Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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ヨーロッパには小さな国がいくつも散在している。よく知られているバチカン、モナコ、ルクセンブルグなどから、ややマイナーなマルタ、サンマリノ、アンドラなど。リヒテンシュタインはマイナーな部類に入るだろう。どこにあるかも(ヨーロッパ人にさえ)あまり知られていないが、こんなところに位置している。

Liechtenstein map


リヒテンシュタイン公による伝統的絶対君主制を取るこの国、スイスとオーストリアの間にはさまれ、小豆島程度の大きさの国土の多くは山である。人口3万人であるが、国庫が豊かなので所得税、相続税などはなし。国としてはスイスとの結びつきが強く、外交、通貨、防衛などは共通。スイスの一自治州といった感じである。ヒトラーのドイツにも併合されなかった永世中立国。

私は2年前にスイスからオーストリアに車で抜けるときにこの国を通ったことがある。スイスのハイウェイに並行する小さな川を渡るとそこがもうリヒテンシュタインの首都Vaduz (ファドゥーツ)である。スイスからだと国境検問もなし。Vaduzも小さな町で、市街地のすぐそこまで山が迫っており、町の半分は斜面。その山の中腹に侯爵の居城ファドゥーツ城が庶民を睥睨するように張り出している。

Vaduz城


この国では、車の数も知れているだろうが、独自のライセンスナンバープレートを使用している。下地が真っ黒なのでヨーロッパでは逆によく目立つ。FLというのが正式国名の頭文字を取ったもの。

Liechtenstein license plate

(from www.olavsplates.com/liechtenstein.html)

こんな小さな国だが、世界一の企業がある。工具メーカーのHILTIといえば日本でもよく知られた会社。そもそもこの国はタックスヘブンなので世界からペーパーカンパニーが集まるが、この企業はリヒテンシュタインの誇る世界一企業である。

わずか一時間程度の滞在だった。国境線を示す標識がなければスイスの町の一つに紛れ込んだかと思うほど小さく平和な国である。大EUとして統合巨大化が進む一方で、こんな小さな国が独立主権と君主制の伝統を保ち続けることができるのがヨーロッパだ。
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コメント

Lichtenstein
ドイツに合計で2年半滞在したけれど、このナンバープレートは見た記憶がありません。
偶然ですが、今週末からヨーロッパ旅行の予定で、最後にLichtensteinを予定しています。このナンバープレートはチェックものですね。
ach soさん
リヒテンシュタインのナンバーはめったに見ることができませんね。私も他の国で見た記憶がありません。今週末からご旅行とのこと、楽しんでください。お気をつけて!(実は私もこの週末からイタリア旅行を計画しています。)
この前、初めてこの国を知りました。今度、リヒテンシュタインに行きたいと思います。
アンナさん
コメントありがとうございます。リヒテンシュタイン、スイスやオーストリアへの旅行のついでに立ち寄られてはいかがでしょうか。日本人はあまり行かない珍しい国なので、ちょっとした話のネタになるかもしれません。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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