Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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普段イギリス人やオランダ人、ドイツ人なんかと外国の話をしていて、時々こんな表現を聞くことがある。たとえば、中国やロシアでDVDの海賊版が大量に出回っているという話題になった時、”That country is not civilised enough.”、 ”Civilisation is required.” (civilise=文明化する) などと言う。つまり著作権を無視した行為が横行する国を「文明化が遅れている」と揶揄しているわけだ。
たいていは冗談っぽく使われるので、シリアスではないのだが、それでも、こうした表現の裏には、自分たちは進歩した文明国家だけど、彼らはまだ前世紀を生きているのだ、といった感じの、西欧の無意識の優越感が見え隠れする。

私の知り合いの、ヨーロッパでの生活が長い日本人が、「ヨーロッパでは、日本人が外で食事するときなどには、ラフな身なりは避けて、なるべくきちんとした恰好をするほうがよい。そうでないと発展途上国の出身者に間違えられてなめられる。」と話しているのを聞いたことがある。これも、外見や服装で身分を(半ば無意識に)区別するヨーロッパ人に、好印象をもたれるための対策の一つといえるが、ラフな恰好の人ばかりのアメリカではちょっと考えられないことかもしれない。(ヨーロッパの人にとってはアメリカでさえデリカシーのない野蛮な国である。)

差別や区別意識が強い、誇り高き欧州。たとえば日本が死刑制度を続行しているなんていうことが話題になるたび、「日本はcivilisationが遅れている」などとヨーロッパの人に思われているのではないかと思って落ち着かない。欧州は私の心のどこかに常に緊張を強いるのである。

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コメント

「無意識の優越感」感じますね~。
根拠もなく、実際のことは知りもせずに
(知ろうともせずに)
ただ優越感だけ持っている人もいて
そんな人を見ると「無知だな~」と
感じてしまうのですが・・。
さらみさん
こちらにしばらく住んでいると、だんだん感じなくなってしまうのですが、たまに中国やインド、アフリカなどの話になると、言葉の端々に見下した感じが出ることがあります(日本人も人のことは言えませんが)。日本のことは・・・昔に比べると見下すという感じはだいぶ薄れていると思いますが、電子立国で何やら進んでいてすごそうだけれども理解不能な奇妙な国、といったイメージが一般的ではないでしょうか。
私の前ではあまりはっきり言う人はいませんが、見下しと畏怖、羨望が入り混じった微妙な感じですかね。
とても難しい問題ですよね。
まだ食事と衣類のバランスに意識が必要なんて・・・と思っていると、日本でも≪場違いな格好≫って問題になる事もありますよね。アメリカは、かなり自由な選択もOKなんでしょうけれど・・。
しかし、ヨーロッパで売っている地図・・日本なんて・・・誰も見ていない??くらい地球の端ですよね。ルーマニアでは中国は何となく分かっても、日本は知らない・・これは普通ですよね。
多分ヨーロッパにおける日本は、同じような認識なんでしょうね。(殆どご存知無い)
トルコの人は、場所を知っていましたが・・・・。(私が聞いた人ですが・・・・)
ほんの5-6年前までは当地シンガポールの中国系の人は誰でも、自分たちは大陸の中国人と混同されたくないということを言っていました。それは、やはり「民度」が低いという認識があったからです。ところが、近年、中国の富裕層が激増してきました。今では、大陸の中国人を馬鹿にするシンガポール人は、非常に少なくなった感があります。

9月に上海に行ったとき、あらためて実感したのですが、上海の中国人は顔が日本人にそっくりで、香港やシンガポールにいる中国人より顔が日本人に似ています。

ヨーロッパでは、中国や日本に行ったことのある人は、一握りでしょうから、中国人と日本人に民度の差があったことすら知らないヨーロッパ人もこれから増えてくるでしょうね。
ここはかなり外見で判断される国だな~と思います。楽しむ程度ならいいのですけれど。
すべて人間は優越感がないと生きられないのでしょうかね~英人、伊人などに囲まれていると、そう感じます。日本国内の場合はそれがいじめの方向になってでてしまうのでしょうか?
aoさん
中国人同士の中での「民度の違い」ですか。興味深いですね。そういう意識、分かるような気もします。特に中国は貧富の差が激しいですから、裕福な都会人にとっては、貧しい人たちと一緒にされたくないという思いはあるでしょうね。

ヨーロッパ人にとって、中国、韓国、日本それぞれを見分けるのは至難の業です。どう見分けるんだと聞かれれば、服装と髪型で見分けるよう、私は言っていますが、それも最近は難しくなってきました。
華さん
日本の場所、Far Eastといわれるくらいですから、ヨーロッパの人は知らない人が大半ではないでしょうか。日本の都市の名前も、東京と京都以外は知らない人がほとんどでしょう。それが現実ですね。まあ、日本人も、ルーマニアがどこにあるか、正確に言える人は少数でしょうからお互い様ですが、もう少し存在感がほしいですね。
castagnaさん、
人間優越感がないと生きていけない、これはおそらく真理ですねー。でも、ヨーロッパは歴史的な背景もあり、ひときわ優越感が強いように思います。それが「誇り」という形で昇華している場合もあるのですが、単に他への見下しとして顕れる場合もあるということですね。いじめは最低ですね。そういえば、ドイツ人は、この傾向が比較的弱いかもしれません。やはり世界大戦の苦い教訓がそうさせているのでしょうか。

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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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