Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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五木寛之の「雨の日には車をみがいて」という小説がある。若手放送作家の主人公が、社会人としての成長とともに出会う様々な車と女性を描く話だ。五木氏の車に対するこだわりと、女性への賛美にあふれた半自伝的なロングセラーである。大学生のころに読んだ小説だが、最近たまたま読み直すことになった。この小説には様々な車が登場するが、私もこれまでいろんな国を転々としたこともあって、いろんな国の車に乗ってきた。日本車はもちろん、イタリア車、フランス車、アメ車、ドイツ車と、この10年に所有した車は5カ国からの7台に及ぶ。

先日イタリアで車を運転していて改めて感じたのだが、EUになって国境がなくなっても、あの国を走る車はドイツのそれとはまったく「相」が異なるのだ。「車相」とでも言おうか。車というものはその国の文化や環境、風土を下地に出来上がっているのだなと改めて実感させられた。イタリアの車は確かに信頼性や耐久性に乏しいが、遊び心や走る楽しみがあるし、デザインにもこだわりが感じられる。ドイツ車はいかにもすきがなく、質実剛健に仕上がっており、高速巡行を前提に作られている。アメ車は・・・下品なまでに大きくて燃費が悪く、サスペンションはふわふわと乗り心地重視だった。フランス車は鋭角的なデザインやちょっとした装置にこだわりがあるようで、それがイギリス人に言わせると「分かりにくい」。

車という一種の工芸品はそれぞれの国でその国の風土や文化に合った発展を遂げているのだ。それはそれが生まれた国でなければ味わえないようなよさもあるだろうし、その車の本国ではないところで乗ることで、彼の地の雰囲気や空気を味わうという楽しみ方もあるだろう。

写真はシエナの街角で見かけたFiat 500。イタリアではこの愛嬌のあるノスタルジックな車を多く見ることができるが、今度モデルチェンジして再登場するらしい。
Fiat500

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コメント

生まれた時から車に囲まれて生活していましたが、日本の車、実用重視だと思っていました。
その後、各社車種も増えてしまって・・・もう覚えきれなくなってしまいました。
最近は、銀行と同じで、合併も有り・・・海外の会社とも合併すると、車名が日本語から英語そしてフランス語になって・・・イメージが掴みにくくなったなんて、やはりおばさんには、無理なんでしょうか?ブレーキランプまで、EUのように丸く星が・・光っているようなイメージですわ。
日本で、走るサンダーバード・・かなり無理がありますよ(私の友人が我が家まで乗ってきて、違和感充分でした)
華さん
日本の車の問題は、ブランドに個性がないことでしょうか。BMW、メルセデス、ポルシェ、プジョー、どの車も顔があり、車種名は分からなくとも顔を見ればどのブランドかすぐ分かります(車に詳しくなくとも)。その点、日本車は最近ようやくエンブレムはメーカーで統一されてきたものの、いまだにトヨタか日産か、顔を見ただけでは区別がつきません。デザインに一貫性がないのです。高品質が特徴とされますが、やはり見た目に分かりにくい、というのはヨーロッパでの日本車人気が今ひとつ伸びない最大の要因でしょう。

日本でサンダーバード・・・違和感たっぷりですか・・・ヨーロッパの車のようにエキゾチックとはいかないですね。
車談義
私も参加させていただきたいと思います。
私の最初の運転免許はアメリカのIdaho州Moscowという町です。この町にはIdaho州立大学があり、そこで研究と大学院生の研究指導にあたりました。大学院生に運転を習い免許を取ったのが1967年4月だったと思います。大学の定年教授が故郷に帰るために5月に車を売りに出したのでその車を買いました。
車種は、Lark-8, STUDEBAKER 1960年型
8 Cylinders, 4251cc 40.6 Horsepower(NACC or RAC rating)
というものでした。この車は帰国する1969年8月まで6万キロほど走行しました。その間にはIdahoからAlbany.NYまでの引越しも用いました。私にとっては懐かしい車で、インターネットによると今でもこの車のファンクラブがアメリカにあり、集まってラリーなどを催しているようです。
日本に帰って36年、自分の車は現在5台目の車ですがその間、マツダのロータリー車も8年間ぐらい使用しました。
レンターカーは、アメリカ、カナダ、ヨーロッパで、何台、何車種乗ったか数えていませんが出来るだけ"命をを共にした"車の写真は撮り残すようにしていましたので、いつか全部をまとめてスライドにでもしたいと思っています。
STUDEBAKER社はは1967年に消えました。世界各国で消えたり統合したりして生き残り組の少なくなった乗用車製造会社ですが、日本だけは7社も生きているばかりか、上位3社は世界でそれぞれの特徴を評価されている車を作り続けている。これだけは、"世界の中で日本は特別だ”と疑いもなく言えると思うのですが不思議にも思えます。
Spaceglowさん
Studebakerとは、名車にお乗りだったんですね。映画や写真でしかお目にかかったことがありませんが、古きよきアメリカを体現したようなデザインですね。レンタカーは私も覚えきれないほど乗りましたが、カナダで乗ったクライスラーのSUVの快適さと、イギリスで乗った古い大宇の安っぽさが特に印象に残っています。

日本に車メーカーが多すぎるということは長年言われており、400万台以上生産できない企業は吸収されて姿を消すなどといわれてきました。結局そうはなっていないところを見ると、特徴ある車を堅実に作っているメーカーは生き残れるということでしょうか。とはいえ、日本のメーカーも現在独立経営をしているのは実質トヨタとホンダのみ。あとは何らかの形でどこかと資本提携を余儀なくされていますが。そういう意味では欧州メーカーの生き残り方にだぶるところがあるような気がします。
アルファロメオはエンジン音が売り物らしく、楽器と同じ作りになっているらしい・・・です。そういう発想が信じられません。でもここの人々をみていると常識破りだからこそできる技があるのだと妙に感心するときがあります。
うちの物凄く古いアルファロメオの音も、結構いけてます・・・
castagnaさん、
アルファロメオ、実は私もかつて愛車にしていた時代がありました。あのツインスパークエンジンの音と吹けあがりは、「官能的」でした。

ものすごく古いアルファ、いいですね。故障が心配ですが・・・。

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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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