Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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今朝のラジオのニュースで、ロンドンにおけるスピード監視カメラを増やす計画があると聞いて、まだ増やすのかと驚いた。だいぶ前にもブログで触れたが、イギリスは交通監視カメラがとても多い。例を挙げると、自宅からオフィスまでの10マイルほどの間になんと5台も監視カメラがあり、スピードや信号無視をチェックするようになっている。田舎でもロンドン市内でもその多さは大して変わらない。先日スコットランドで古城を巡ったときの田舎道でさえいくつも見かけたし、3月にバースにいったときは15マイルオーバーで見事に撮影されてしまった(ただ、私の運転免許証がドイツのものなので、罰金の支払い手続きができず、そのままになっている)。なお、イギリスのスピードカメラは後ろからの撮影のみ。前方からの撮影はプライバシーの侵害になるため、という理由を聞いたことがある。フランス、ベルギー、ドイツなどはすべて日本同様前から。アメリカではスピードカメラは見かけたことがない。

先日ある人から聞いたところでは、ロンドンの二階建てバスには監視カメラがなんと14台も設置されているのだそうだ。7月7日のテロ以来ぐっと増えたらしい。バスの中だけではなく、外や周辺も撮影するようになっており、バス通りの近くで起こった犯罪をバスが撮影、警察がその映像を使って犯人を検挙した、などという例もあるとのこと。

テロの後、監視カメラ(CCTV)の存在が俄然注目されているわけだが、ロンドン市内で暮らす人は一日平均30数回はCCTVに撮影されているとのこと。そんなにたくさん、とかなり驚かされるのだが、ちょっと注意して見ていれば、電車と地下鉄に乗ってオフィスビルに出入りし、エレベーターに乗ったりするうちに、すぐにそれぐらいの数に達してしまうであろうことは想像できる。

撮影するのであればそれを監視、チェックする必要もあるわけで、それも大変だろうと思ったが、最近は画像認識ソフトが発達しており、怪しい荷物や人物は自動的に追跡されて通報される仕組みも導入されているらしい。監視大国イギリス、である。
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私は普段寝る前の15分くらいと出張の移動中の飛行機は読書の時間に充てることにしている。先週の日本出張では片道12時間のフライト時間を利用して、最近読みかけだったダビンチコードの英語版を読み終えることができた。ペーパーバックで600ページ。まずまずのボリュームだが、明快でビジュアルな文章とストーリー展開のおかげで比較的スムーズに読み進めた。アメリカ人作家が書いたということで、フランス人やイギリス人についての描写について「本当かな?」という疑問点と、その逆にアメリカ人とフランス人、イギリス人の違いをうまく表現した点も見られた。発売後三年も経つ小説のストーリーや感想について今頃ここで語っても仕方がないので、私なりに気なった点と英語の面で目に付いた表現についてここに書きとめておきたい。
da-vinci-code2.jpg

     
時差ぼけもまだ取れない中、今日は朝5時起きで空港に向かい、一番の飛行機でドイツのシュツットガルトに飛んだ。シュツットガルト空港は初めて。オレンジの屋根に白い壁の家が立ち並び、北ドイツとはまた異なる南ドイツらしい風景が広がる。そこでひとつ変わったことに気がついた。空港というのはどこも平地に作られているのが普通だが、シュツットガルトは空港のすぐ近くに小高い丘があり、その丘の上には住宅が立ち並んでいる。結構空港に近いので騒音が多少気になると思うのだが、その一方で空港を眼下に見下ろすことができて窓からの眺めはなかなか壮観ではないだろうか。いずれにしてもこうした風景は他では見たことがない。なお、シュツットガルトはW杯の会場のひとつであり、先週末イングランド対エクアドルが行われたところでもあるので、空港内も出場国の旗やユニフォームをかざるなど、雰囲気を盛り上げている。

顧客と昼食をはさんで夕方までミーティングを行い、夕方のフライトで今度はアムステルダムに向かった。こちらアムステルダムも独特の眺めが広がる。国土の三分の二が海抜0メートルのこの国では運河が発達しており、空からも牧草地や農地、住宅地を縫うようにして運河が縦横に張り巡らされているのがよく見える。フィンランドなども無数の湖沼が空から見えるが、オランダのそれは人工的な運河が多く、それはそれで美しい。水の都らしさがよく出ていると思う。

アムスのホテルにチェックインしてまもなくフランス対スペインのゲームが始まり、私も一人で食事を取りながらレストランのTVで観戦。ヨーロッパの雄が激突するこのゲーム、レストラン内の客からもきわどいプレーのひとつひとつに歓声が起こる。ところでアムスの食事だが、オランダはバタビア料理、つまりインドネシア料理がおいしいことで知られる。かつてインドネシアがオランダの植民地であり、インドネシア系移民がたくさん住んでいるためだ。私もナシ・ゴレンとサテイを頼んだがどちらもなかなかの美味。
     
先ほどイングランドがエクアドルに勝ち、「順当に」ベスト8に進出した。イギリス人の友人が言うには、今回の大会はヨーロッパの人にとっては面白い大会なのだそうだ。つまり、本当に実力のある国が勝ち残っているということらしい。考えてみれば前回の日韓大会ではフランスやポルトガル、アルゼンチンが一次予選敗退、トルコや韓国、日本が予選を勝ち上がったり、下克上サプライズがたくさんあった。逆に言えば、実力と伝統を誇りにするヨーロッパの人にとってみればたまたま勝ち上がったエキゾチックな国ばかりで面白くない、となる。

今回の大会、イングランド、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、ブラジル、アルゼンチンといった常連がきちんと勝ちあがり、ポルトガル、ウクライナも予選を通過し(ウクライナは予選初通過だが、エースストライカー、シェフチェンコはイタリアでプレーし、欧州年間最優秀選手を獲得した人気選手)、決勝トーナメントはとても見ごたえがある試合が並び、「面白い」となるようだ。

悔しいが、たとえ日本が勝ち残っても、はっきり言ってヨーロッパの人にとっては、たまたま紛れ込んだと思われてしまうのだろう。それほどサッカーの世界において日本の存在感というのは小さい。日本にいると、日本代表の話ばかりが報道されるが、一歩海外に出ると日本のことなどまず話題にならないし、報道も最小限だ。日本にどんな選手がいるか知っている人はめったにいない。

そのイギリス人いわく、日本の実力が一皮向けるには、ウクライナで言えばシェフチェンコ、ドイツで言えばバラックのような、世界レベルで通用するずば抜けた天才が必要なのではないかとのことだった。サッカーはチームワークで戦うものだが、ファンタジスタと呼ばれる天才がチームのレベルを一段上に引き上げる「触媒」の役割を果たすのだ。これからの日本には、目の肥えたヨーロッパ人をも驚かす才能を育て、小さくまとまってしまわない奔放な強さを持ったチームを作ってもらいたい。
     

今週日本出張に同行したイギリス人はダイエット中であり、普段イギリスにいるときは飲み物はダイエットコークにしている。ということで日本でも飲み物を買う時にコカコーラライトを探したのだが、一度も見つからなかった。欧米ではコーラを売っているところならどこでもたいがいライトも売られているのだが、日本ではそうではないようだ。日本ではそもそも緑茶やウーロン茶などが幅を利かせており、コーラ自体が不人気のようだ。

一方、逆に日本にたくさんあってイギリスにはないものが「アイスティー」。これ、紅茶の本国イギリスではめったにみかけない。レストランやカフェでもオーダーは不可能だ。イギリス人によれば、アイスティをおいしいといって飲む神経が信じられないらしい。ちなみに、アイスティーはアメリカでもどの店にも必ずといっていいほどあり、人気飲料として定着している。ただし、アメリカのものはアイスレモンティであり、日本のようなアイスミルクティはない。

また、レモネードだが、レモネードをイギリスでオーダーすると、ほぼ100%スプライトが運ばれてくる。イギリス英語ではLemonadeとSpriteはほぼ同義である。日本やアメリカはもちろん、同じヨーロッパのドイツでもこうしたことは起こらないので、これはイギリスに特有のことなのだと思っている。
     
一週間に及ぶ日本出張が終わり、さきほど帰宅。東京を拠点に長野や山梨も訪れ、連日の打ち合わせと会議、そのあとの飲み会、時差ぼけを利用して(?)夜中のサッカー観戦と、平均2-3時間睡眠でハードに動き回った。東京周辺は連日曇りでほとんど雨は降らず、持って行った傘は使わずにすんだ。気温は25-26度といったところで、ヨーロッパと大して変わらなかったが、湿度は80%前後と、外を歩いていると汗がにじむ蒸し暑さ。

日本の夏はちょうど三年ぶりだが、今回はオフィスや電車の空調の温度が以前に比べて明らかに高くなったように感じた。クールビズ効果だと思われるが、我々はスーツ姿でかなり暑かったのは確か。実際同行したイギリス人はIt's very hot! を連発しており、かなり不快だった様子。

なぜ日本のオフィスや公共の場所、電車内などがこんなに暑いかをその同僚に説明すると、日本人の環境を守る姿勢は尊敬に値するとポジティブな反応。しかし、国を挙げて冷房の温度設定を上げようなどというキャンペーンを政府が打って国民がそれに従う、などということが起こるのは欧米では考えにくく、日本人ならではの素直さとまじめさの表れではないだろうか。
     
今回の出張にはずっとイギリス人が同行。彼は、「日本のトイレがすばらしい。気持ちよくて一時間半も座り続けてしまったよ。(笑)」とのこと。一時間半はもちろん冗談だが、「衛生的でよいし、気持ちよい」ととても評判がいい。

マドンナが先日来日したときに、「日本のウォッシュレットが恋しかった」みたいなことを発言していたという話をすると、「同感だ」とのこと。イギリスに輸入したらどこに売ることができるか考えてしまったと。彼はイギリスでも売れるはずと思ったようだ。以前のブログでなぜ海外でウォッシュレットが普及しないかということを考えてみたことがあるが、彼の意見では、一度ただでもいいから使わせてみたら、その人は手放せなくなって買ってくれるのではとのことだった。
     
今日、東京の地下鉄を歩いていて見かけた貼り紙。

「エスカレーターで歩くのは危険なのでご注意ください。」

どういう意味があるのか、不思議に思った。「危険だから歩くな」と書くならまだ分かるが、「注意して歩け」とは、一人前の大人に対して言わなくてはならないことだろうか。それとも子供に対して言っているのか。誰かがボーっとして歩いていて転ぶことがあるのだろうが、それは自己責任だと思う。それをどうして駅が注意喚起しなけれならないのか、言ったところでそもそも効果があるのか?ボーっとして歩いている人が貼り紙に気づくのか。おせっかいだし、そもそも大人を子ども扱いしている。

以前のブログでも書いたことがあるが、「手すりにつかまってお乗りください。」という、放送が繰り返し流れるエスカレーターも日本には多い。「そんなことわざわざ言われなくても分かってるよ。つかまりたければつかまるよ、大きなお世話だ。」と思ってしまうのだが、多くの日本人にとっては別に気にならないのだろうか。大人をばかにしたような放送や貼り紙、日本に特有だと思うが、みなさんどう思われますか。
     
今週はずっと日本に滞在。東京を拠点に何都市かを訪問予定。

前回の日本は12月はじめだったので、ほぼ半年ぶり。新しくなった成田のターミナル1に到着。ずいぶんきれいになり、出発ターミナルの店はずいぶん増えたようだ。ただ、到着ゲート前ロビーの狭さは相変わらずで、混雑がひどくとても歩きにくい。

ところで、空港で迷子のお知らせを聞いた。そういえば、迷子の放送というのは日本ではよく耳にするが、海外で聞いたことはない気がする。ひょっとしたらこれはとても日本的なのではないだろうかと考えた。もしこれが日本だけでしか見られないことだとすると、他の国はどうしているのだろうか。親が注意していて迷子がそもそも起こらないのか、はたまた迷子を預かるような親切なシステムがないのか。もし、自分の子供がいなくなったら、海外ならすぐに警察沙汰ではないだろうか。幸い我が家ではいまだ子供が迷子になったことがないのだが、どなたかご存知の方がいればコメントください。
     
旅行者や出張者にとってわずらわしいのは入国審査。疲れて帰ってきたのに、到着するタイミングが悪いと長蛇の列に並ぶ羽目になり、うんざりさせられる。そんな悩みを解決する新兵器がIRISという新しい入国審査システム。世界に先駆けてヒースロー空港とマンチェスター空港での実用が始まったことは少し前の私のブログで紹介したが、その後何度か実際に使ってみたので、その利用方法と使用感を報告しようと思う。まだイギリス人の間でもほとんど知られておらず、そんなに多くの日本人が利用しているとは思えないので、おそらく日本語で最初の使用レポートになるのではないだろうか。
     
ワールドカップが始まってからヨーロッパ中その話題でもちきりだ。飛行機の機長も機内アナウンスでは試合の途中経過を報告して、その結果に乗客は一喜一憂している。 

昨日ドイツからロンドンに向かう前に、ルフトハンザのラウンジのTVでワールドカップが放映されていた。どことどこの試合だろうと画面を見るとNiederlande vs Elfenbeinküsteとドイツ語で書いてある。最初の単語はオランダだが、その相手はどこだろうか。わからない。しばし考えて思い至った。
     
今日はまたドイツに。最近は毎週のように通っている。ワールドカップのこの時期、航空運賃がつりあがって、驚くほどの高さである。

ヨーロッパを旅しているとどこでも聞こえる都市の音というものがあるとすれば、なんだろうか。
最近あるメロディーを聞いて、これこそが現代ヨーロッパの都市を象徴する音だなと思い至った。

Nokia Banana Phone for Matrix

     
昨日は車でバーミンガムまで出張。高速道路が事故で込んでいたこともあり、帰りに一般道を抜けていったのだが、森の中に豪壮な邸宅が並ぶ地区に出くわした。貧富の差が比較的小さい日本に比べ、世界的な有名人も多く住む英国、金持ちは本当にお金持ち。家の大きさや豪華さは日本とは桁違い。ため息が出るような大きな屋敷が並ぶことも珍しくない。

ロンドン郊外の高級邸宅街というと、北部ならHampstead がまず有名。ここはスティングやアニー・レノックスなどが隣り合わせで居を構えていたし、最近ではロシアの石油王でサッカー・プレミアリーグ、チェルシーのオーナー、アブラモビッチが、周辺住民がテスコ(巨大スーパーチェーンの名前)ができるのではと心配したほどの巨大邸宅を建てたことでもタブロイド紙をにぎわせた。ここよりもう少し北の郊外、私が以前住んでいたTotteridgeというエリアにも、プロサッカー選手や、女優などが住んでいた。

Weybridgeの邸宅


ロンドン西部ならVirginia Water、南部ならWimbledon, Richmond, Epsom, Purleyなどにも高級な邸宅が並ぶ地域があるが、今日はロンドン南西部Weybridgeの近くを車で通った。このWeybridge、ソニーの英国本社があるエリアだが、少し幹線道路をそれて中に入るとうっそうと茂る森に囲まれた超高級住宅街が広がる。ここはジョン・レノンが名曲「イマジン」のビデオを収録した邸宅がある事で知られる。ジョンが白いピアノに座って弾き語るのをヨーコが横からだまって見つめている、あのビデオである。

Weybridgeの緑深い森を眺めながら、このあたりを歩いていたであろう生前のジョンにしばし思いをめぐらした。

     
来週日本へ一週間の出張が入っているのだが、予期したとおりワールドカップの影響でヨーロッパ線は全体的に取りにくい状況である。特にフランクフルトは込んでいるようで、そんな話を同僚としているうちに、フランクフルト空港で、「えー、こんなところにこんな店があっていいの?!」という類の店を見かけた話になった。
     
先週から引き続き、こちら英国は晴れの真夏日が続いている。もう一週間以上も雨が降っていないはず。今日月曜はおそらく今年初めて30度を超えたようだ。

ワールドカップで盛り上がる中ではあるが、先週末はF1のイギリス・グランプリがシルバーストーンサーキットで行われた。チケットがたまたま手に入ったので我々家族4人で日曜日の決勝を見に行った。「お前、遊んでばっかりだな」と非難されそうだが、”Work Hard, Play Hard”を信条としている私、土日はなるべくめいっぱい遊ぶようにしたいもの。(実際は疲れて寝ていたり、出張でいないことも多いが。)

私は中島悟が走っていた頃、セナ、プロスト時代からのF1ファンで、日本やアメリカで何度かグランプリを見ている。当時はマンセルとベルガーのファンだった。何度見てもあの強烈な音とスピードは興奮を掻き立てるものだ。(間近で見ていると、肝心のレースはどこで何が起こっているのか状況を把握するのは難しいが。)
F1 British Grand Prix start


F1はヨーロッパ、南米にファンが多いスポーツである。世界中でF1以上に人気があるスポーツといえばサッカーくらいだろう。特にヨーロッパはF1の本場。夏の間はほぼ二週間に一度のペースでグランプリがどこかの国で行われる。そういう意味で、F1はヨーロッパの夏の風物詩ともいえる。F1の人気の高さは日本の比ではなく、予選から本選まで、生中継はもちろん、ご丁寧に昼のレースを夜に再放送してくれる。

一方F1不毛の地といわれるのがアメリカ。アメリカは国内にカートやナスカーというレースがあるので、F1ドライバーも少ないし(現在一人だけ)、人気も薄い。アメリカではF1のチケットは当日でも簡単に手に入るし、値段もグランドスタンドでさえ100ドルしない安さだった(3年前のインディアナポリス・サーキットにて)。ヨーロッパや日本の数分の一。

ところで、今回F1の本レースはワールドカップと時間が重なるのを防ぐために、通常よりスタート時間を繰り上げて行われた。今回ヨーロッパで初めての観戦ということで、楽しみにしていたが、レースはどちらかといえば変化に乏しく、特に見せ場のないままあっさり終わったという印象。スペイン人のアロンソの勝利に終わり、地元のバトンはリタイヤ。佐藤も日本車も上位には食い込めないし、ちょっと残念な結果ではあった。

F1スタンドの様子

     
アンモナイトのみらさんからいただいた初めてのバトン、よろしくお願いします。

1. 回す人を最初に5人言ってください

妙に人数が多いですね。
さらみさん、宇宙和里さん、ステラさん、エカテリーナママさん、m-oliveさん、もしお時間があれば受け取ってください。
     
ドイツに2泊の予定が一日延びて3泊に。今週はほとんどドイツで過ごした形である。
ワールドカップ開幕を控えた今日、ドイツは29度の暑さ。湿度が低いのでじめじめした感じはなく、サッカー観戦にはもってこいの快適な陽気。
ドイツでもイングランドでも国旗を掲げた家や車が多く見られ(オフィスビルでさえもそうだ)、雰囲気を盛り上げている。

ワールドカップのために国旗を飾る


写真は町で見かけたフラット。これを見て、同行していたフィンランド人が私に聞いた。

「日本では国旗をこうやって飾ることは許されているの?」

彼女の国フィンランドでは国旗の価値を貶めないようにということで、みだりに国旗を飾ることは許されていないのだそうだ。

「アメリカなんて国旗のデザインのパンツまであるでしょう。信じられないわ。」

とのこと。なるほど、そういう考え方をする国もあるわけだ。
日本ではワールドカップだからといって一般家庭からオフィスまでどこもかしこも日本の国旗を飾るということはないだろうけれど、別に禁じられてはいないはずと答えておいた。
     
昨日今日とドイツは晴天に恵まれ、20度前後まで気温が上がる快適な天気。

昨日の朝、ファイナンシャル・タイムズを開けると、村上ファンドの村上氏の逮捕が一面で大きな写真入りで報道されていた。関連記事が他にも数箇所に分かれて書かれており、この事件への関心の高さが伺えた。

基本的な論調としては、村上氏が日本では珍しい「物言う株主」であり、日本企業文化の旧弊を崩す存在として内外の投資家から一定の評価(期待)を得ていたこと、しかしながら目立ちすぎた故に出るくいが打たれる形で逮捕された面があること、そしてその背景には政治家の意向も絡んでいる可能性があることを示唆していた(インサイダー取引を指摘したのが証券取引所ではなく検察であったことにも記事は注目)。

日本での一般的な論調については私は定かではないが、村上氏はマネーゲームに走る貪欲なハゲタカといったイメージが強く、「やっぱりろくなものじゃなかった」的な論調が多いのではないかと思う。記事はヒルズ族に対する日本国民の屈折した感情についても言及していた。一方FTの見方はむしろ彼がいなくなることによる日本企業の目覚めの遅れを懸念しているように見受けられた。

阪神と阪急の合併については、FTは相乗効果があまり見られないことについてのアナリストのコメントを載せ、懐疑的な論調。このあたりは日経新聞と同様の見解。確かに元大阪府民である私から見ても、阪神と阪急はもともと同じエリアを走っていたわけで、これが合併したところで何らメリットはないように見える。むしろ京阪や南海との合併の方がユーザーとしては意味があるだろう。
     
つい先日会社の同僚のイギリス人女性の母親が亡くなった。人が死んだ時の儀式というのは宗教や文化で差が出るところであり、海外に出た日本人がどうすればよいか戸惑う点の一つだろう。

人が亡くなったとき、日本ならお香典を渡すのが主流だが、イギリスでは若干違っている。イギリスでは、遺族がどうしてほしいか決めることが多い。私の同僚の場合、亡くなった母親が花好きだったから、お葬式に際して花を贈ってほしいと連絡があった。花屋さんも指定されており、そこに行けば何かも心得た店員が葬式の会場への配送まですべてアレンジしてくれる仕組み。

昨年なくなったある人は、長年ガンを患っていたため、遺族がガン研究基金への寄付を希望し、私たち有志はそこにお金を送った。他にもお世話になった老人ホームへの寄付を希望とか、最期まで病気の治療をしてくれた病院への寄付だとか、「社会貢献型」のものが多く感心する。

日本は香典を渡して、それに対し遺族がお返しの品を渡すという「内輪完結型」。しかもそれは最近ではどんどん形骸化しており、渡す側も返す側もお義理というケースが多いように思う。どうせお金を出すなら「社会貢献型」のほうが合理的だし出すほうも納得しやすいと思うが、どうだろうか。それとも、日本は葬式代が高いので香典をもらって少しでも支払いに充てたいという事情があるのだろうか。(この辺り、実際に日本での葬式を取り仕切ったこともなければ、海外と費用の比較をしたこともないのであくまで推測。違っていたらご指摘を。)

さて、明日からまた三日間ドイツに出張。ワールドカップの影響でフライトが混雑しているらしい。
     

下は今回のスコットランドで自分のために購入したもの。ケルト風デザインのブックマーカー(£4.50)とScottish Jokeの豆本(£2.50)。完全な衝動買いである。ブックマーカーは写真では黒く見えるが実際にはステンレス製のきれいな銀色。独特のケルトデザインが気に入った。スコットランドのジョークの本は、ちょっと立ち読みしてとても興味深かったので。 


         Celtic Design Bookmark            Scottish Joke



なぜそんなに興味深かったかというと、内容があまりに日本人の感覚とはかけ離れているためだ。スコットランド人は貧乏でケチだということをイギリスでは半ば差別的に広くジョークにするということを先に書いたが、この豆本にはそんなネタが満載。いくつか目に付いたものを挙げる。


“How do you disperse an angry Scottish mob? Take up a collection.”


“How do you take a census in Scotland? Throw a penny in the street.“


“A Scotsman took a girl for a taxi ride. She was so beautiful he could hardly keep his eyes on the meter.”


“An Englishman, an Irishman and a Scotsman went into a pub. The Englishman stood a round, the Irishman stood a round and the Scotsman stood around.”


という具合。イギリス風のブラックジョークに慣れている人には結構笑えるジョークだと思うが(アイリッシュやフレンチについても同じような類のジョークには枚挙に暇が無い)、普通の日本人の感覚からはブラック過ぎて笑っていいかどうかさえ分からないほどだと思う。さらに不思議だったのは、この本がスコットランドの観光地の古城の中のみやげ物屋で売られていたことだ。スコットランドの人はこれを読んで不快に思わないのだろうか。一緒になって笑っているとすれば、ジョークにとても寛容な民族なのだろう。もし、日本人が周辺国の国民について軽蔑的なジョークで笑い飛ばしたらどうなるか。およそ考えられない。


上のジョークについての解説は下の[Read More]をクリック。

     
Rape Blossoms near Cawdor Castle


5月30日から三泊四日で家族でスコットランド旅行。たまっていたマイルが失効するというので、航空券4枚に換えて飛行機代を浮かした安上がり旅行である。スコットランドはこれまでエディンバラに二度、グラスゴーには5月頭に仕事で行ったのを含めて数度訪れているため、今回はまだ行ったことがないエリアにした。

まずはアバディーンに飛んで、そこでレンタカーを借りて、キャッスル街道(Castle trail)と呼ばれる古城の数々、ネス湖、スコッチウィスキーの蒸留所などを回るという計画。細かいスケジュールや行き先などは決めずに半分気まぐれに行くのは最近の我々の旅行スタイル。

ホテルも出発の二日前に予約という、半分ぶっつけ本番のような旅行だったが、結局回ったのは以下の通り。

初日 :アバディーン空港フレイザー城バルモラル城
二日目:コーダー城インヴァネスネス湖畔アーカート城
三日目:グレンフィディック蒸留所フィーヴィー城アバディーン市街
最終日:アバディーン海岸空港

スコットランド、多くの日本人にとってはイギリスの一部として認識され、特に興味やかかわりが無い人にとってはサーモンやスコッチの本場ということぐらいしかイメージが浮かばないのではないか。私も日本にいる間は、スコットランドに対してさしたる興味も知識も持ち合わせなかったのが正直なところだが、少しかじった知識でスコットランドを要約するとこんな感じだろうか。

 ケルト人を祖先に持ち、民族的にも宗教的にもイングランドとは異なる。そのため過去何度もイングランドに侵略され、弾圧された歴史を持ち(映画「ブレイブ・ハート」など)、民衆のイングランドに対する対抗意識はいまだに根強く、現在でも独立の動きがある。
 スコットランド人はけちの代名詞としてイギリスではジョークのネタとしてたびたび登場するが、これはイングランドからみた、貧しいスコットランドに対する差別意識が根底にあるのだろうと推察できる。
 ケルトの言葉ゲール語は現在はスコットランドではスカイ島等一部を除いてほとんど使われていないが、特にグラスゴー周辺のスコットランド訛りの英語は特徴のある強いアクセントがあることで知られる。
 スコットランドの各氏族はクランと呼ばれ、McDonald, Mackintosh, McDowell, MacKinnon といったMcやMacで始まる姓を持つのが特徴。ここから渡った多くの移民が現代アメリカの礎となっている。「世界一有名なスコットランド料理はマクドナルド」というジョークがあるほど。
 タータンチェックは日本で言う家紋のような意味合いがあり、各氏族はそれぞれ微妙に異なったデザインのタータンを持つ。
 暖流のおかげで、雨が多いながらも比較的おだやかな気候と自然に恵まれ、なだらかな稜線を描く山々とそこを流れる清らかな川は、上質のウィスキーやサーモンのふるさととなった。

気温は低い時で5度を下回るほど寒いので、上着は必要。ただ、三日目、四日目は良く晴れて、昼間は気温が18度まで上がるほど。初日のにわか雨を除けば、天気はずっと良好で、雨が多いことで知られるスコットランドとしてはかなり幸運だったと思う。
Scotland Map


以下、各地の写真は続きをご覧下さい。少しでもスコットランドの美しい風景が伝わればいいのですが。
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TI

Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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