Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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CNN Newsで見つけた記事

~ブリュッセルで23日開幕した欧州連合(EU)首脳会議で、フランスのセリエール欧州産業連盟(UNICE)会長が英語で発言したことにシラク大統領らが「不快感」を示す形で、一時退席する一幕があった。

少し前、こんな記事も新聞の片隅にあって気に留めていた。

~仏控訴院、社内文書「英語だけ」は違法・米GE系に賠償命令

最初の記事は、セリエール氏は、33カ国でビジネスを行う団体の代表として、あえてフランス語から英語に切り替えて発言したが、それにシラク大統領らが不快感を示したということ。二番目の記事は、アメリカ企業のフランス子会社での社内文書が英語だけだったのをすべてフランス語に翻訳するようにフランスの最高裁が命じたもの。

インターネットが普及しだした90年代後半に、やはりフランス政府が自国内のHPの作成にはフランス語を使うように規制をかけたということがあったが、こと言語に関してはフランスの反応というのは常に「保護主義」「フランス至上主義」である。英語の隆盛にそれだけライバル意識と危機感を抱いているということだろう。

私が中学一年の時、地理の授業で「フランス語は商業の標準言語」「ドイツ語は医学界の標準語」と習った覚えがある(本当か?)のだが、20数年を経てどちらの業界も昨今は完全に英語が席巻している。

上のシラクの一幕はEU首脳会議の場でのことだったが、将来、アジア経済圏が統合されたときにアジアの首脳は何語で話をするのか。もし日本人が中国語でスピーチをしたら、日本の首相はやはり不快感を示すのか。

それとも、将来のアジア連合での公用語が英語になっていることも十分ありえる。実際、私が普段アジアの企業や友人と話したりするときは必ず英語だ。

国際ビジネスの世界では商談や交渉ごとはたいてい英語でやらなければならない。学会でも英語で論文を書いて発表しなければ世界に認めてもらえない。そう考えればアメリカ人やイギリス人は非常に有利だ。母国語が公用語として通用することは大変な国益。だからこそフランス人がフランス語の復権にやっきになるのだ。

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コメント

そうですね、ゴーンさんは、英語でした。
トルシエさんは、フランス語でした。

フランスで、フランス語意外でフランス人に話しかけても振り向いてももらえなかった。
フランスのメニューは、分からない。
損してますよね、フランス。
日本人なんか、いろいろOKですものね。
Webでよく、ヨーロッパの宿泊施設を探すんだけど 地方にいけばいくほど、英語で書いてあるのが少なくなって、それはドイツもフランスも同じみたいです。私はフランス語が全然わからないので、もうその時点でお手上げ。

でも、個人レベルでは、フランス人でも嫌がらずに英語を話してくれる人はたくさんいますよ。
みんながみんな、フランス語以外はお断り!ってわけではないと思います。
華さん、

確かにフランスは欧州の先進国では比較的英語が通じない国で、損をしている面はあると思います。ただ、それでもフランスは世界で一番観光収入が多い国の一つ。最近は外資の受け入れにも積極的で、外に開かねばならないという姿勢も見え隠れし、国として難しいバランス選択を迫れられているということでしょう。
さらみさん、

私の感触では、フランスのほうがドイツより、英語が通じない率は高いように思います。私もフランス語はほとんど分からないので、お手上げです。

ただ、おっしゃるように、フランス人も英語は上手な人はたくさんいますし、ビジネスの現場ではフランスでも英語はかなり浸透しているのは確かです。フランス政府の意向にかかわらず、この流れは今後も加速していくでしょうね。



イタリアというよりローマは観光名所以外はなかなか英語が通じません。イタリア人にとっての第二外国語はフランス語みたいで、こどもにフランス語を教える傾向があるように思います。(文法や単語が似ているから、ということもありますが)

世界の共通言語はやはり英語になっていくのでしょうか・・・共通言語があったほうが便利ですが、各国の言葉がちがうところに、文化が表れているのは確かだと思うのです。それは大切にしていくことも大事ですが、それに固執しすぎるのも問題ですね。
Castagnaさん、

イタリアもあまり英語が通じませんね。私も仕事でイタリアのお客さんを訪ねることがありますが、現地の営業マンに通訳をお願いすることがたびたびあります。これはフランスも同様ですね。

世界の共通言語ですが、「世界共通の第二外国語」として使われていく頻度はこれからも増えると思います。フランスは、それに真っ向から対抗しようとしていますが、形勢は不利ですね。他の言語はなから国際語としての地位はあきらめているところがありますから、フランスほど意地にはならないのでしょう。

今後は中国語が急速に台頭するという見方もありますが、そうだとしてもあくまで第三外国語。私が生きている間は英語が主流だと思います。
お久しぶりです。
カナダでは、英語・仏語の両方に触れる機会が多いわけですが、実際、両方の言語を公用語としている州は、東部のニュー・ブランズウィック州だけなのだそうです(意外にも)。もちろんモントリオール、ケベックシティでもフランス語を話す人はたくさん居ますよ。移民の方などには英・仏・自国語のトライリンガルのひともたくさん居ます。
一方で西部のブリティッシュコロンビア州や私達の住むアルバータ州では英語が圧倒的に優勢ですね。お隣は”ブリティッシュ”と州名についていますしね。
言語にかぎらず地域ごとに異なる文化が組み合わさっているため、それを「モザイク文化」と呼んでいますが、そんな多様性をまとめられるのはやっぱりカナダではアイスホッケーのようです。
Masaakiさん、

ケベックもフランス語、英語両方が公用語だと思っていましたが、違うんですね。フランス語だけなのかな。カナダは子供を英仏のバイリンガルにするためのイマージョン教育が有名ですね。

ヨーロッパや南米では「サッカーは世界の共通言語」と言われますが、カナダの場合はホッケーというわけですね。
補足です。
カナダの公用語は基本的に英語と仏語の両方のようです。前のコメントは本から取ったのですが、私の認識不足ですみません。以下はニュー・ブランズウィック州に関する記事の抜粋です。
・・・The only provincial government to be officially bilingual is New Brunswick, although other provinces try and accommodate everybody.
TBありがとうございました。
シラク大統領の態度はなんだか大人げないですね。ちょっとがっかりです。
が、日本にある外資系の大きな会社で社内文書も何もすべて英語、となったら日本人でも抵抗のある人は多いのではないでしょうか。逆に、日本の会社が海外に子会社を作って「すべて日本語で」と決めたらうまくいくでしょうか。
フランス語は世界の共通語であった時期があったために何かと取りざたされますが、自国の言葉を守る態度はどこの国でも見られます。コーランに至ってはアラブ語だけが神の言葉とされています。
共通語が外国語であるということは想像以上に不利なことが多いもの、という事実は忘れてはならないと思います。
Maasakiさん、

補足をありがとうございます。私も少し調べてみましたが、ケベック州はどうもフランス語だけが公用語のようですね。ということでやはりNew Brunswickだけが英語とフランス語両方の使用を認めているようですね。
ふらんすさん、

勝手にTBさせていただきました。すみません。

自国語が一番使いやすいのは当たり前ですから、どこの国の会社でも現地の言葉と外国語をうまく使い分けることが業務効率の上ではとても大事ですね。

フランス語が特別なのは、WHOやIOCなど、国際機関で公用語として使われることが比較的多いことがあると思います。

「共通語が外国語であるということは想像以上に不利」~まったくその通りだと思います。私も普段から苦労しています。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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