Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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日曜日にモナコから戻ってからしばし更新が途切れてしまった。出張で週末を丸々つぶした疲れもあったし、そうなると書くテーマが思い浮かばなくなる。書こうとして夜PCに向かってもそのまま睡魔に襲われる。それ以外にもいろいろと会社がらみで状況に変化があり、そんな中今日は日帰りでロンドンに出張。なかなか時間的にも精神的にも余裕がない今週だった。

とはいえ、ロンドン出張の間に私の中でビジネスについてある考えがまとまり、自宅に戻ってからそれを具体的な行動に移す、というブレークスルーがあった。今は一種の精神的高揚状態にあり、今朝は早朝五時おきだったにもかかわらず午前三時の今もあまり眠気はない(疲れは感じるが)。

仕事人間だと思われるかもしれないが、仕事は人生の一部だし、正念場というのはあるものだ。時にはこうしたライフスタイルもやむをえないと思っている。ただ、家族への思いやりや自分の健康とのバランスといったものは常に気にしなければならないだろう。

モナコで会ったオランダ人は、モーレツ社風で知られる韓国企業に勤めている。一般的にオランダ人もヨーロッパの中ではハードワーカーに入ると思うが、彼の働き振りを聞くと、なかなかうちの会社にはいないなと思わせるハードさである。これはやはり社風に影響されているようで、聞くと韓国人駐在員はさらにハードなのだそうだ。そんな韓国人を上司に持つ彼はかなりのプレッシャーを感じているようだ。

日本人も韓国人のように働くのか?と訊かれたが、20年以上前ならそうだっただろうと答えた。今の韓国や中国は、かつての高度経済成長の頃の日本のようなハングリーさと、将来への夢を持っているのではないだろうか。日本社会はある意味欧米のように成熟化したのか、かつてのようにがつがつと前に進むタイプの人がいないように思う。最近の日本人には多少のゆとりがあり、私生活とのバランスも重視されつつあるのかもしれない。

もしこのことが原因で日本企業がアジア勢に対して競争力を失っているとすれば、我々日本人はこれから意識をさらに変え、欧米のようにライフバランスを重視しながら業務効率を上げることで経済的な競争力を保てるように社会の仕組みを作っていかなければならない。
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コメント

日本社会の成熟
<日本社会はある意味欧米のように成熟化したのか>
確かに日本でも、特に若い世代は”ゆとり”を価値観として持つようになりましたが、私が感ずるところ、欧米の市民のゆとりは、それぞれの社会の中で外国人をうまく使っている要素があると思います。アメリカで言えば、科学者や、芸術家のように育成に金がかかり、投資効率の悪いリスキーな職業には外国で教育を受けた人材を活用しているといったように。
日本の社会ではそれが出来ていなくて、みなが”ゆとり”だけをまねしたのでは、国際的にじり貧になるような気がしますがどうでしょうか。
日本は、移民後進国として、欧米の社会構造を研究し、弊害を避けながら人材の輸入を考える時期に来ていると思いますがどうでしょうか。
がむしゃらに働いて、働くことに満足できた時代が過ぎ・・・成熟と言うよりも、疲弊した企業が増え・・仕事人間が、家庭を振り返ると、自分の立ち位置がつかめず、熟年離婚で、家族から見放される・・・。
団塊の世代・・・。出来れば、広い視野を持ち、家族を大切にして、自分の仕事も充実する、そんな生き方をして欲しいと思っています。
主人は、厳しいビジネスの世界に生きて、家族より企業での評価を大事にして、ゴルフ、マージャンに休日を使い・・・それが一番家族にとって良い結果をもたらすと思っていた、それが、違うという事に気が付いて欲しいと思うのだけれど・・・・。
まあ、主人の楽しみでも有るから・・・良いのだけれど・・・。息子はマイホームパパで良いと思っている。まあ、全てバランスでしょうけれど・・・・。
spaceglowさん
「欧米では外国人をうまく使っている」というご指摘ですが、確かにイギリスやアメリカ、フランスなど移民社会ではいわゆる低所得の3Kの仕事は有色人種が担っていることが多いです。ドイツではポーランドやトルコですね。これには色々批判もありますし、フランスでは暴動の一因にもなりました。こうした社会構造が白人を中心とする社会の豊かを支えているということはあると思います。かつての帝国主義のように、植民地から搾取して自分達が潤うという構図の延長のようにも思えます。

ただ、私がここで言っているのはあくまでビジネス界におけるゆとりであり、これは欧米の企業が「仕事量」ではなく、「ノウハウ」や「知識財産」といったもので稼いでいるということに起因します。例えばフィリップスというオランダの巨大家電企業がありますが、ここは自社では生産設備をほとんど持たず、すべてアジアで作らせています。彼らにとっての儲け所は特許、ライセンスといった知的財産であり、「生産」ではありません。そうなると働いて価値を生み出すことは労働時間には比例しません。日本企業もこれからはそうした脱皮をできたところが勝ちのこるのだと思います。
「家族より企業での評価を大事にして・・・それが一番家族にとって良い結果をもたらすと思っていた」 この理屈は分からなくもありませんが、おそらくこれは「会社に尽くしていれば会社が社員を守ってくれる」というかつての日本企業なら当てはまったのかもしれません。終身雇用が崩れ、実力で評価される現代にはそぐわなくなってきているように思えます。息子さんはマイホームパパとのこと。息子は父親をある意味反面教師として育つのでしょうか。おっしゃるように、バランス感覚が大事だと思います。
ちょっと恥ずかしいのですが、私の会社に対する本音は、①クビにならなければ合格 ②できるだけ家族に会う時間を増やす ③健康維持 の3つ。
給料や成果や達成感などは、上の3つより優先順位が下だと思っています。これは、私の事ですので、いやそれは違う、おかしいといわないでくださいね。しかし、これでは、まるで、私が学生の時分から大嫌いだった公務員(お役人)そのものというのは、なんとも皮肉なことです。
aoさん
人によって価値観は様々ですね。最近の日本ではaoさんのように私生活を重視する人が増えていると思います。でも、1については、お役人と違って企業はパフォーマンスで評価される度合いが強まっていますから、公務員よりも厳しいのではないかと思いますよ。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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