Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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ロンドンの中華街が取り壊される計画に地元中国人が猛反発」という見出しに「!?」と思い、よく記事を読んでみると、ロンドン中心部レスタースクエアのいわゆるあのチャイナタウンではなく、ロンドン北部コリンデールにある「オリエンタルシティ」が取り壊されるということらしい。このオリエンタルシティ、街ではなく、アジア食品などを売るモール街である。ロンドン在住の日本人には馴染み深い存在で、かつては日本食スーパー「ヤオハン」を中核店舗に、旭屋書店、山崎パン、サンリオショップ、すし屋、日本人向けクリーニング屋などが並び、隣には古本の徒波書房もあるという、いわゆる「ジャパンタウン」だった。最上階に中華レストランが二つあり、どちらにもよく足を運んだ思い出がある。

90年代後半の「ヤオハン」の倒産後、経営権は中国だったかマレーシアだったか、他のアジア系に移り、21世紀に入ってからは日本色は徐々に薄れ、逆に中国色がどんどん強まっていったものだ。2005年に何年かぶりに訪ねたときには、旭屋書店はすでになく、クリーニング屋さんも姿を消していた。当時はたくさん見かけた日本人家族も激減。モールはほぼ中国系に占拠されていた。

バブルの頃に急増したロンドン在住の日本人の生活を支えていたヤオハン。バブル崩壊後の地価暴落が原因となって倒産。同時に日本経済の凋落とともに、日本人駐在員家族の数も減っていった。人口減少に陥った日本のモールが、中国勢に取って代わられていく様は、日本と中国の未来を先取りして暗示しているようで、あそこに足を踏み入れるたびに言い知れぬ不安に駆られたものだ。
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コメント

上海のジャパンタウン
初めまして。
いつも興味深く記事を読ませて頂いております。
私は上海で現地採用として働いていますが
こちらは日本人・韓国人の在住者が年々増えて
おりますので「ジャパンタウン」「コリアンタウン」なるものも比例して広がっています。
中国人も販売者・雇用者としてだけでなく
消費者としてお店を利用する事が定着しつつ
あるようです。

私自身は日系企業に就職しまして、留学時代の
ように各国の人々と色々な方面で関わる事が激変しました。
そのような時間を作らないと海外にいる意味が薄れてくる…と
最近強く感じています。
Shangziさん
初めまして。上海は外国人の数が急増しているようですね。私自身は残念ながら訪れたことがいまだありませんが、友人が何人かすんでいるのでいつか行きたいと思っています。海外に住んでいながら日本人社会にどっぷりつかって生活する、というのは確かに、貴重な体験を逸しているという面はあると思います。能動的に自分で動くかどうかがポイントだと思いますが、問題意識を持ち続けることが大事ですね。
田中宇の国際ニュース解説からの引用~
http://tanakanews.com/
------------
世界が多極化していく中で、今後日本が採り得る選択肢はいくつかある。一つは「アメリカは覇権が縮小しても依然として世界の大国群の一つであり続けるだろうから、日本は従来どおり対米従属を続け、多極化は無視し、中国やロシアとはなるべくつき合わない」という、積極的にアメリカの従属国を続ける道がある。日本人には、中国やロシアは信用できないと思う気持ちが強いので、彼らとつき合うぐらいなら、アメリカとともに沈下していった方がましだという考え方が成り立ちうる。

しかし今後、経済発展の中心はアメリカからアジアに移っていくと予測されるので、どこかの時点で、日本はアジアに対する独自外交を始めることが必要になる。そこで2番目の道が出てくる。

2番目の道は、アメリカへの従属を制限し、独自のアジア外交を始めることである。戦後の日本は実質的な「外交」をほとんどやめて対米従属一本槍になっているが、これを戦前の自立した外交や覇権拡大をやっていた状態に戻すということである。

-----(略)-----

東アジアと東南アジア諸国のほとんどは、中国人の影響を強く受けている。インドネシアやマレーシアのように経済を華人に握られているか、シンガポール、タイ、フィリピンなどのように中国系の政治家が影響力を持っている。朝鮮とモンゴルは分断され、半分は中国の影響下にある。

そんなアジアの中で、日本は、中国系の閣僚がおらず、経済を華人に握られていないほとんど唯一の有力な国である。アジア諸国は、中国だけがアジアの覇権国である状態は「中国単独覇権体制」になるので嫌だと思っている。中国系ではない有力国として、日本の影響力の拡大は歓迎されるはずである。
------
ちょっと堅い話になりましたが、欧州を含め世界中で中国・中国人の影響が増している中で、以前から中国系色の強い地域・国では、逆に、日本・日本人の存在感が増していくと私は思います。
aoさん
「田中宇の国際ニュース解説」、私も以前からメルマガを購読しています。国際ニュースを独自の鋭い視点で切り取り、ニュースの裏の裏まで読もうとする解説が新鮮ですね。中国の勢力が増せば増すほど、そのバランサーとしての日本の存在が重要になるという政治力学は理解できます。一方で、中国が台頭するまでは日本が唯一のアジアの大国だった時期が長くあったわけですが、アジアには日本の覇権は及んでいません。過去の歴史があったので政治的には難しかったわけです。その代わりに経済力でアジアを実質上制覇しました。ここ10年ほどは日本が経済力で衰えを見せ、中国が台頭、政治力でも軍事力でも日本は中国には対抗できるほどの力は無く、アメリカに頼らざるを得ない現実があります。人口も減少しつつあり、国の総合力の衰えが心配される中、日本が中国に対抗できるのはナイ教授が言う、軍事力ではないソフトパワーなのかもしれません。軍事力と人口で周囲を圧倒する中国に対し、日本に親しみを持ち、味方と感じてくれる国をアジアや世界に増やしていってもらいたいものです。


フッと思うのですが、海外にいても、現地の言葉を知ることも無く、一般の人と交わる機会も少ない・・これは日本人の安全性を求める国であったり企業で有ったりの結果も大いに関係が有ると思います。
人間が生活をしていて、絶対は有り得ないと思うのですが、やはり危機管理・・・大事なんでしょうね。
娘がルーマニアにいた頃、在ルーの日本人の中で、駐在さん、外務省、学校関係の皆さんは、殆どの方が、バスに乗ったり地下鉄に乗ったりしたことが無かったようです。娘の生活を知り・・・もう・・・ビックリされて・・・。折角ですのにね。人間て、そんなに母国によって違いが有るんでしょうかね~~~?
華さん
一般的に先進国から来た人ほど発展途上国では一般庶民から距離を置いて生活をする傾向があります。アメリカ人と日本人はその最たる例でしょうね。どちらも世界一豊かで便利な国ですから、地元の不便さに慣れることができないし、母国での生活レベルを守ろうとします。特に企業や官庁など派遣されてきている人は3-5年で帰国することがはじめから分かっていますから、地元に溶け込もうというインセンティブが働きません。その点、自分の意志で海外に住んでいる人は意識が大きく違うと思います。
確かにわたしもてっきり、レスタースクエアの脇のチャイナタウンだと誤解し、それにしてはなぜ『オリエンタルシティ』?と思いました。これですっきりです。2000年から2002年くらいにロンドン北部に住んでいた頃よくお世話になりました。当時、ロンドン中心部にある日系スーパーで買うよりも割高だと、日本人の間でささかかれていました(笑)。同じ建物内のうつわの館という和食器やさんによく立ち寄ったのを覚えています。
PS 初めてお邪魔し、コメントしました。私は東京→イギリス7年→北京半年です。
salsa-dip-floppyさん
初めまして。私も2000年から2001年までロンドン北部に住んでいましたので、ダブっていますね。どこかでお会いしていたかもしれません。和食器屋さん、ありましたね。覚えています。今もあったかな・・・?。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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