Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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例年4月といえば気温も天気も不安定なドイツだが、今年はずっと高止まり。3月に続いて異常な暑さと乾燥が続く。今月に入ってから一度気温が下がった時期があったが、雨はもう数週間見ていない。昨日と今日は気温が30度に届き、すでに今月だけでそういった真夏日がそのほかに二三日もあった。昨日アテネ出張から戻ってきた同僚によればアテネは15度前後とドイツよりも10度以上も気温が低かったようだ。

すっかり真夏の陽気の中、昨夜は会社の同僚数名で旧市街(アルトシュタット)に繰り出し、屋外テラスでスペイン料理を楽しんだ後、アイリッシュパブで欧州サッカーチャンピオンズリーグのチェルシー対リバプールをTV観戦。今夜は今夜で大事なビジネスパートナーとの重要な会合があり、夜はライン川沿いのイタリアンレストランで、やはり屋外でのディナー。夜9時半になっても空はうっすら明るく、気温もおそらく二十度以上と、4月とはとても思えない。

10カ国ほどから二十数名が集まった今夜の会食。快適な陽気に恵まれてはいたが、自分の将来の人生を左右するかもしれない重要な場とあって思いは巡り、リラックスして川面を流れる風を楽しむどころではなかったのが残念である。
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公共の建物での喫煙が禁じられているアメリカに比べ、喫煙天国と言われる日本。欧州はその中間にあったのが、最近はアイルランド、フランスで相次いでレストランなどでの喫煙が禁止になり、ドイツも今年から喫煙に対する規制が厳しくなる。そんな嫌煙ムードの中、スモーカーズ国際航空という航空会社がデュッセルドルフと成田に2007年10月の就航を目指していると聞いた

ノルトライン・ヴェストファーレン州の州都であり、ドイツで最大の日本人人口6000人を誇る、デュッセルドルフだが、これまで日本との直行便がないことがネックだった。日本に飛ぶ人はフランクフルトやパリ、ロンドンといった周辺都市を経由しなければならない。デュッセルドルフを拠点とするLTUというチャーター便の航空会社が過去に日本への直行便を計画したもののこれまで実現には至っていない。

Smoker's International Airline (http://smintair.com/) はなんと全席喫煙可のビジネスクラスというのが売り物で、ボーイング747の広い室内スペースを贅沢に利用して、60年代のようなラグジュアリーな空間を再現することを目指しているとのこと。現在ライセンス認可のための資金や人材を調達中のこと。--> BBCのニュース記事

かつて飛行機での喫煙がOKだった頃、ロンドン=東京間12時間を喫煙席に乗った事があったが、当時喫煙者だった私でも煙たくて、二度と乗りたくないと思ったものだが、ビジネスクラスの料金数十万円を払ってまで喫煙をしたいものか疑問ではある。ただ、多くの人が望んで実現しなかったデュッセルドルフと東京との直行便というのが狙い目か。
     
私は子供のときから、枕やふとんからでるほこりに弱く、友達と枕投げをするとすぐに目がかゆくなり、鼻水が出ていた。ハウスダストアレルギーなのだ。でも花粉症で困ったという記憶は最近までなかった。ところがここ2,3年、イギリスとドイツでは花粉症らしき症状に悩まされている。今年は特にここ数週間のストレスと激務もたたって症状はこれまでになく悪化。咳が止まらず、とうとう喘息の症状を引き起こしてしまい、夜もまともに眠れない日々が続いている。二、三日で治るだろうと思っていたが、なかなか症状が改善されないので、とうとう昨日医者に赴いた。やはり喘息と診断されて、気管支の炎症を抑えるスプレー式の薬と抗ヒスタミン剤、鼻スプレーを処方された。花粉症には無縁だった妻も同様にここ2、3年ほど症状がでるようになり、彼女の場合はフルーツアレルギーを引き起こしてしまった。バナナやパイナップルなどを食べると体が拒絶し、アレルギー反応を起こしてしまうのである。花粉の多いこの季節は特にひどい。

ヨーロッパにはスギやヒノキはない。セイタカアワダチソウもブタクサもないようだ。では何が花粉症を引き起こすかというと、イギリスでは芝、ドイツではシラカバが多いとのこと。確かにドイツでは街路に普通にシラカバが生えていたりする。ゴルフ王国イギリスでは芝はどこにでも生えている。私や妻がどの花粉にアレルギー反応を示しているのかはわからないが、この二つのどちらか両方だろう。ということは、私たちが日本に戻ればとりあえずこれらの花粉症からは開放されるということではないだろうかと思っている。

ちなみに、ドイツ人やイギリス人にも花粉症で悩む人は多く、十人に一人以上が悩まされていると聞いた。でも、日本のようにマスクをしている人を見かけることがないのは、習慣の違いか、格好を気にしているのか。
     

吉野家、モスクワ、ロンドンに出店検討 4年以内に7店前後

 吉野家ディー・アンド・シーの安部修仁社長は13日の決算発表会見で、モスクワとロンドンでの牛丼店出店を検討していることを明らかにした。4年以内に7店前後をフランチャイズ(FC)方式などで出店する見通し。海外は米国と中国を中心としながら、今年から平成22年までの中期計画の中で、欧州での店舗展開を模索する。
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070414/sng070414001.htm



最近仕事上のストレスで精神的にきつい日々が続くが、そんな中に飛び込んできた朗報(大げさ)・・・である。

かなり前に書いたことがあるが、海外に住んでいると日本のカジュアルフードから遠ざかってしまう。寿司や刺身などは日本食レストランなどで食すチャンスも結構あるのだが、こうしたカジュアルな食事は海外では食べることが意外と難しい。

デュッセルドルフには「なにわ」という地元では有名なラーメン屋があって、いつも行列ができている。客の半分かそれ以上は地元のドイツ人である。最近もう一つ「匠」という店もオープンして、こちらもおいしいと評判で盛況だ。ロンドンでは"Wagamama"という英国系ラーメンチェーンが人気であちらこちらに出店している。

というわけでこちらではラーメンには事欠かないのだが(京都の天下一品はないが)、デュッセルドルフやロンドンはむしろ例外で、ちょっと日本人が少ない街に済めばラーメンだってお目にかかることはまずない。

それが牛丼ということになると、これはもうヨーロッパでは自宅で作る以外に普段食べることは不可能に近い。吉野家はアメリカには以前から進出しており、私もロサンゼルスで食べた経験がある。日本の物からは比較にならないクオリティではあったが、それでも牛丼であることには違いない。そういう意味で今回のニュースはロンドン、モスクワ在住の日本人には朗報ではないだろうか。

私の知り合いが以前、吉野家、モスバーガーとデニーズだったかすかいらーくだったか、それぞれに、デュッセルドルフへの出店を投書で要請したことがあったが(無視されたかもしくは丁重に断られた)、海外在住の日本人にとってこうした需要は意外と高いのではないだろうか。
     
「ハーメルンの笛吹き男」。ねずみが増えて困っていた中世のハーメルンにふらりとやってきた怪しげな風貌の男が、笛を吹いてネズミたちを河に飛び込ませることで退治するが、ハーメルンの役人たちは報酬を出し渋る。それに怒った笛吹き男は街の子供たちを笛でおびき出し、どこかへ連れ去ってしまう・・・

この話、私はドイツに来るまでなんとなくしか知らなかったのだが、1268年の6月26日に実際にあった話なのだそうだ。教会のミサで大人たちが出かけている間に130人もの子供たちが蒸発しており、子供たちが誘い出されたとされる通りでは今も楽器の演奏が禁止されているとのこと。実話だと聞けば不気味で薄ら寒い感じがする。

子供たちがいなくなったとされる場所


中世の香りを残すハーメルンの街。徒歩で一時間もあれば見て回れる広さだが、この少し不気味な伝説が美しいこの街に他にはない陰影を与える。史実の真実性はどうあれ、このハーメルンの笛吹き男(ドイツ語では「ネズミ捕り男」と呼ばれる)のおかげでこの街は今も観光地として世界中から多くの観光客を引き寄せ、多くのキャラクターグッズや本を販売している。中心街の歩道にはネズミのマークが印刷され、それをたどっていくと教会など、街の観光名所をたどれるようになっている。

今回ハーメルンに一泊したのだが、街中ではなく、郊外の古城ホテルに宿泊。16世紀に建てられた古城を改装して2004年にオープンした五つ星ホテルで、ベージュの砂岩質の古城の外観とは打って変わって内装はモダンでシック。最新の設備を完備したプールもあり、子供たちも満足。イースター休暇中の繁忙期にもかかわらず家族4人で泊まって一泊140ユーロ(部屋はHotel.comで数日前に自分で予約)。イギリスやフランスの有名な古城ホテルであれば5万円はくだらないことを考えれば大変リーズナブルだといえる。ゴルフ場が併設されており、ゴルフをプレーするのであればなおよいだろう。

Scholosshotel Münchhausen

ハーメルン郊外の古城ホテル

     
12世紀から16世紀ごろにかけて、欧州の貿易を取り仕切っていたハンザ同盟。貿易で富をなした都市の同盟であり、多いときには欧州の200を越える都市が加盟していたという。その中でも盟主とされたのがリューベックで、ブレーメンやハンブルグといった北ドイツの都市が中心メンバーとして、その強大さゆえに高い自治権を獲得していた。他にもストックホルムやタリンといった北海、バルト海沿いの港湾都市の大半、さらにはデュッセルドルフやケルンといった河港都市もそこには含まれた。15-16世紀の大航海時代に飛び込むと、海洋貿易の中心はアフリカ、アジアへのアクセスがよいスペインやポルトガルといった南欧に移り、ハンザ都市は急速に権勢を失う。最後には6都市が代表を送るだけとなり、17世紀の会議を最後に同盟は消滅する。

ハンザ同盟の中心都市はどこもとても立派な市庁舎(ドイツ語でRathaus)を昔から持っており、それらは今でも街のシンボルとして中心に位置している。今回初めて知ったのだが、こうした北部ドイツの市庁舎の地下にはたいていレストランがあり、特にハンザ都市のものは立派で、重厚な雰囲気の中、伝統的なドイツ料理を楽しめる。写真はハンブルグ市庁舎とその地下のレストラン。
ハンブルグ市庁舎 市庁舎地下のレストラン


先週回ったのはリューベック、ブレーメン、ハンブルグ、ツェレ、ハーメルン(後者二つはハンザ都市ではない)の5都市。それぞれ特徴がある街であるが、その中でもリューベックが特に印象に残る街だった。周囲を運河で囲まれた世界遺産、リューベックはさほど大きくはなく、徒歩圏内に見所が集まる。とりわけ今回私たちが感銘を受けたのは市庁舎の裏にあるマリエン教会だ。高い双子の塔を持つドイツで三番目に大きな教会で、内部のパイプオルガンは世界最大級とされ、バッハもここを訪れている。大戦で戦火に包まれ、その時に爆撃を受けて落下破損した鐘がそのままの形で展示されている。数多くの教会を見てきているが、ここの教会は一見の価値あり。

リューベックの町並み 世界遺産リューベックを囲む運河


マリエン教会内の世界最大級のパイプオルガン 爆撃で破損したマリエン教会の鐘

     
ドイツの車のナンバープレートでは最初のアルファベットはその車が登録されている場所の地名を表す。Dならデュッセルドルフ、Fならフランクフルトといった具合だ。街の規模に応じて二文字や三文字になる。大きい街は一文字、三文字だと小さい街だ。ちなみに、ハンザ都市はちょっと例外的で、HBはブレーメン、HHはハンブルク、 HL はリューベックといった風に、わざわざハンザ都市であることを表すHを頭文字にいただいている。
ドイツのナンバープレート(Bはベルリン)


イギリスでは最初のアルファベットは車の登録年式を表す。AやBは古くて、XやYなどは新しい年式になる。最近ではアルファベットをZまで使い切ったので二文字になっているようだ。

先日、モスクワに駐在していた人から、ロシアのナンバープレートについてこんな話を聞いた。かの地では、ロシア人が所有する車はみな白いプレートだが、外国人が所有する車のプレートは色がついているそうで、そのうち外交官は赤、企業駐在員は黄色、しかも、最初の数字の三桁が出身国を表すのだそうだ。005は日本。001はアメリカ。003はドイツといった具合。黄色で005のナンバーとくれば日本企業駐在員というわけだ。

そこで何が起こるかというと・・・
     
先週金曜日からこの月曜までイースター(キリスト教の復活祭)で、西欧のほとんどの国では金曜と月曜が祝日。当然この時期は大移動が起こり、観光地は飛行機代も宿泊費も高騰する。私たち家族は、なるべく混雑を避けて気楽にいける北ドイツを車でドライブすることに。

初日  デュッセルドルフからブレーメンへ。ブレーメン観光後ハンブルグに移動。
二日目 ハンブルグ観光をしてからリューベックに移動。
三日目 リューベック観光、ハノーバーに近いツェレに立ち寄り、ハーメルンへ。
最終日 ハーメルン観光後、デュッセルドルフへ

というわけで、いわばハンザ同盟都市めぐりである。ドイツは高速道路の平均走行スピードが速いので、250kmの移動でも2時間と少しで着いてしまう。初日以外は3時間以上ドライブすることもなく、ゆっくりではないが無理はあまりしない旅。

中世の時代に貿易都市同盟として大きな富を生み、その結果自治権を獲得したハンザ同盟。リューベックを盟主に、ハンブルグ、ブレーメンなどがそれぞれ力を持ち、これらの街は今でも市でありながら、特別市として州と同等の自治権を与えられているという事実はこの旅行を期に調べて知った次第。どの街も歴史を感じさせる独特の風格をもち、普段見慣れたルール工業地帯の比較的新しいドイツの町とは違い、なかなか見ごたえがあった。それぞれの街の特徴や写真については今後アップしていく予定。
     
昨日から今日にかけてイギリスに出張。ガトウィック空港から入国し、ブライトンBrighton, ライゲイトReigateといった南部の街を訪れる。天気は晴天だが、風が少し肌寒い。イースター休暇の初日Good Fridayをあさってに控えて、街や空港は混雑気味。

イギリス人とのミーティングに出席。イギリス人同士の会話になると普段以上に地元言葉が言葉の端々に登場するが、その中で今日何度か使われた表現を一つ。

"Catch-22"。同名のアメリカ小説から来た表現であり、Wikipediaによれば以下のような説明がついている。

Catch-22 is a term, coined by Joseph Heller in his novel Catch-22, describing a general situation in which an individual has to accomplish two actions which are mutually dependent on the other action being completed first.

ニワトリと卵の関係のように、どちらかが先に始まらないともう片方が始まらないという相互のジレンマ関係を表す表現で、ビジネスを例にすれば、投資をしないと売上が伸びないが、売上がないと投資はできない、といった身動きできない状況を指す。”Catch-22 situation”。などと形容詞風に使ったり、名詞や、副詞句として使われることもある。60年代のアメリカの小説が元なので、アメリカ人も使うが、イギリス人にも十分通じる表現だとはイギリス人同僚の弁。
     
とても暖かな週末は息子の三歳の誕生日。作ったケーキを前に家族でハッピーバースデーの歌を歌ってあげるが、本人ははずかしがって歌半ばでベッドルームに走り去る。娘にはまずなかったリアクションだ。同じ兄弟でも様々な面で性格が異なり、いつも新たな発見がある。

2000年当時、日本からイギリスに移ったとき、まず驚いたのはごみの分別収集がなかったことである。プラスチックであれガラスであれ、生ごみであれ、すべて各家庭に支給される大きなゴミ箱(bin)に放り込むだけだった。収集は週一回である。最近は少し進んで、リサイクルごみと普通ごみは分けるようになった。

アメリカも同様で、私が住んでいた2003年までは分別という考え方自体が存在しなかった。生ごみはシンクの底についているディスポーザーに放り込んでスウィッチを押すとミキサーがごみを砕き、そのまま下水に流された(ジューサーミキサーのような感じだ。とても便利)。そのほかのごみはそのままアパートの外に備え付けられている巨大なゴミ箱に放り込むだけ。収集がどのような頻度でいつされていたのかも私は知らなかった。

ドイツはイメージ通りの分別先進国で、リサイクルごみ、生ごみ、バイオごみ、ガラス瓶、衣料、靴、紙など、細かく回収する。普通ごみの収集は週一回。ペットボトルなどにはディポジットがかけられており、買うときはその分高めに払うことになる。飲み終えた空きボトルを販売店に持ち込むとその本数分お金が戻ってくる仕組みだ。このあたり、外国人が理解するには多少慣れが必要。

先週のニューズウィークには欧州のリサイクルごみ事情についての記事があった。ドイツではリサイクルが数百億円規模の大きな市場を作り出しており、投資も活発。結果としてリサイクルがさらに進むという好循環を生み出している一方、ギリシャなどの南欧諸国ではごみは分別されずに埋め立てられるだけという前時代そのままのスタイルが続いているという。その原因として挙げられているのが国民性の違いというのが興味深い。規則を厳格に守るドイツ人に対し、規制を嫌うギリシャ人にごみのリサイクルを奨励するのは難しいとのEU担当官のコメントが載っている。イギリスでも同様の理由でリサイクル率が欧州最低に留まっているらしい(これもうなずける)。EU全体として今後リサイクル率の向上を目指すとのことで、そのためには罰則規定の制定と、リサイクル事業がお金になるのだということを知らしめて民間の協力を促すというアメとムチの政策が必要になると記事は結んでいる。
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日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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