Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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先日会社の同僚とのパーティの席で、イタリア人、ドイツ人などが集まった時に出たアメリカ人についての体験談。以下、色々と異論もあるだろうが、ヨーロッパ人から見たアメリカ人とヨーロッパ人の比較である。

我が社のイタリア人重役(ここでは仮にダリオとしておく)がアメリカのMBAに留学中、中西部の田舎町での初めてのクリスマスを過ごした。学生仲間はみんな実家に帰り、イタリアに帰るような経済的余裕のない彼は一人きりで寒いクリスマスイブを過ごそうとして、地元のイタリアンレストランで席に着いた。周囲は家族で暖かなクリスマスイブを過ごす家族連ればかり。

ダリオが一人でさみしく前菜を食べていると、後ろから「一人なのか」との声。振り返ると後ろのテーブルにいた家族のお父さんらしき人物が。一人だと答えると、一言「こっちに来なさい。一緒にクリスマスを祝おう。」と言って、彼のために席を用意してくれて、一緒に食事を楽しんだと言う。

初対面で素性も知れない外国人を自分の席に招いてくれるような親切さ。これは彼の故郷ミラノではありえないと彼は断言。周囲のドイツ人やフランス人もそれは自分の国では考えられないと言う。おおむねヨーロッパでは起こりえないことのようだ。日本でもそうだろう。どこの誰が見ず知らずの外国人学生を自分の食卓に家族と一緒に座れと勧めるだろうか。

ダリオいわく、これが未だに忘れられない思い出として強く記憶に残っており、アメリカ人に対する親近感の根っこになっているのだという。一つ間違えばおせっかいかもしれないが、困っている人間に声をかけて手を差し伸べる社交的で明るいアメリカ人。単純で浅はかだと揶揄する向きもあるが、それを超える美徳が彼らにはあるというのが彼のアメリカ人論。

ヨーロッパ人と言うのはそういう意味での親切さに欠けるというのが、彼ら欧州連合軍の結論だったのだが、翻って日本はどうだろうか。またいずれここに帰ってきたいと思わせるような温かさ(一つのソフトパワーと言える)を持っているだろうか。

ちなみに、やはりアメリカで二年間学生をやった私の印象は、アメリカ人は確かに愛想は良いが、意外とそれが表面的で、懐に入り込みにくいというのものだった。知り合う相手によってもその辺りの印象は変わってくるのだろうが、私にとってのアメリカはもう少し複雑である。
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コメント

うーん、確かにアメリカ人にはそう言う人は多いかも。でも、TIさんのおっしゃる通り、本音を聞ける仲には中々なりにくいです。多分、日本人の方が自分をさらけ出すのが早いかも。結局、垣根があって、玄関にシンプルな鍵だけの家と、ゲートなしでそのまま玄関まで行けるけど、玄関に沢山鍵がかかってる家との違いなのかも(分かり難い例えですが...)
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親切
親切さの比較は難しいですね。何人だからというのではなく、やっぱり個人個人の違いだと思います。
ドイツで旅行をしていたとき、森の中で老夫婦と出会い、ちょっとおしゃべりをしたら、是非うちに来てくださいということになり、お邪魔したことがあります。また、一人でKneipe(居酒屋?)でビールを飲んでいたら、よく話しかけられ奢ってもらったことも1回ではありません。今だったら、これは気をつけなければ危ないかもしれませんが。
私はアメリカには行ったことがないので、アメリカ人については全くわからないけれど、ドイツ人はこうだとはやっぱり言えないですよね。人様々です。ただ、自分をかえりみて、困っている人を見たら、自然に声をかけられるようになりたいと思っています。
アメリカ人の旅行者
クリスマスはアメリカ人にとって宗教とは別に特別な日のようです。私が単身でアメリカに居たとき、隣の研究室の若い助教授が心配そうにクリスマスの夜どうするか、良かったら家に来るかと誘われたことがあります。私は友人と旅行する計画があったのでそのことを言うと、明らかにほっとした表情で安心したような様子でした。本当は家族だけで過ごしたかったけれど、気を使って誘ってくれたのだと思っています。
ヨーロッパなど旅行しているとき、旅行中のアメリカ人は(話し方からの推測ですが)初対面でも情報を交換し、互いに旅行を楽しくしようとする人が多いように思います。それによって、見落としかけた場所に行けたり、イタリアでは、駐車場荒らしの情報をくれ被害にあうことを避けられた事があります。夫婦で交互に写真を撮っていると一緒に撮ろうかと言っててくれるのも圧倒的にアメリカ人に多いと思います。おせっかいで田舎者と云えばそれまでですが。
ヨーロッパの人も、教育のありそうな人に尋ねれば、英語で親切に教えてくれるので、”おせっかい”でないだけだと思っています。
日曜日に、ウィーンの郊外でタクシー乗り場を探しているとき、英語は出来ないがといいながら、向こうから言葉をかけてくれた、犬の散中の初老の紳士がありました。


みなさま いろいろ見方をお持ちで、面白いですね。
私も、ダリオさんの経験は理解できますし、そういう(その出会いが、どれだけ奥の深い関係に繋がるかは、別として)、everybody welcome というのは、米国人の美徳の1つと言えるかもしれません。私も、(ダリオさんほど、見ず知らずではないけれど)、週末に、友人のルームメイト(米国人)の実家に招かれたり、こちらも、サンクスギビングに泊りがけで招かれたり・・・そういうことがあり、日本では、あまりあり得ない行為だと思いました。
日本人は、仮に、日常親しくなった在日本の外国人に対しても、”自宅・自分のアパート”に招く、ということを躊躇う人が多いようで==そういったことの必要性を感じていないだけかもしれませんが。==、これを外国人は、日本人は冷たい&本音で親しくしてくれない、、と(カルチャーの)勘違いをしてしまうこともあるようです。
 米国に5年、留学していた私の友人は、年をおうごとに米国嫌いになったという経験を持っています。↑書かれて居るように、表面的にはフレンドリーでも、本当に打ち解けられる友人になるには、やはり 何処の国の人・場所であっても、時間とタイミング(相性など)が必要なのかもしれませんね。
追伸:もともとは 欧州との比較でしたね!(忘れてた!)
同じように、ダリオさんの 米国経験ほど 見知らぬ人の親切・・というのではありませんが、米国で知り合った友人を欧州に訪ねた際、スイス人は、どの友達も、すごく歓迎して持成してくれました、もちろん、彼らの家族にとって私は、初対面でしたが、急に連絡して会ったときも、そのままランチに招いてくれたり、二日くらい滞在できると連絡した時はわざわざホテルを取ってくれたり(彼らの家にも連れて行ってくれましたが、スペアルームがなくて)。。。
独りで旅行した際、嫌な思いはほとんどしませんでしたが、同時に、特別な親切を感じた記憶もないですね・・・。
見ず知らずの人に対しての親切さは、もしかしたら、”知らない人が集まって出来たコミュニティ”である移民の国という背景の米国や豪州の方が、強いかもしれませんね。
欧州人も日本人も、土着の民が多いので、よそ者には慎重なのでしょうか・・・。 その点、、、アラブ人は、旅人を持成すことが昔からの習慣・美徳としてありますから、米国に近いかもしれません、、皮肉なものですね。
mikaさん
なるほど、家の例えは面白いですね。国民性が家の作りに反映されているということはあるかもしれません。
ach so さん
確かに、本当は個人個人でまったく対応なんて異なるんですよね。ただ、それでも一定の国民性とか傾向が国や文化ごとにあって、それが国民全体のイメージを人の心の中に形作っていくのだと思います(日本人は働き者だとか、アメリカ人は陽気だとか)。

いままでよそ者が少ない日本社会でしたが、これから国際化が進めばいやおうなしに外国人の存在を意識せざるを得なくなる機会が増えるはずですので、日本人として外国人にどういう対応をするべきか、啓蒙が必要なのではないかと思ったりもします。長い目でそれが日本という国の印象を決めるのではないでしょうか。
Spaceglowさん
そうですね。アメリカ人は信心深い人が欧州以上に多いですから、特にクリスマスの持つ意味は大きいのではないかと思います。それだけに助けてあげなければという気も強くなるのかもしれません。

アメリカ人のほうが感情や思ったことをストレートに表現し、ヨーロッパの方が控えめというような傾向はあるようには思います。もちろん、人、国それぞれなので一概には言えませんが。
私もアメリカ人にお世話になり、今でも感謝しているし、自分もあのときしてもらったように、他の人に接したいと思っています。が、なかなか・・・

↓お嬢さんのいうことがよくわかります。こちらのインターも同じでイタリア人ばかり。始めこどもたちがそろって文句を言っていました。が、1年後はぺらぺらしゃべるまでにはいかずとも聞き取りは私よりも上です。そして英語に混ざってイタリア語も出る状態です・・・こどもの柔らかな耳や脳が羨ましいです。
宇宙和里さん
>everybody welcome というのは、米国人の美徳の1つ

アメリカという国はたしかにそういう面があると思います。建前とも言えますが、おっしゃるようにそれは移民が集まって作った国という成り立ちが背景にあるのだと思います。一方ヨーロッパの国々は民族主義的な成り立ち方をしていますから、自然と民族性にアイデンティティを求めるのでしょう。日本もそうだと思います。

ところでアラブ人のアイデンティティは部族なのか国家なのか、はたまた宗教なのか、興味深いですね。
castagnaさん
なるほど、イタリアのインターナショナルスクールもイタリア人が多いのですね。でも、子供はやはり適応力がすばらしいですよね。言語だけでなく、環境への適応もです。うちの子供たちも早く現地になじんでくれればと思います。

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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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