Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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今日は朝7時のフライトでポーランドのワルシャワへ。と思ったのだが、飛行機に乗り込んでからテクニカルプロブレムということでなかなか離陸せず。しばらく待つうちに眠り込んでしまった。離陸体制に入って目が覚めたのだが、暗かった外がもう明るくなっているのに驚き、時計を見るとなんと9時である。なんと2時間も足止めを食らっていたわけだ。

氷点下の雪景色を覚悟していたが、ワルシャワ・フレデリック・ショパン国際空港の気温は7度で雨。空港のアライバルロビーは異様な混雑で、どうしてだろうとポーランド人スタッフに聞くと、里帰りだという。つまり、外国に出稼ぎに出ている労働者のクリスマス帰省ラッシュなのだ。

こんな逸話がある。
ポーランドがEUに加盟する前、イギリス政府はポーランドからの移民は初年度5万人と見込んでいた。ところがふたを開けてみると移民の嵐。結果的に初年度だけで60万人がイギリスに流入したという。彼らの多くは英語を話すことができず、単純労働に従事している。ヒースロー空港の西側のSlough (スラウ)という街にポーランド人の大きなコミュニティが形成されており、その数は30万人とも40万人ともいわれる。800万のロンドン人口の5%。ロンドン在住の日本人が3万人と言われているから、その数たるや比較にならない。

EU加盟後のポーランドからの人口流出は200万人に達するといわれている。ドイツでも多くのポーランド移民が単純労働などについており、たとえばドイツ名物のホワイトアスパラガスはポーランド人労働者なしでは収穫不可能だといわれているほどだ。

ルーマニアとブルガリアのEU加盟が秒読みだが、西側諸国は第二のポーランドを警戒しているのは隠しえない本音だ。イギリスでは、ポーランドについては第二次大戦前後に多くの移民を受け入れた過去があり、比較的親近感を持っているが、ルーマニアなどの旧共産諸国についてはなじみが薄く、拒絶反応が強いと予想されている。加盟国内での人と物の移動の自由を認める崇高なEUの理念だが、それがかえってナショナリズムを喚起する結果となっているのは皮肉なことである。
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コメント

さすが国境の無いヨーロッパのお話し・・・
ルーマニア人は、既に、イタリア、スペイン、フランスと出稼ぎ人口が多い国です。
国の豊かさが問題でしょうか?それとも、気候でしょうか?
ジプシーも気温に合わせて、移動しているようで・・・。ドイツはジプシーは?
トルコも、ルーマニアも、ジプシーは沢山いましたね。
出稼ぎでは有りませんが・・・・。
華さん
ルーマニアはまず人口が多いですよね。国も豊かとはいえませんので、出稼ぎも多くなるのでしょう。ジプシーはイタリアには結構いますが、そういえばドイツで見かけたことはありませんね。先日ポーランド人もルーマニアからのジプシーの流入を心配していました。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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