Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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日本人がドイツに住んでもっとも不便だと感じることの一つが日曜日の店舗休業だろう。大陸欧州では基本的に、日曜日はガソリンスタンドとレストラン、空港や駅を除いてほとんどが休業である。トラックの走行まで禁じられている。これは法律で決められており、何度か規制緩和の動きはあるものの、キリスト教団体や小売店の反対などにより毎度却下されている(参考記事:「フランスって」より)。ではイギリスはどうかというと、日曜の営業時間は午後4時までと短めに制限されているものの、80年代後半以降、店舗の日曜営業は許可されている。北欧も同様だ。一方アメリカは土日も関係なく営業している。

日曜日をショッピングにあてることが多い日本人にとってこれはかなり不便を感じることの一つだろう。実際、私もスーパーでもドラッグストアでも年中無休の24時間営業というアメリカから、ドイツに引っ越したときは日曜日を有効に使えないことに非常に不便を感じたものである。本当に何もできないのである。ドイツではつい最近まで土曜日の営業時間でさえ午後2時までと制限されていたので、金曜の夕方、土曜の午前中のスーパーは買い物客でごった返していたという。ここ数年で午後6時、8時と段階的に延長された今はそれほどでもないにしろ、土曜日は買い物客が集中するのである。

ではひまな日曜日のドイツ人の過ごし方はというと、spazieren gehen (散歩、ウォーキング)である。何をするでもなく周辺の田舎や川沿いを家族でゆっくりと歩いたり、サイクリングしたりする姿がよく見られる。からっと晴れ上がった日曜日(もうこちらは日本の10月始めくらいの陽気)、ライン川沿いの遊歩道にはたくさんのウォーカーがあふれ、私も久々のサイクリングを楽しんだ。

最初の赴任時、不便を感じたドイツ生活だが、毎週日曜日が静かに流れていくのに慣れてくると、それが結構安らぎになってきたものだ。便利なイギリスの生活でその感覚からしばらく遠ざかっていたが、またドイツ生活に戻って、このゆったり感を満喫することができるようになれば、ドイツ人に一歩近づくのかもしれない。
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コメント

同感です:)
私も、学生時代オーストラリアのアデレードで過ごしたのですが、当時、日曜日はお店は休みだし、平日も5時にはお店が閉まって、たまに『ショッピングデー』と称して9時まで空く日は、街中こぞって、街に繰り出したものでした。その後、ロサンゼルスを経てニューヨーク、とすっかり日本と同じ便利な生活に戻ったのも束の間、去年、引っ越してきたニュージャージーの私の住む地区は、昔の「ブルーロー(労働者の為の法律?)」が生きていて、私の住むバーゲン郡は、日曜日グローサリーストアと薬局を除いてお休みです。そんなことも知らず、引っ越してきて、必要家具などを買いに出かけた最初の日曜日に、初めてブルーローの存在を思い知らされました。しばらくはブツブツと文句を言ってたのですが、最近はTIさんと同じように長閑に日曜のひとときを過ごしてます:)
そういえば、土曜日になると、足りないものはないかチェックして買い物に行ってましたね~。なんだか毎週ドキドキしてたような・・。spazieren gehen は本当によくしてました。
日本じゃ、気持ちよくspazieren gehen できるとこが少なくて残念です。
イスラエルにいた時は金曜日の午後、時間とともに、街が静かになっていくのが好きでした。車の数が減り、街から音がなくなっていくのがよくわかって、安息日を実感しました。(ご存知かもしれませんが、一日の始まりが日の入りからなんです)
ここでもお昼休みがあったりして、思い通りに動けないことがありますが、そういう不便さは嫌いじゃないです。いつでもあいていたり、いつでもなんでもあるのは便利ですが、つまらないことでもあります。海外ではほんとうにみな散歩を楽しみますね~時間に追われない日があるのはいいことだと思います。家族いっしょにいられる時間があるのは海外だからこそだと思う今日この頃です。(あ、でも、きょうから夫は出張へ行きましたが・・・やっぱり②本の会社員ですね)
恥・・・②本の→日本の、です。
ついでにコメント↓
先週の月曜日にパリから戻りましたが、テロ警戒で出発便が遅れました。そうそうフランスには、イギリスから車で来ている観光客がたくさんいましたよ。もちろん他のナンバープレートも見かけました。ある観光名所の駐車場で、2台のスペースに斜め駐車をしている車をみかけ、「伊からきてるんじゃないかしら」とナンバープレートを見たら、ほんとうに伊からの車でした・・・(笑)ヨーロッパは地続きなんですね~それにしても5カ国を走り抜けるとは、私も挑戦してみたいです。
mikaさん
いろんなところに住まれたんですね。しかし、アメリカでも日曜休業のエリアがあるとは知りませんでした。ウォルマートとか、クローガーは全米どの街にもあっていつでも開いてそうなんですが。慣れれば慣れるもので、平穏な日曜もいいものですよね。日本では元旦の朝の静けさがこれに似ているというとおおげさでしょうか。それが毎週来るんですからたまりませんが。
さらみさん
ドイツの良いところは、街が大きすぎないことでしょうか。どの街にでも必ず田舎の部分があって、森、公園、緑地などが歩いていける近くにあります。先日車窓から眺めた東京や大阪は・・・コンクリートジャングル、それも無秩序の。ヒートアイランドもむべなるかな。もっと安らぎとゆとりある都市にしてもらいたいものですね。
castagnaさん
イスラエル、一度行ってみたい国の一つなのですが、なかなか政情が安定してくれませんね・・・。いつか行こうと思います。一日が日の入りから始まるとは、勉強になりました。

イタリアはこの時期、町全体が過疎状態ではないでしょうか。不便かもしれませんが、静かでいいでしょうね。

夏はイギリス人は大量にフランスに移動します。先日はユーロトンネルはいっぱいで予約が取れませんでしたし、カーフェリーもかなりの混雑でした。車を斜めに停めるのと、二重駐車は、ラテン系の得意技ですね(笑)。
バカンスも
リンクありがとうございました。
日曜営業もさることながら、バカンス時期もすごいものがあるフランスです。本当に民族が大移動しています。そして移動先ではスーパーも日曜営業していました。年がら年中でなければフランス人もがんばるようです。
バカンス、確かにフランス人は思い切って休みを取りますよね。日本では普通考えられません。日曜営業のスーパー、デパートなど徐々にそういうところが増えつつあるようですね。ドイツも今年のクリスマス商戦では営業時間の延長について規制緩和の動きがあるようです。

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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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