Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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とても暖かな週末は息子の三歳の誕生日。作ったケーキを前に家族でハッピーバースデーの歌を歌ってあげるが、本人ははずかしがって歌半ばでベッドルームに走り去る。娘にはまずなかったリアクションだ。同じ兄弟でも様々な面で性格が異なり、いつも新たな発見がある。

2000年当時、日本からイギリスに移ったとき、まず驚いたのはごみの分別収集がなかったことである。プラスチックであれガラスであれ、生ごみであれ、すべて各家庭に支給される大きなゴミ箱(bin)に放り込むだけだった。収集は週一回である。最近は少し進んで、リサイクルごみと普通ごみは分けるようになった。

アメリカも同様で、私が住んでいた2003年までは分別という考え方自体が存在しなかった。生ごみはシンクの底についているディスポーザーに放り込んでスウィッチを押すとミキサーがごみを砕き、そのまま下水に流された(ジューサーミキサーのような感じだ。とても便利)。そのほかのごみはそのままアパートの外に備え付けられている巨大なゴミ箱に放り込むだけ。収集がどのような頻度でいつされていたのかも私は知らなかった。

ドイツはイメージ通りの分別先進国で、リサイクルごみ、生ごみ、バイオごみ、ガラス瓶、衣料、靴、紙など、細かく回収する。普通ごみの収集は週一回。ペットボトルなどにはディポジットがかけられており、買うときはその分高めに払うことになる。飲み終えた空きボトルを販売店に持ち込むとその本数分お金が戻ってくる仕組みだ。このあたり、外国人が理解するには多少慣れが必要。

先週のニューズウィークには欧州のリサイクルごみ事情についての記事があった。ドイツではリサイクルが数百億円規模の大きな市場を作り出しており、投資も活発。結果としてリサイクルがさらに進むという好循環を生み出している一方、ギリシャなどの南欧諸国ではごみは分別されずに埋め立てられるだけという前時代そのままのスタイルが続いているという。その原因として挙げられているのが国民性の違いというのが興味深い。規則を厳格に守るドイツ人に対し、規制を嫌うギリシャ人にごみのリサイクルを奨励するのは難しいとのEU担当官のコメントが載っている。イギリスでも同様の理由でリサイクル率が欧州最低に留まっているらしい(これもうなずける)。EU全体として今後リサイクル率の向上を目指すとのことで、そのためには罰則規定の制定と、リサイクル事業がお金になるのだということを知らしめて民間の協力を促すというアメとムチの政策が必要になると記事は結んでいる。
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コメント

ご無沙汰しております。
ドイツはリサイクル先進国ですね。ペットボトルを返すとお金が戻ってくるとは。分別の種類もたくさんあるんですね。バイオごみってどんなものなのですか・・?
amyさん
こんにちは。ペットボトルを返すとお金が返ってくる仕組みはいいのですが、面倒くさいというのが本音だったりします。でもドイツ人はみんな返却カウンターに列をなして並んでいたりして、まじめです。バイオごみというのは、庭の土や木の枝などのごみのことを指します。ガーデニングなどをすると出ます。「生物分解可能なもの」という定義のようです。
スイスでは、普通のゴミを出すにもお金がかかります。35lのゴミ袋(一枚約200円)に指定のシール(一枚約250円)の有料シールを貼って出すので、大変な出費です。当然、節約しようという気持ちが生まれ、ゴミを出さないようにするのは勿論のこと、分別できるゴミは分別しようと回収所に熱心に通うようになりますね。国民の意識付けを目差すにはある程度こういった政策も必要なのかなぁと。。
ハイジさん、
一袋250円とは高いですね。そしてとても面倒ですから、当然ごみを捨てにくくなりますね。そういう意味では有効な政策と言えるでしょうが、国民みんなの意識が高くないと実現できないでしょうね。イギリスやアメリカでは当面無理そうです。

ただ、スイスのように煩雑だと、だらしない男の一人暮らしだと、ごみを捨てるのが面倒で部屋がとてつもなく汚くなってしまいそうですが・・・

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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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