Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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「ハーメルンの笛吹き男」。ねずみが増えて困っていた中世のハーメルンにふらりとやってきた怪しげな風貌の男が、笛を吹いてネズミたちを河に飛び込ませることで退治するが、ハーメルンの役人たちは報酬を出し渋る。それに怒った笛吹き男は街の子供たちを笛でおびき出し、どこかへ連れ去ってしまう・・・

この話、私はドイツに来るまでなんとなくしか知らなかったのだが、1268年の6月26日に実際にあった話なのだそうだ。教会のミサで大人たちが出かけている間に130人もの子供たちが蒸発しており、子供たちが誘い出されたとされる通りでは今も楽器の演奏が禁止されているとのこと。実話だと聞けば不気味で薄ら寒い感じがする。

子供たちがいなくなったとされる場所


中世の香りを残すハーメルンの街。徒歩で一時間もあれば見て回れる広さだが、この少し不気味な伝説が美しいこの街に他にはない陰影を与える。史実の真実性はどうあれ、このハーメルンの笛吹き男(ドイツ語では「ネズミ捕り男」と呼ばれる)のおかげでこの街は今も観光地として世界中から多くの観光客を引き寄せ、多くのキャラクターグッズや本を販売している。中心街の歩道にはネズミのマークが印刷され、それをたどっていくと教会など、街の観光名所をたどれるようになっている。

今回ハーメルンに一泊したのだが、街中ではなく、郊外の古城ホテルに宿泊。16世紀に建てられた古城を改装して2004年にオープンした五つ星ホテルで、ベージュの砂岩質の古城の外観とは打って変わって内装はモダンでシック。最新の設備を完備したプールもあり、子供たちも満足。イースター休暇中の繁忙期にもかかわらず家族4人で泊まって一泊140ユーロ(部屋はHotel.comで数日前に自分で予約)。イギリスやフランスの有名な古城ホテルであれば5万円はくだらないことを考えれば大変リーズナブルだといえる。ゴルフ場が併設されており、ゴルフをプレーするのであればなおよいだろう。

Scholosshotel Münchhausen

ハーメルン郊外の古城ホテル

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コメント

ハーメルンの笛吹き男って実際にあった話なんですね?!小学校の文化祭の劇でこの話をやったので、童話か何かかと思っていました。子供ながらに何でこんな気持ち悪い話を劇にするんだろう・・と思っていましたが・・。今ではそれが観光に役立ってるんですねぇ。
ドイツの古城ホテル、私も一度泊まって見たいです!
amyさん
私も童話だと思っていました。でも、実話だったんですね。子供たちが消えた通りにはそのときの状況と日付を書き記した碑銘が埋め込まれています。それを観光に利用する辺りはちゃっかりしているというか、結果的にそれが街を支えているんですよね。皮肉な感じです。

古城ホテル、私も初めて泊まりましたがとても快適でした。中はとてもモダンなホテルで驚きました。車がないとアクセスできないのが不便ですが、お勧めします。
ハーメルンの子どもたちが消えた通りは、
ちょこっと覗き込みましたが、
なんだか怖くて足を踏み入れることができなかったんですよ。
なんとなく暗くて、人通りもなかったし。

古城ホテル、いいですね~!
値段も手ごろなのに・・。
今、どんどんユーロ高になっていて
頭痛いです。
前は泊まれたホテルも、
段々手が届かなくなってしまいます。
これからどうなるんでしょうか?
インターナショナルなビジネスマンのTIさん
為替の動向を教えてくださ~い!
さらみさん
子どもたちが消えた通りは確かに人通りの少ない、殺風景なところでした。なんといっても伝説の現場なのですから、もう少し見せ方に工夫があってもよいとは思いました。

為替動向、私も専門外ですので、分かりませんとしかいいようがありませんが、ここ数年、数ヶ月はユーロは順調に伸びていますね。でも、それ以上に伸びているのがUKポンドです。6年前は160円前後だったのが今は240円前後。5割アップです。株式も消費も不動産も好調で失業率は3%。利上げを予測してさらにポンドが買われ、上がる。欧州はますます住みにくくなりそうです。
初めてイギリスに行った時、
ポンドは300円くらいでした。
それから200円くらいになったところまでは覚えてるけど・・
160円前後のときもあったとは驚きです。
旅行しない限り、庶民にはあんまり為替って
関係なくて気にしてないけど
いろんな要素が加わって上がったり下がったりする様は、おもしろいですよね。
イギリスは、ユーロを導入しなくて
正解だったのかな?
さらみさん
ユーロも導入時は100円から始まり、一時は70円台まで落ち込みました。それがつい5年ほど前のことだったと思います。その後戻して、今は160円台ですから、日本人にとっては同じものが倍に値上がりした感覚ですよね。ユーロで貯金している人にはいい環境ですね。

ただ、おっしゃるように為替は上下しますから、常にリスクはあります。国際ビジネスの現場ではビジネス全体を左右しますのでとても重要です。記録的な経済の好調とポンド高を受けて、イギリス人の多くはユーロを導入しなくてよかったと思っています。ユーロを導入していたら欧州全体の景気と金融政策に引きずられて自国経済の独立性は保てませんから、これだけの好況は見込めなかっただろうといわれているのをよく聞きます。我々欧州でビジネスするものにとってはイギリスだけ通貨が違うというのは管理上(旅行するときも)、色々と不便ですが。
ハーメルン
私も90年代初頭にハーメルンを訪れました。当時はこんな「僻地」まで来る日本人は少なく、街の人たちからじろじろ見られたものです。阿部謹也という一橋大の学長までやった著名な歴史学者が「ハーメルンの笛吹き男」という題名の本を書いています。800年もの昔の中世のハーメルンで何が起きたのか。伝説の真相に迫っています。ご参考まで
もぐらさん
阿部謹也氏の著作、調べて見ましたが、とても興味深そうですね。確かに、笛吹き男は妙な風貌の外国人として描かれていて、ネズミ退治の報酬がもらえなかった裏に差別が絡んでいるだろうことは子供向けの物語からだけでも伺えます。この著作はぜひ読んでみたいと思います。ご紹介いただきありがとうございました。

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1284年、街の子供たちが消失してしまう事件が起こった。このことを題材としたのが、グリム童話でも紹介されている『ハーメルンの笛吹き男』とされる。この事件の真相については様々な見解があるが、統一した結論はでていない。1426年にハンザ同盟に加盟し、商工業の発展が進
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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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