Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
2017/05«2017/06 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2017/07
     
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     
昨夜遅く、バルセロナからドイツに戻ったばかりだが、今日は夕方の飛行機でパリへ来ている。今日のパリは夜でも暖かで、コートがなくても歩けるほど。

バルセロナでは、業界を代表する人たちを集めて、プレゼンテーションやパネルディスカッションを行った。プレゼンターは、イギリス、スペイン、フランス、ドイツ、スウェーデン、イタリア、オランダといった欧州各国に加え、アメリカ人もいる。こうした多国籍の会議の場合は、当然のように、プレゼンテーションの言語はすべて英語であるが、各国の人が話す英語を聞いていると、それぞれの国の訛りがよく分かる。下にざっと比較してみた。
>概してドイツ人の英語は文法が正確で表現も明瞭。あいまいさがない。またドイツ人の特徴として、のどの奥から太い声で話す人が多いように思う。
>オランダ人の英語も文法が正確だが、VをFの音で発音するのが特徴で、非常に英語が流暢でもこの癖が抜けない人が多い。ドイツ語でもVをFと発音するので同じ傾向があるが、オランダ人ほどではない。
>フランス人は口先でぼしょぼしょといった感じで話すので、発音が不明瞭で聞き取りにくい。
>イタリア人は声が大きく、音も高め。語尾にアクセントを置く傾向があるが、これは必ず語尾の母音が強調されて終わるイタリア語の特徴をひきずっている。
>アメリカ人の英語は良く知られているように、Rの巻き舌が強く出て、TはLに聞こえることがある(たとえばlittleはリロウと聞こえる)。音と音をつなげるように発音するので、滑らかに聞こえる。聞きようによってはルーズというかだらしなく聞こえることも。
>一方イギリス英語はアメリカのように滑らかではなく、音節がもっとはっきり分かれるのが特徴。また、イギリス人の声はアルトが多く、階調が高めという傾向があるか。

こうしてみると米英は別にして、やはり各国それぞれの人が話す英語は、たとえ上手であっても、母国語の特徴を引きずっているものである。人種、骨格、言語の特徴などにより、口の形や発声の仕方も変わってくるので、英語の発音なども影響を受けるのは当然といえば当然だが、改めて聞き比べて見ると面白い。一方、日本語訛りの英語というのは、発声が不明瞭でRとLが言い分けられないこと、アクセントがなく平板な発音になりがちということだろう。

これ以外にも、中国人の話す英語、インド人の話す英語、韓国人やタイ人、シンガポール人、アラブ人の話す英語など、それぞれ特徴があり、実際のビジネス現場ではこうした独特のアクセントの英語を聞くことの方が多かったりする。私はインド人独特の強いアクセントの英語が分からなくて苦労した経験があるが、日本人の英語教育は完全にアメリカ英語中心。これからの英語教育の現場では、米英本場の英語だけでなく、ヨーロッパの英語、アジアの英語など、それぞれのアクセントに慣らすような教育もあってもよいのではないだろうかと思う。
スポンサーサイト

コメント

確かに
インドの人の英語とインドネシアの人の英語は分からなくて苦労しました。今は、ネイティブスピーカーしか周りにいないので、反対にどんな英語でも聞き分けると言う力は落ちたような気がします。最近、NYからシアトルに引っ越して来て、アメリカ内での発音の違いも新鮮に感じられる今日この頃です。雨で有名なシアトルですが、今日は青空です:)
思い出しました。
フランス人の友達の英語・・
たしか、Hを発音しないですよね、フランス語って。
そのクセが抜けてなかったみたいで
慣れるのに,苦労しました。

あっ、でも、フランス語圏のスイス人の友達は、大丈夫だったんで、やっぱり英語習得のレベルによるのかな・・。

素晴らしい
分析ですね!
ここ10年程は、アメリカよりヨーロッパへ行くことが多いので、アメリカ英語を耳にすると、イライラするようになりました。仰るように、だらしない感じがしてしまいます。
イギリス英語を聞くとホッとします。。。

私は英語しかわからないので、フランスでもスペインでも英語で話してもらいますが、電話の時はやはり聞き取りにくいです。
そしてイタリア人の英語はかなり好物で、一緒にいると似てきてしまいます(笑)
次回行く時は、TIさんの分析を思い出して笑っちゃうかもです(^^)
mikaさん
インド人とインドネシア人の英語、どちらもくせが強くて曲者ですね。

アメリカは西海岸と東海岸ではアクセントに大きな違いがありますよね。特に西海岸出身の人は話し方ですぐ分かります。あと南部も。
さらみさん
私の周囲のフランス人は、かなり英語がうまい人でもHが抜ける人が多いですね。HotelがOtelになったり。もちろん人によるでしょうが、スイス人の方が多言語環境にいるので、普通のフランス人よりも英語は上手なのかもしれません。
龍崎 瞳さん
イタリア訛りの英語ってほんと面白いですよね。発音にインパクトがあるので、周りが影響されてしまうのわかります。momentがmomento!になったりとか(笑)。
タイ人の英語
仕事でタイ人と電話で話すことがありますが、とても穏やかな感じの英語です。そのせいか、電話で話しているとだんだん眠たくなります。
aoさん
私もタイの人とは何人か付き合いがありますが、彼らの言葉というのはなんだかのどかな響きがありますよね。中国語を柔らかくしたような。英語にもそういう訛りが出てきていると思います。眠くなるかどうかは話の内容次第ですが(笑)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://europewatch.blog56.fc2.com/tb.php/160-722d8686

FC2ブログランキング

My Profile

TI

Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

Calendar
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
Blog Link

その他Link
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。