ヨーロッパはこの日曜日に夏時間から冬時間へ移行。アメリカよりも一週間早い冬時間移行である。日曜の夜中の三時に一時間時計を戻すのだが、それによって、朝起きる時間が遅くなるので、朝寝坊派にはうれしい。先週までは朝7時半でも外は暗く、普通の活動時間とずれが生じていたのだが、この時間修正により、朝7時には明るくなり、夕方は6時までには暗くなる。時計が実際の我々が働く時間に合うようになったという感覚だ。
緯度の高いヨーロッパでは、夏と冬の日照時間の差が大きいため、サマータイム導入は生活感覚的に必要なのだと思う。日本でもサマータイム導入の議論がされて久しいが、夏冬の日照時間差がさほど顕著ではない日本では、北海道などの高緯度地域を除けば実生活における感覚面での導入効果は少ないのではないだろうか。夏に朝早く稼動することで冷房電力消費などを抑える効果などが指摘されているが、夕方残業することが常態化している日本のオフィスでは、むしろ夕方が長くなることによる残業=電力消費が増えてしまって、省エネ面での貢献は少ないのではないかと私は考えている。
緯度の高いヨーロッパでは、夏と冬の日照時間の差が大きいため、サマータイム導入は生活感覚的に必要なのだと思う。日本でもサマータイム導入の議論がされて久しいが、夏冬の日照時間差がさほど顕著ではない日本では、北海道などの高緯度地域を除けば実生活における感覚面での導入効果は少ないのではないだろうか。夏に朝早く稼動することで冷房電力消費などを抑える効果などが指摘されているが、夕方残業することが常態化している日本のオフィスでは、むしろ夕方が長くなることによる残業=電力消費が増えてしまって、省エネ面での貢献は少ないのではないかと私は考えている。
ここのところぐっと冷え込んで、朝は0度前後まで気温が下がるデュッセルドルフである。今週は初霜が降りた。
先週末は娘の誕生日パーティを行った。アメリカやイギリスではクラスメートを呼んで誕生日パーティを行うことがいわば親の義務と化しており(ドイツ人もやるが、英米に比べるとさほどでもなく、規模もこじんまりしているようである)、私たちもこの数年は数々の子供のパーティに参加してきたし、開催してきた。
このバースデイパーティ、自宅で行うパーティもあるのだが、準備や片付けなどが大変なので、たいていは外の遊興施設を利用して行うことが多い。このパーティは一大ビジネスなので、いろんな施設が子供向けパーティサービスを用意している。博物館、水族館、動物園、プール、ボーリング場、遊園地など。趣向を凝らしたところでは陶芸や絵画教室といったところでパーティができたりもする。
そんな幅広いチョイスの中でも、最も多いのが屋内遊園地でのパーティ。なぜか日本にはほとんどないようだが、アメリカでもイギリスでもドイツでも、屋内に巨大な遊具を置いて子供たちを自由に遊ばせることのできる施設が各所にあり、こうしたところには必ず子供のバースデイパーティができるようになっている。

飲み物と子供向けの軽食が出されて、ケーキは持ち込み。子供たちはそれぞれプレゼントを持って親に連れられてやってきて、ランチとケーキを食べてバースデイソングを歌う以外は、親が迎えにやってくるまでひたすら遊ぶというシンプルなもの。
ホスト側は、誰を呼ぶべきかに始まって(これがなかなか難しい)、仲のいい友達が来てくれるかどうかにやきもきし、ケーキの準備や、来てくれた子供に渡すパーティバッグの準備、そして当日は遊びまわる子供たちをまとめたり、トラブルがないよう監視したり、やってくる親たちと話したりと、心身ともに疲れるものである。
今回はドイツ人、イギリス人、アメリカ人など十数人の子供たちが集まったのだが、中には近所から呼んだドイツ語しかできない子供たちもいて、その子たちとイギリス人の子供が喧嘩になったりといったトラブルもあった。ドイツ語がつたない私と妻は意思疎通のために娘に通訳をしてもらわねばならなかった。三ヶ国語を駆使してのホストはなかなか大変である。
私が子供の頃は盛大なパーティを開いた記憶などないが、昨今の日本の子供たちのパーティ事情はどのようになっているのだろう。
先週末は娘の誕生日パーティを行った。アメリカやイギリスではクラスメートを呼んで誕生日パーティを行うことがいわば親の義務と化しており(ドイツ人もやるが、英米に比べるとさほどでもなく、規模もこじんまりしているようである)、私たちもこの数年は数々の子供のパーティに参加してきたし、開催してきた。
このバースデイパーティ、自宅で行うパーティもあるのだが、準備や片付けなどが大変なので、たいていは外の遊興施設を利用して行うことが多い。このパーティは一大ビジネスなので、いろんな施設が子供向けパーティサービスを用意している。博物館、水族館、動物園、プール、ボーリング場、遊園地など。趣向を凝らしたところでは陶芸や絵画教室といったところでパーティができたりもする。
そんな幅広いチョイスの中でも、最も多いのが屋内遊園地でのパーティ。なぜか日本にはほとんどないようだが、アメリカでもイギリスでもドイツでも、屋内に巨大な遊具を置いて子供たちを自由に遊ばせることのできる施設が各所にあり、こうしたところには必ず子供のバースデイパーティができるようになっている。

飲み物と子供向けの軽食が出されて、ケーキは持ち込み。子供たちはそれぞれプレゼントを持って親に連れられてやってきて、ランチとケーキを食べてバースデイソングを歌う以外は、親が迎えにやってくるまでひたすら遊ぶというシンプルなもの。
ホスト側は、誰を呼ぶべきかに始まって(これがなかなか難しい)、仲のいい友達が来てくれるかどうかにやきもきし、ケーキの準備や、来てくれた子供に渡すパーティバッグの準備、そして当日は遊びまわる子供たちをまとめたり、トラブルがないよう監視したり、やってくる親たちと話したりと、心身ともに疲れるものである。
今回はドイツ人、イギリス人、アメリカ人など十数人の子供たちが集まったのだが、中には近所から呼んだドイツ語しかできない子供たちもいて、その子たちとイギリス人の子供が喧嘩になったりといったトラブルもあった。ドイツ語がつたない私と妻は意思疎通のために娘に通訳をしてもらわねばならなかった。三ヶ国語を駆使してのホストはなかなか大変である。
私が子供の頃は盛大なパーティを開いた記憶などないが、昨今の日本の子供たちのパーティ事情はどのようになっているのだろう。
先週末、すばらしい秋晴れだったので、デュッセルドルフから北西に車で一時間半ほどの距離にある、オランダの国立公園デ・ホーヘ・フェルウェに遊びに行った。ここは広大な森になっており、その中心には、クレラー・ミュラー美術館という、ゴッホのコレクションで世界的に有名な美術館がある。
オランダ政府観光局の紹介ページ
Kröller-Müller MuseumのHP

この公園内では自転車を無料で貸し出しており、園内を自由に移動できる(自転車王国オランダらしい)。我々も幼児用座席がついた自転車と、娘が乗れるサイズの自転車を見つけ、中央広場から美しい紅葉の森の中を美術館に向かって走った。ちなみにこの自転車、ハンドブレーキがついていない。止まるには、ペダルを逆にこぐのだ。こちらの自転車には結構あるタイプで、それを知らなかった妻は止まれずに道をそれ、哀れ、脇の枯れ葉の中に突っ込んでいた。
森の中に建ち、周囲を彫刻やオブジェに囲まれたその佇まいは、箱根の「彫刻の森美術館」を思い出させたが、元祖はこちらだとのこと。
さて、ゴッホの作品だが、「夜のカフェテラス」「種まく人」「糸杉と星の見える道」「アルルの跳ね橋」などの超有名な作品を中心に数十点が並ぶ(所蔵品は270点あるらしい)。他にもピカソ、モンドリアン、ルノアール、モネ、ピサロ、ゴーギャンといった著名画家や彫刻家の作品も。日本でゴッホ展といえば大変な混雑だと聞くが、この美術館はアクセスがいいとは言えないためか、そんな混雑とは無縁のようだ。
先週、アムステルダムに日帰り出張。オランダ人の同僚と一緒だったのだが、彼によれば、オランダ語でPocket Japaneseというと、「電卓」を意味するそうだ(オランダ語の発音は聞き取れなかった)。70年代に世界を席巻したCASIO(ドイツではカジオと発音)、SHARPといった日本メーカーに由来するニックネームとのこと。
こうした、国の特徴や強みが単語になった例は他にあるかと思い、考えてみるが、思いついたのは"China"=「陶磁器」くらいか。他には「割り勘」を意味する"On Dutch"、汚い言葉使いをわびる"Pardon my French."という英語表現。どちらも英国人がオランダやフランスを貶めるように作られた表現だ。英語にはこの手のオランダやフランスを茶化したような表現が多い。英語以外の言語に造詣が深くないので、英語以外の表現が思いつかないのだが、確かフランス語でコンドームのことを「イギリス人の帽子」と呼ぶと聞いたことがあるので、英語と同様に、他の言語にも周囲の国をからかうような表現はあるのだろう。
あと、話はややずれるが東京の八重洲がオランダ人「ヤン・ヨーステン」にちなんでいることを思い出した。
こうした、国の特徴や強みが単語になった例は他にあるかと思い、考えてみるが、思いついたのは"China"=「陶磁器」くらいか。他には「割り勘」を意味する"On Dutch"、汚い言葉使いをわびる"Pardon my French."という英語表現。どちらも英国人がオランダやフランスを貶めるように作られた表現だ。英語にはこの手のオランダやフランスを茶化したような表現が多い。英語以外の言語に造詣が深くないので、英語以外の表現が思いつかないのだが、確かフランス語でコンドームのことを「イギリス人の帽子」と呼ぶと聞いたことがあるので、英語と同様に、他の言語にも周囲の国をからかうような表現はあるのだろう。
あと、話はややずれるが東京の八重洲がオランダ人「ヤン・ヨーステン」にちなんでいることを思い出した。
欧米はボランティアやチャリティがさかんだと言われる。欧米人がチャリティ好きということもあるのだろうが、日本よりも金集めのための仕組みがしっかりできあがっているようだ。そんな例をいくつか。
よくあるのがReadathonと呼ばれるもの。Read「読む」とMarathon「マラソン」を組み合わせた造語。子供が一定期間内に本を読むことを宣言し、そのページ数に対して、大人がお金を払う。集まったお金は慈善団体に支払われる。スポンサーの大人を集めるために、親が周囲の大人に声をかけることになる。イギリスでは、オフィスでも子供を持つ同僚からちょくちょくスポンサー募集用紙が回ってくる。私もオフィスで協力を求めたことも。Readathonの変形として、読書ではなく、スポーツの課題(例:縄跳びの回数など)に応じてお金を集めさせる場合もある。いずれにしても、子供に課題を与え、その達成度に対して大人がお金を払うことが共通している。ドイツでは見かけないので、これはひょっとしてイギリスの習慣かも。
大人の場合、こんな仕組みがある。
よくあるのがReadathonと呼ばれるもの。Read「読む」とMarathon「マラソン」を組み合わせた造語。子供が一定期間内に本を読むことを宣言し、そのページ数に対して、大人がお金を払う。集まったお金は慈善団体に支払われる。スポンサーの大人を集めるために、親が周囲の大人に声をかけることになる。イギリスでは、オフィスでも子供を持つ同僚からちょくちょくスポンサー募集用紙が回ってくる。私もオフィスで協力を求めたことも。Readathonの変形として、読書ではなく、スポーツの課題(例:縄跳びの回数など)に応じてお金を集めさせる場合もある。いずれにしても、子供に課題を与え、その達成度に対して大人がお金を払うことが共通している。ドイツでは見かけないので、これはひょっとしてイギリスの習慣かも。
大人の場合、こんな仕組みがある。
通貨ユーロが導入され、ヨーロッパ域内の旅行や企業間の決済業務はぐっと楽になった。その一方で、各国の通貨のデザインの個性が失われ、味気なくなった面もある。私が最初にヨーロッパに赴任した2000年当時はまだ各国の通貨が残っており、様々なデザインの紙幣を楽しんだものだ。個人的に気に入っていたものはこの二つ。フランスの50フランとベルギーの1000フラン紙幣。

ユーロ導入に際しては、各国が自国の偉人を紙幣に印刷することを主張すると収集がつかないため、結局無国籍の架空の建造物をデザインに採用したというのは有名な話。だから、ユーロ紙幣のデザインは無味乾燥な感じがして人間味が感じられず、あまり愛着が湧いてこないのが正直なところだ。ただしユーロ・セント・コインの裏側にだけは、各国の独自デザインが許されており、これが各国の個性を反映させている。下はユーロ・セント・コインのデザイン一覧。こうしてみると種類が多く、なかなか壮観。

ユーロ圏であればどの国のコインでも使うことができる。自動販売機もOK。ドイツでも様々な国のコインが流通しているので、その多くを目にすることができるが、さすがに手に入りにくいものもある。フィンランドやアイルランド、ギリシャのコインはなかなか見かけないし、ルクセンブルグやオーストリーのコインも隣国でありながら流通量が少ないためか、あまり見かけない。モナコ公国のコインはモナコ国内でさえ見ることが稀とのこと。サンマリノ、ヴァチカンといった国のコインというのは存在することさえ知らなかった。
これらのコインを集めてコレクションしている人は結構いて、珍しい国に出張するときにはコインを持って帰ってくるように頼まれたこともあった。今後東欧諸国を中心にユーロ圏はますます広がる予定。なお、ユーロについての説明や画像などは欧州中央銀行(ECB)のウェブサイトに詳しい。このサイトによれば来年の1月にキプロスとマルタでユーロが導入されるそうだ。

ユーロ導入に際しては、各国が自国の偉人を紙幣に印刷することを主張すると収集がつかないため、結局無国籍の架空の建造物をデザインに採用したというのは有名な話。だから、ユーロ紙幣のデザインは無味乾燥な感じがして人間味が感じられず、あまり愛着が湧いてこないのが正直なところだ。ただしユーロ・セント・コインの裏側にだけは、各国の独自デザインが許されており、これが各国の個性を反映させている。下はユーロ・セント・コインのデザイン一覧。こうしてみると種類が多く、なかなか壮観。

ユーロ圏であればどの国のコインでも使うことができる。自動販売機もOK。ドイツでも様々な国のコインが流通しているので、その多くを目にすることができるが、さすがに手に入りにくいものもある。フィンランドやアイルランド、ギリシャのコインはなかなか見かけないし、ルクセンブルグやオーストリーのコインも隣国でありながら流通量が少ないためか、あまり見かけない。モナコ公国のコインはモナコ国内でさえ見ることが稀とのこと。サンマリノ、ヴァチカンといった国のコインというのは存在することさえ知らなかった。
これらのコインを集めてコレクションしている人は結構いて、珍しい国に出張するときにはコインを持って帰ってくるように頼まれたこともあった。今後東欧諸国を中心にユーロ圏はますます広がる予定。なお、ユーロについての説明や画像などは欧州中央銀行(ECB)のウェブサイトに詳しい。このサイトによれば来年の1月にキプロスとマルタでユーロが導入されるそうだ。


