ地方は他のオランダの町とは毛色が違い、文化的にはオランダよりもむしろフランスやベルギーの影響が強く、ラテン色が強いとされる。中世にはスペインの支配下だった時代もあるし、ナポレオンの時代にはフランス帝国の支配下にあった。リンブルグ語と呼ばれる、ケルト語を起源とする言語を持つのも特徴的だ。マイナーな言語のようだが160万人もの話者がいるそうだ。

ともあれ、マーストリヒトは、ケルト文明、ローマ帝国、ドイツ、フランス、スペイン、ベルギー、オランダと、様々な国と文化の影響をうけた街であり、複雑に入り組んだヨーロッパの歴史の象徴とも言える。EU条約の締結される街として、これ以上ふさわしい街もなかったかもしれない。オランダの古い街はどこもそうだが、新しい建築と古い建築が見事に溶け合って融合しており、オランダ・ベルギー独特の建築様式の建物が並ぶさまはとても趣がある。なぜ日本にこうした街づくりができないのだろうかと、改めて考えてしまった。

マーストリヒト~日曜の昼下がり


帰りに二つほどニアミスともいえるトラブルが。
帰り道、ガソリンが乏しくなってきたのだが、ドイツとの国境を越える直前のガソリンスタンドをパスしてしまった。オランダのガソリン代がドイツよりも高いことを嫌って、ドイツ側で補給しようとケチったのが間違いのもとで、その後60km以上走ってもガソリンスタンドが出てこない。メーターは0を割り込んで完全に底をついてしまったように見える状態が何キロも続いている。あわてて途中高速を降りて、カーナビを頼りに一番近いシェルのスタンドに駆け込むことができた。満タンにすると、かつて見たことがないほどの量のガソリン(62リッター)が入った。しめて83 euro = 13500円。

二つ目は妻の財布だ。翌朝、妻が財布がないことに気付いた。マーストリヒトですられたのか、それとも落としたのか。あわててクレジットカードなどを止めたが特に誰も使おうとした形跡はない。結局、妻の財布は夕食を取ったマーストリヒトのレストランに残っており、翌日妻が受け取りに行くと、なんと中身の現金までそっくりそのまま残っていた。まるで日本のような話だと感心してしまった。都会ではこうはいかなかっただろうが、基本的に平和なのである。


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コメント

オランダの町は石造りの建物が多く、不思議なことに、そのまま使い続けていますよね。私は16年前、ハーグ、ライデンと言った大学のある若者の町で滞在しましたが・・・ふるい町並みがそのまま生きていました。
ダムでは、洋服やさんで、見ていたら・・・周りを女性すり団が取り囲みましたが、掻き分けて出て事なきを得ましたが・・・・体格が・・・違うので~~かなり怖い思いをしましたよ。
奥様、お財布無事でよかったですね、そうあることでは有りませんよね。
先日信州で、給油をしたとき、大阪ナンバーで足元を見られたのかリッター160円(ハイオク)取られましたが・・・ドイツよりは安いんですね。
北海に面した街しか知りませんでしたが・・・オランダも広いんですね。
華さん
運河の横を風車が回って、チューリップが咲き、牛が草を食んでいるといった平和なイメージのオランダですが、さすがにアムステルダムは結構怪しい人たちも徘徊していますね。大柄な女性のすり団というのはイメージするとなかなかすごいものがあります。

日本の場合、県によってガソリンの値段が違いますよね。神戸が妙に高かったのをよく覚えています。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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