Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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パリの郊外などを車で走っていると、スーパーマーケットを核として様々な大型店舗が軒を連ねる巨大なショッピングセンターによく出くわす。ハイパーマーケットと呼ばれるこのショッピングセンターの形態は、アメリカにはよくあるのだが、こちらヨーロッパではフランスで最も一般的である。

こちらに住む日本人の間で、たまに各国のスーパーマーケットの話になったりする。各国のスーパーについて複数の人の意見を総合するとこんな感じだ。
私の周囲で最も評判がよいのがフランス系のスーパー。Auchan (オーシャン)Carrefour (カルフール、世界第二位)Intermarche(インターマルシェ), Cora(コラ)などは郊外の広大な敷地で通常のスーパーの枠を超えて広大な売り場で幅広い商品群を扱っている。売り場は明るくてきれいで食材が豊富。ワイン、チーズなどの品揃えでは間違いなく世界一だろう。魚介類が豊富なのも日本人には好評。陳列も華やかで、買い物したくなる雰囲気を持っている。

逆に評判がかんばしくないのがドイツのスーパー。Kaiser’s(カイザース), Real (レアル)Edeka(エデカ), Aldi(アルディ)などがメジャーどころだが、ふた昔前の日本のスーパーを思い出させる。売り場は狭くて暗く、食材の種類は乏しい。豊富なのはソーセージのチョイスだけ。商品陳列が質素だし、野菜や数少ない魚は新鮮に見えずに買う気をそそらない。

イギリスはスーパーによってクラスが明確に分かれているのが特徴。Marks & Spencer, Waitroseは高級で素材も厳選されており、Tesco(世界第三位の規模), Sainsbury'sは値段は手ごろで大衆的だ。 普段はTescoで買い物するけれども、たまにM&Sで高級食材を買う、などというライフスタイルがあるのがイギリスだ。

知り合いのドイツ人に、ドイツでスーパーならどこのチェーンが良いのか訊いたことがある。答えは「ドイツのスーパーはどこも良くない。やはりフランスだ。」と。ドイツ人でもフランスのスーパーをうらやましがっているのだ。

ではドイツにフランスのスーパーが進出したら大人気となるのかといえば、そうでもなく、過去に何度かフランス系のスーパーがドイツ進出を試みたが、失敗している。世界一の売上を誇る米国のウォルマートもドイツで数年苦戦した後、先日とうとう撤退を発表した。

その結果、フランスのCarrefourやAuchan、イギリスのTescoなどはみんなドイツをスルーして東欧に進出しており、チェコやポーランドに行けば大きなこれらのお店を見ることができる。一方ドイツのスーパーはAldi やLidl(リドル)などがベルギーやイギリスなどで格安スーパーとして低所得者層を対象に一定のポジションを獲得している(Aldiは米国にも進出している)。

「ドイツ人は食材などにこだわりがあまりなく、お金も掛けない。だからドイツではフランス流の豊富な品揃えや新鮮な食材、きれいな陳列は受けない。」と言われるゆえんである。(日本人だけでなく欧州人からも同様に言われている。)
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コメント

ドイツは大型スーパーは少ないんですか・・?
フランクフルトに一度行っただけなのですが、とても都会な雰囲気だったので、きれいで巨大なスーパーがあってもよさそうな感じでしたが・・。
イギリスに行ったときはMarks&Spencerのちょっと高級な雰囲気にわくわくしてしまいました。(私が女だからでしょうかね?)

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします!
ふた昔前という表現がビジュアル的にわかりやすく笑ってしまいました。カルフールは当地でも大型店が2,3ヶ所あります。ドイツ人は倹約家が多数派なんでしょうね。日本のコンビニなら流行りますかね。
ドイツのスーパーは、どんどん悪くなってるみたいな気がするんですが・・。Realはともかく(日本食売ってたので、お気に入りでした。暗いけど、広いし)EdekaやAldiは、買い物する楽しみが全くなくてがっかりです・・。新鮮なものを手に入れたかったら、小売店やマーケットに行くのが一番ですね!
amyさん
今年もよろしくお願いします。

ドイツにも大型スーパーはあるにはありますが、どちらかといえば地域密着型の小型店舗が中心です。大型のところ(Metroなど)は会員制だったりしますね。

ドイツは確かに都会的で洗練された建築物も多いですが、スーパーは時代に取り残されているような印象がありますね。わくわくとは程遠いです。

M&Sはとても高いですが、食材なんかも食欲をそそるというか、パッケージなんかを見てももっと買いたくなりますよね。そういう工夫がドイツではまったく欠けていると思います。
aoさん
カルフールはアジア進出に早くから力を入れていましたよね。日本では失敗しましたが。

日本のコンビニがスーパー並みに安ければ人気が出ると思います。日本のように高いと苦戦するでしょう。でも、その前に営業許可が出るかどうかですね。ドイツでは夜8時以降と日曜は原則営業禁止ですから。
さらみさん
さらみさんがドイツにいたころはもっとましだったんでしょうか。それでも夜の営業時間はここ数年でだいぶ延びましたが(今は夜8時まで)。ドイツはALDIが飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びておりまして、オーナー兄弟はドイツの長者番付のトップ3に入るほどです。でも、ALDIの店舗を見ると、どうしてこんな店がそんなにはやるかなと正直思います。安くていい物を置いているといえばそうなのでしょうが、買い物したくなるような雰囲気ではないですよね。そんなALDIがすごく伸びているドイツですから、全体のクオリティも推して測るべしですね。
セビリアのスパーマーケット
私も各国を旅行した時、スーパーマーケットには興味があり、出来るだけ買い物をするようにしています。
スペインのセビリアでのこと、旧市街に隣接する新しく建築されたアパートメントを借りたことがあります。
この地域の居住者対象と思われるグローせりーストアで食料品を買いました。店舗の広さ、駐車場、食料品の豊富さなど、どれを見ても豊かさを感じました。
私が泊まったアパートメントも、入室キーや、駐車場のセキュリティーゲートは、ICカードをかざすだけで開くようになっていて、最新の設備が備わっていました。
高速道路も、新しく建設された内陸部の道路は、アメリカやカナダ式に双方向がデバイド構造になっていて、十分なの広さの中間地帯や路肩があり安全な構造になっていました。
スペインというと世界遺産や、古い民族文化が衝突している国と見勝ちなのですが、現代的な生活が便利に出来る国と思いました。
Spaceglowさん
各国のスーパーでなるべく買い物をされるとのこと、各国の生活を垣間見るにはとてもよい方法ですね。なかなか普通の観光ではできないと思います。スペインのスーパーは私はあまり知りませんが、大型店舗ならカルフールなどフランス系がたくさん進出していますね。ローカルで小型のスーパーもたくさんあります。スペインも食材にこだわるお国柄ですし、野菜や果物の輸出国ですから、食材は豊富だと思います。

スペインはドイツや北欧のようなハイテク立国でこそありませんが、生活のインフラ水準は低くはなく、色んな意味でバランスの取れた国と言えると思います。
今年もよろしくお願いいたします^^。
ドイツで受けない他国籍のスーパー、、不思議ですね。↑理由は、解からなくもないですけどね。
ところで、豪州にあるウールワース(英国にもあるかな?!)は、庶民のスーパーで、同じ庶民のスーパー(もしくはデパート式のスーパー)でもディヴィッド・ジョーンズなどよりも格下でしたが、それが南アとなると、ウールワースは、スーパーの中では、高級志向のものとなっていました。同じような品ぞろえでドバイにも出ていると聞きました。南アにもマクロがあり、やはり会員制ですが、こちらは、woolworths に比べて、もっと庶民的でしたね・・・。
同様に、ご存知と思いますが、セーフウェイは、ヨルダンでは、”デパート”として高級感のあるスーパーとされていました・・・・。ところかわれば、、、なのですが、同時に、同じ会社・スーパーでも、その場所によって、雰囲気を変えている点も面白いなあと思いました。TIさん、さまざま国を比較体験できて、いいですね~!、これからもいろいろ教えてくださいませ。
宇宙和里さん
本年もよろしくお願いします。Woolworthsはオーストラリアとはまた別に英国資本のスーパーもあってイギリスではよく知られています。高級路線ではなく、食品以外のものをたくさん扱っているディスカウントスーパー的な感じですね。Safewayはアメリカ資本のスーパーですが、ヨルダンではスーパーではなくてデパートなんですね。うーむ、ところ変わればです。

結局、どの会社も自分たちのフィールドの外によいビジネスが転がっていると思って手を出したいんだけれども、すでに出来上がったブランドイメージを覆して他のビジネスに進出するのは難しいため、そうしたイメージが定着していない外国で新ビジネスに進出する、という例はたくさんありますね。オーディオのケンウッドはドイツではむしろ台所家電用品のブランドとして知られているなんて例もあります。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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