Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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成田空港でいつも目に付くのは航空会社の地上職員の多さである。到着したときのバゲージクレームにはANAの職員がたくさん控えているし(たぶん、荷物が到着しないといったトラブルに備えているのだろう)、出発の際には、出国審査場を抜けたところにいるたくさんの地上係員が待ち構えている。彼らはみんな便名と行き先を書いたホワイトボードを掲げて声を張り上げている。「NH201便、ロンドンにご出発の方、お知らせ願います!」といった具合だ。これはちょっと異様な光景である。

先日など、第一ターミナルを歩いていると、「NH6751便、チューリヒ行きの八幡様おられますかあ。」と叫ぶ地上係員が次から次へと現れ、覚えている限り7人もとすれ違った。その間、場内アナウンスも4-5回はされていたはずだ。たった一人の乗客のためにご苦労なことである。

これまで、世界各国の空港を利用したが、こうした光景を見たことはない。まあ、普通に考えれば、乗り遅れるのは客の問題であり、航空会社の責任ではないはずである。日本の航空会社は、乗るかどうかも分からない人を探すために、何人も地上係員を雇っているのだろうか。そのために人を雇って、その費用は結局航空運賃として消費者にはね返ってくるのだ。無駄だなあと思っていたのだが、一つ思い出した。

荷物をチェックインした人が飛行機に乗ってこない場合、これはその人の荷物に爆弾が仕組まれている可能性がある、とテロ対策としては考えるのである。だから、飛行機は、その人本人が乗るか、その荷物を取り出さない限り、飛び立てない。テロが活発になって以来、その辺りの警戒はより厳しくなっている。八幡さんが現れなければ、その荷物を降ろさねばならず、出発が遅れてしまう。だから職員はなんとしても八幡さんを見つけなければならなかったのだろう。ただそれでも、これが欧米ならば、2-3回放送で呼ぶだけで、あきらめ、さっさと荷物を降ろして出発だろう。7人もの職員をそれだけのために利用すまい。

おちこぼれを作らない、日本の会社らしい話ではある。
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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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