Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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In the Shadow of Your Words

Cristin Claas。KarlstadtのCDショップで売れ筋として紹介されていたので衝動買いした女性アーティスト。オランダ人のような苗字だと思ったが、ベルリン出身のドイツ人のようだ。シンプルでアコースティックなサウンドに、力の抜けた、しかし艶のあるボーカル一本が乗る様は、ノラ・ジョーンズやコリーヌ・ベイリー・ラエのスタイルを思わせる。ただ、ノラのようなカントリー色はなく、コリーヌのような黒っぽさもない。いわば白人ユーロピアンスタイル。歌詞は英語とドイツ語の半々である。

アルバムが出るのはまだ二枚目だが、ドイツ国内ではかなり人気の様子。アルバムはドイツでしか入手できないようだし、公式サイトやブログもほとんどドイツ語だが、すでにSony BMGというメジャーがバックにいるので、国際的人気を獲得するのも遠くないのではないだろうか。

http://www.cristinclaas.de/
http://www.myspace.com/cristinclaas

Sony BMG ドイツ

Amazon.de

Cristin Claas

ドイツの音楽といえば、バッハ、ベートーヴェン、シューベルトといったクラシックか、Nena, MSG, Scorpions, Accept(古!)といったハードロック系、テクノ音楽のKraftwerk、ビジュアルパンクのTokio Hotel、あとはバイエルンの民謡(笑)くらいしか思いつかないが、こうしたソフトな癒し系アコースティックサウンドもあるんだということを再認識させてくれた。私が持つたぶん唯一のドイツ語のアルバム。
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今日は午前中、息子の通う日本人幼稚園の運動会。地元の体育館を借り切ってのイベントだが、その人数の多さに驚く。もちろん、ほとんどすべて日本人。一部国際結婚組の夫婦が混じるのみ。我が家の場合、小学生の娘は英国系のインターナショナルスクールに通っているので、普段妻は、娘の学校では欧米系のママさんたちとつきあい、息子の幼稚園では日本人ママさんたちとつきあいがある。その妻によれば、日本人ママと知り合うとたいてい年齢を聞かれるのだと言う。みんながみんな誰が何歳かということを直接や人づてに聞いて知っているのだそうだ。一方、インターナショナルスクールの欧米系の母親にはことさらに年齢を聞かれることはないそうだ。そういわれて見れば、今日知り合った日本人お父さんにも、最初に年齢を聞かれた。日本人は年齢によって人間関係の距離感や上下感覚をつかんでいるのだと思われる。

インターナショナルスクールの親たちは、いちいち年齢など聞かない。思うに、それ以前に彼らにはとても大きな違いがあるからだろう。それは国籍と人種の違いだ。なんといっても、出身国がばらばらなので、知り合うとまず、「あなたどこの国の人?」という質問から始まる。年齢の違いなど国や文化の違いに比べれば些細なもの。相手の年齢を聞く以前に聞くべきことはたくさんあるわけだから、年齢が話題にならないのは当然ともいえる。

では、同じ出身国の人同士であれば欧米系の人でも年齢を聞いて距離感を測っているのだろうか。
     
すばらしい秋晴れの先週末、自宅から車で一時間半ほどのところにあるオランダのマーストリヒト(Maastricht)までドライブ。マーストリヒトはオランダの最南端、リンブルフ(Limburg)州の州都で、ドイツとベルギー国境にはさまれた街。街の起源は紀元前のローマ時代までさかのぼり、オランダで最も古い町のひとつとされる。EUの創設を定めたマーストリヒト条約(Maastricht Treaty)が批准された場所として世界にその名を知られるが、人口は12万人にすぎず、中世の面影を残す中規模の落ち着いた町であり、そんな歴史的な政治の舞台となるような大仰な雰囲気はない。リンブルフ地方は他のオランダの町とは毛色が違い、文化的にはオランダよりもむしろフランスやベルギーの影響が強く、ラテン色が強いとされる。中世にはスペインの支配下だった時代もあるし、ナポレオンの時代にはフランス帝国の支配下にあった。リンブルグ語と呼ばれる、ケルト語を起源とする言語を持つのも特徴的だ。マイナーな言語のようだが160万人もの話者がいるそうだ。

ともあれ、マーストリヒトは、ケルト文明、ローマ帝国、ドイツ、フランス、スペイン、ベルギー、オランダと、様々な国と文化の影響をうけた街であり、複雑に入り組んだヨーロッパの歴史の象徴とも言える。EU条約の締結される街として、これ以上ふさわしい街もなかったかもしれない。オランダの古い街はどこもそうだが、新しい建築と古い建築が見事に溶け合って融合しており、オランダ・ベルギー独特の建築様式の建物が並ぶさまはとても趣がある。なぜ日本にこうした街づくりができないのだろうかと、改めて考えてしまった。

マーストリヒト~日曜の昼下がり


帰りに二つほどニアミスともいえるトラブルが。
     
仕事に忙殺されていたかと思うと風邪を引いたりして、かなり更新が滞ってしまった。

ドイツ人が謹厳実直でルールに厳格であることは世界一般に広く知られるところだ。たとえば、レストランやビアホールなどで出されるグラスには、ここまで入れれば0.3リットルとか、0.5リットルとか線が書かれてある。店はこの線まできっちり注ぐのがルール。
ケルンビールのグラス。後ろに0.2Lという表示

私のオフィスでは入室用のキーカードがタイムカードを兼ねており、端末にカードを近づけると来社時間、帰社時間を記録するようになっている。勤務時間は分単位で管理され、超過勤務時間はオーバータイムとして正確に記録され、それが8時間に達すると社員は一日代休をとることができる。たいていの人は残業した時間分、あとできっちり休むなり早退するなりして調整している。週40時間労働が徹底されているのだ。私の場合、月に80時間は残業しているので、毎月10日間休む権利がある計算だが、もちろん不可能な相談だ。

まだある。イギリスで勤務していたとき、ユーロ圏に出張することが多かったのだが、その時の出張精算には、ポンドとユーロの為替レートを経理担当者が固定してそれを使っていた。固定レートなので、あるときは得をし、あるときは損をするが、長い目で見れば相殺されるので、だいたいでよいではないかというおおざっぱな考え方だ。これがドイツに移るとそうアバウトにはいかなかった。担当者が日々刻々と変わる為替レートを見ながら、社員が出張したその日のレートを適用して、正確にユーロ換算するのだ。個々人の性格の違いもあるが、社員たちがそこまでの正確さを求めるかどうかというところに国民性が出ている。

かつて初めてイギリスに勤務した頃、当時のヨーロッパの社長に、「どうだね、ヨーロッパは日本とだいぶ違うだろう」と話かけられて、「そうですね。こちらのほうが日本よりもアバウトなことが多いですね」と答えたら、意外そうな顔をして「そうかな。ドイツ人なんかとても正確だが。」と答えが返ってきた。相手はドイツなどで十数年を過ごした人。イギリス人独特の、本質ははずさないが細かいところは意外とこだわらない大雑把さは、彼の中のヨーロッパ人像とはあわなかったようだ。私もドイツにも住んでみて、当時の彼の意外そうな反応の理由が分かったのである。
     
旅行サイト大手のExpedia.deがヨーロッパのホテルを対象に観光客をランキングしたアンケート結果を発表している(ニューズウィーク8月29日号に関連記事)。いくつかポイントを絞って見てみる。まず、日本人はおとなしくて上品な観光客だということを示すランキング。

上品な旅行客
日本人 20%
ドイツ人 12%
アメリカ人 11%

不平が少ない
日本人 26%
中国人 8%
オランダ人 5%

静かで控えめ
日本人  39%
中国人 9%
スイス人 8%

と、この辺りはダントツで日本人がトップである。中国人もランクインしているところを見ると言葉ができないことがおとなしさの一因か。他にも「きれい好き」ランキングでも日本はドイツ人に続く二位である。

一方、評判がかんばしくないのが、イギリス人。

     
仕事が忙しくて前回の更新から間が空いてしまった。

先日東京に帰ったとき、青山一丁目で地下鉄の切符を買おうとしていたら、すぐ隣でインド人ビジネスマンらしき人が切符の買い方が分からないようだったので、声をかけて、渋谷までの切符の買い方を教えてあげたことがあった。しかしそのすぐ後、自分が神保町で乗り換えようとしたら改札でエラーに。どうも東京メトロと都営線との乗り換え切符をちゃんと買っていなかったらしい。間抜けな話だが、日本を離れて7年半、その間に営団地下鉄は東京メトロと名前を変え、東京の地下鉄マップは記憶から薄れていったのだろう。こんな間違いをするようになった。

しかし、外国に住んでみて、東京の地下鉄は行き先表示といい、切符の料金といい、結構わかりにくいのだと認識するようになった。営団だろうが都営だろうが、ユーザーには知ったことではないのに、乗り換え扱いになるから切符も接続切符を買わねばならない。外国人にはその違いなど分かるわけもない。駅のプラットフォームの行き先表示も「笹塚」とか、「本八幡」方面とか、地元の人以外分からない地名だけではなく、西行き、北行きといった方角も表示してもらったほうがずっと分かりやすいと思うのだが。ロンドンの地下鉄であれば、どの路線に乗ろうが料金体系は一本だし(異様に高いけれども)、行き先もSouthbound, Northboundといった具合に、一目でどちらに向かうのかが分かるようになっている(高速道路なんかの行き先表示もそうだ)。便利さを追求するくせに、妙に複雑だったり、ユーザーフレンドリーでなかったりする日本。こうしたところも改善してもらいたいものだ。進化が激しい日本の携帯電話も、私にはとても使いこなせそうにない。
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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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