Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
2017/07«2017/08 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/09
     
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     
10月3日はドイツは統一記念日で休日。4日はパリに出張。一泊して5日にドイツに戻る。

同僚と休暇のとり方について話題になった。ヨーロッパで一番労働時間が短いのがご存知フランス。週35時間労働などと言われている。それに続くのがドイツ。北欧も労働時間は短い。一方、イギリスは西欧では最も長時間働く。アメリカはさらに長くて、日本はさらにその上を行く。それぞれの国に休日に対する考え方、文化的背景があるのだが、ヨーロッパの多国籍企業ではこれらが入り混じることが多いので時々問題の種になることがある。

私の勤める会社では、ヨーロッパ域内では国籍を超えた組織体になっているので、イタリア人の下にドイツ人部下がついたり、ドイツ人の下にフランス人の部下がついたり、ロシア人の下にイギリス人部下がいたりと出身国、居住国が入り乱れることになる。こうなるとそれぞれの国によって休暇のとり方、考え方が異なるため、上司と部下の国籍の組み合わせによっては、考えがあわずに摩擦や不満が出ることがある。うまく行かない一例が、よく働くイギリス人の下にイタリア人やフランス人が付いた場合で、たいてい、休みを長く取って働かない部下にイギリス人が不満を持つことになる。1ヶ月ぶっ続けで夏休みをとろうとするフランス人の部下に対し、長すぎるから自重せよと命令するイギリス人上司。休みが長すぎるといわれたフランス人部下はしぶしぶ休暇を短縮するがそれはそれで不満が残る。

ちなみに、平均的なイギリス人は夏に2週間の休暇を取るのに対し、フランスでは3週間以上休む人が多い。北欧では一ヶ月というのが標準的だ。日本人はどんなに長くても2週間以上休む人はいない。たいていが1週間程度だ。ヨーロッパ人の大胆な休みっぷりはたいがいの日本人には理解の外である。標準とされる年間休日数も国によって異なるので、同じ会社なのに国によって年間休日日数に開きがあるのは不公平だという議論も出てくる。

インターナショナルな環境で働くということは、こういった文化、環境の違いに根ざす摩擦やギャップと日々向き合うことでもある。多くの国や民族が同じオフィス空間で入り混じるヨーロッパではそのせめぎ合いはまさに日常。お互いがお互いを尊重しあいながら理解を深めるしかないのだと思う。
スポンサーサイト

コメント

おはようございます^^。なるほど・・・、欧米人といっても、細かく見ると違うもんですね~。 同じ日本人でも、(TI さんのように外国企業にお勤めだとまた別でしょうけど。。)日本国内で働いている時と、(我が家の実体験もそうですが。)外国で駐在している時では、休暇を取ることに対する意識が変わるように思います。堂々と取れるっていうか・・・。盆と正月に集中(帰国したいとか、子どもの学校の休みに合わせるとか)することは、調整を要しますが、
日本にいるときより、例えば、10日以上の休みを申請しても肩身が狭くない・・・みたいな。 なぜでしょうね?!
 そうそう、ごらんになったかもしれませんが、先日NHKの「クローズアップ現代」で、雇用制度に関して、能力性というか、いわゆる(サービス残業が増えているということから、対策としても)働く時間をもっとフレキシブルに・米国の企業のように・何時働くか、どれだけ働くか、よりも結果を重視という方向で、、というのを見ました。職種とその人の生活スタイルによっては、そっちの方が人間的な生活がd家いるという点で効率も良く、仕事の生産性も上がるんだろうな~と思いつつ、でも、日本人は、ただでさえ、休暇を取りにくい気質をもっている人たちだから、そんな制度が”決められ”、一般的に採用されてしまったら、ますますみんな人より多く働かなくてはならない、と逆に、ストレスが溜まるだろうに、、と思ってしまいました。そしたら、国谷さんの横に出演していた専門家(?)が、「日本では、有給休暇も満足に取りきれていない現状があるので、有給休暇を取らせるという義務付けも必要・・・」みたいなコメントをしていらしたので、”そうそう、片手落ちにならないようにしないと、日本人、働き蜂だから、システムばかり欧米に習っても、意識が同じじゃないんだから、中身が伴わないだろうな~”と・・・思いました。 まさに、休暇に対する気持ち・考え方が違いますもんね・・・。
宇宙和里さん
海外にいると休みがとりやすいかどうかについては、なかなか微妙ところがありまして、私は日本人ですから周りが働いていると私の不在中何か問題が起きないかと気分的に休まらないということ、また日本が休みではないときに自分だけ休むと日本との連絡が滞ってしまい望ましくない、という制約があり、意外と休みはとりにくいというのが私の感想です。日本人のようにいっせいに全員で休むほうが気分的には楽なわけです。それがよいとは思いませんが、それが私の現実です。

日本のTVを視聴していないので、クローズアップ現代は見ていませんが、確かに、日本がアメリカ式の在宅、フレキシブル就労形態をそのままとろうとすると、様々な弊害やひずみが出てくることは必定でしょうね。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://europewatch.blog56.fc2.com/tb.php/136-50f18e59

FC2ブログランキング

My Profile

TI

Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

Calendar
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
Blog Link

その他Link
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。