Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
2017/10«2017/11 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2017/12
     
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
     
こちらはもう仕事が始まりましたが、もう少しだけギリシャ編を続けます。

サントリーニ島は夕日が美しいことで知られていますが、その中で夕景ポイントとして有名なのはイア(Oia)という町です。フィラ(Fira) からバスで約20分。三日月形の北西の先端に位置します。

英語ですばらしい景色を表現するのに、Picturesque (絵のような)という単語がありますが、それはそのままこの町に当てはまるとおもいます。一方、フィラから見るエーゲ海と火山島の景色はSpectacular(目を見張るような)か、breathtaking(息を呑むような)でしょうか。

イアには、フィラに比べればかなりなだらかな崖に面した斜面に、迷路のように入り組んで白やピンク、薄い黄色の壁の家々が立ち並びます。お店が多く、にぎやかで若い雰囲気のフィラに比べ、こちらのほうが個人の家が多いせいか、落ち着きと伝統を感じさせます。フィラからも夕陽は見えるのに、イアの方が有名なのは、こちらの方が町の景色も含めてトータルで絵になるからでしょう。まさにPicturesque。CMや絵葉書で見たことのある風景にあちらこちらででくわします。

イアの教会 サントリーニ島の北西部にあるイアの街並み


二時間おきにしかないバスの時間の都合上(夏は一時間おき)、イアには二時間だけの滞在でしたが、小さい町ですからそれでもゆっくりと見て回ることができました。なお、そのほとんどの時間を人懐っこい犬に付きまとわれて過ごしたのはご愛嬌。とにかく犬と猫が多いのがこの島の特徴の一つです。

ここからの夕日は世界三大夕日に数えられるとか。他はどこだろうと調べてみましたが、釧路、バリ島、そしてマニラ(サントリーニ)なんですね。でも、これは日本の誰かが勝手に決めたもののようで、英語で調べても出てきませんでした。ヨーロッパ三大夕日だと、サントリーニ島のイア、イビザ島のCafé Der Mar、そしてポルトガルのロカ岬といったところが有名どころでしょうか。もちろん、他にもいくらでも勝手に作れそうですが。

なお、今回のイアはわずかな観光客だけでとても静かでしたが、夏には夕日を見るためにこんなことになっているようです。

"Tourists at Oia watching to see the sunset"
スポンサーサイト
     
ギリシャ旅行の後半はアテネからエーゲ海のサントリーニ島(正式名Thira:ティラ)に移りました。

アテネからオリンピック航空のプロペラ機で45分のフライト。空港から15分ほどのドライブで中心市街フィラへ。私たちの宿はそこから少し北の西側斜面にあるMillhouses studio & suites でした。普段一万人が暮らすこの島は夏には三万人以上に膨れ上がるそうですが、冬はオフシーズンなので、8割がたのホテルが4月くらいまで休業。数少ないチョイスからよさそうなものをネットで予約しました。料金は夏の半額。場所はフィラの中心から徒歩で10分程度離れていますが、静かな環境と眺望は抜群。部屋は斜面に掘られた洞窟といった趣きで、白壁一色の美しいホテルでした。ロフトとキッチン、リビング・ダイニングもついており、我が家も夕食は自炊。
ホテルからエーゲ海を臨む   ホテルのバルコニーから

サントリーニは火山島です。火山の噴火がカルデラを形成、さらに別の噴火が土地を隆起させ、中心部に火山、そしてそれを囲むように三日月型の島が出来上がり、そこに人が住んでいます。こうしたカルデラの島というのは世界でもここと中国の二つしかなく、人が住んでいるのはサントリーニだけだと、現地のガイドブックには書いてありました。絵葉書やカレンダーで有名な風景は、すべてこのカルデラを望む斜面からのものです。斜面といっても実際には断崖ともいうべきもので、断崖の上に街が形成されています。転落事故を防ぐため、ホテルの多くは小さな子供の宿泊を禁じているほどです。

NASAの写真。三日月形の島がサントリーニ島


旅行前にいくつかサイトやブログをチェックしたところ、冬のエーゲ海は曇りか雨ばかりで海は灰色。紺碧のイメージとはかけ離れているという情報があったので、事前に天気予報でこの島の天気を調べたら、どれを見ても曇りか雨マークでした。サイトによっては雷雨との予報。移動当日のアテネも小雨模様だったので、やっぱりだめなのかと期待していませんでしたが、着いてみると天気は快晴。現地の人もここ数日は降っていないと言います。ネットの天気予報もけっこういい加減なものです。どのサイトも予報がまちまちでした。昼間の気温は20度近くで、半そでで歩いても大丈夫なほどの陽気。というわけで、サントリーニの白く輝く家並みとブルーのエーゲ海の鮮やかなコントラスト、そして世界で最も美しいといわれる夕日を堪能することができました。

サントリーニ島の夕日 サントリーニの夕焼け


冬のエーゲ海はお勧めしないという話もききますが、観光客が極端に少ないため、宿泊費が通常の半額だということ、そして街がとても静かなので、のんびり静かに過ごしたい人には悪くないと思います。ただ、レストランやお店、ホテルの多くも休業しているため、にぎやかなリゾート気分を味わいたいという人には不向きでしょう。私たちの場合、小さな子供がいますので、のんびり静かにきれいな景色の中を散歩して、食事も誰にも気を使わず自炊で済ますというスタイルは快適でした。下にフィラの街で撮影した写真が数枚続きます。
     
今回アテネに滞在して、旅行者にとって参考になりそうだと思ったことをまとめてみました。私の場合、子供を連れていますので、それが前提になっています。大人だけの場合、ツアーの場合などには必ずしも当てはまらないと思いますが。

どのエリアに泊まるか
見所はシンタグマ広場を中心とした半径1,2キロに集中しているので、宿はシンタグマ周辺か、アクロポリスとシンタグマの間に位置するプラカ地区に取るべきでしょう。そうすれば基本的に徒歩と地下鉄で行動できます。私はそれを知らずに北にあるオモニア広場から徒歩数分のところに泊まりましたが、周辺はあまり柄のよいところではなく、夜間は外歩きもはばかるようなところでした。見所はありませんし、周辺にはレストランもないので、徒歩でふらっと何か食べにでるということができません。結果、子供づれの我々はタクシーを多用する羽目になりました。

アクロポリスで見かけたアパート(大理石でできている)


季節
アテネでは真夏は気温40度を超えます。乾燥も激しく今年は山火事で大変でした。私は夏のアテネは知りませんが、交通量や人の多さを見る限り、夏の観光は炎熱、砂塵、排気ガス(渋滞と騒音がひどい)にまみれてかなり体力を消耗するであろうことは想像に難くありません。炎天下、アクロポリスの丘などを徒歩で上り下りするのも拷問に近いのでは。というわけで、子供づれや老齢の方には夏の観光はお勧めしません。ただ、冬は天気が悪いので、春か秋がベストシーズンではないでしょうか。
街の中心、シンタグマ広場



アクロポリスの丘の足場は大理石なので結構滑りますし、遺跡周辺はまるで石切り場の岩場のようになっているので、靴は歩きやすいものがいいでしょう。街中でもでこぼこが多く、歩きやすくはありません。
パルテノン神殿~後ろ側から

タクシー
タクシーは当たる運転手によって値段がかなり違います。一応メーターは付いていますが、それに上乗せして荷物代とか、クリスマスボーナスとか、理由をいろいろつけて吹っかけてきます。私の場合、空港から市街中心まで行きは40ユーロ、帰りは25ユーロでした。行きはクリスマスの夕方ということで、かなり上乗せされました。帰りが普通の料金でしょう。


南欧の国の例にもれず、運転は乱暴、ちょっと前をふさがれるとクラクションを鳴らしまくり、渋滞の中をノーヘルのバイクが縦横無尽に走り、歩行者は信号などまったく守らない、といった具合で、パリやミラノ以上のワイルドさ。私ならアテネでは運転したくありません。なお地下鉄は清潔で新しいので、安全ですし、お勧めできます。

地下鉄アクロポリス駅


     
アテネの二日目は午前中小雨が降るあいにくの天気でしたが、昼前には雨も小止みになり、私たちはアテネのへそとでも言うべき中心部シンタグマ広場から地下鉄で一駅のアクロポリスまで出向きました。徒歩でもプラカ地区(みやげ物屋やレストランなどが並ぶエリア)を抜けて15分程度で丘のふもとまでたどり着けます。アテネには市街を囲むように七つの丘がありますが、アクロポリスはその中の一つ。ご存知パルテノン神殿を擁するアテネで最も有名な丘です。ちなみにアクロポリスはこちらでは「アクロポリ」と「ス」を抜いて発音していました。
古代アゴラ側からアクロポリスの丘を臨む


パルテノン神殿にはヘロデス・アティコス音楽堂、ディオニソス野外劇場、エレクティオン神殿などが隣接しており、これら遺跡群が旧跡としてのアクロポリスの丘を形成しています。古代建築や考古学に明るくない私には、古代ローマやギリシャの遺跡は古すぎてそのすばらしさは正直わかりにくかったのですが、間近で見るパルテノン神殿は、想像以上に巨大かつ壮大で、よくも2500年も前にこんなものをこんな高い丘の上に作ったものだと感嘆しました。素材の多くには大理石が使われており、建てられた当時の絢爛豪華さはいかばかりかと想像できます。この神殿は17世紀のトルコ軍の占領下にはなんと弾薬庫として使用されており、1687年にヴェネチア軍の攻撃を受けて大爆発、なんといっても弾薬庫ですから神殿はほとんど吹き飛ばされたといいます。今我々が見ているのは19世紀以降に修復されたものとのこと。なんとももったいない話です。

パルテノン神殿 ヘロデス・アティコス音楽堂

神殿や遺跡も見ものですが、それ同等か以上に目を奪われるのが、丘から見下ろすアテネ市街地の景色です。見渡す限り白壁の四角い家が所狭しとひしめき合う中に、市内各所に丘が突き出しており、エーゲ海も見ることができます。神殿をバックに360度のパノラマが広がる様はなかなか見ごたえがあります。
アクロポリスの丘から古代アゴラを臨む アクロポリスの丘からゼウス神殿を臨む


午後にはシンタグマ広場まで戻り、そこからアクロポリスの丘と逆方向に歩いてコロニキ広場に出ました。このエリアは高級ブランドが並ぶショッピングストリートとなります。このエリアはリカビトスの丘へのゆるやかな上り坂になっており、神戸の北野坂に雰囲気がよく似ています。日本では見かけないようなブランドもいくつもあるので、ショッピングが好きな人は一見の価値ありでしょう。
     
今週はクリスマスの休暇を利用してギリシャに来ています。冬のギリシャに来て何をするんだという意見もありましたが、(たぶん)残り少ないヨーロッパでの生活、ヨーロッパ文明の原点であるギリシャを見ずして帰るのも惜しまれたので、来ることにしました。現地の気温は最高で15度前後、最低が5度くらい。朝は氷点下5度くらいまで下がるドイツよりも10度くらいは暖かいでしょうか。ただ、天気はヨーロッパの冬らしく、どんより曇っています。この季節は雨が多いようで、太陽が燦燦と降り注ぐエーゲ海の陽気は期待できそうにありません。おかげで宿はどこも格安なのが救いですが。デュッセルドルフからアテネまでオリンピック航空の直行便が出ています。いざ飛んでから気づいたのですが、ギリシャ北部の都市、テッサロニキで一度着陸して人を降ろし、30分ほど駐機してからアテネに再度飛び立つというものでした。

さて、アテネの街ですが、周辺を含む人口約400万人と、ヨーロッパではローマと並ぶ大きさ。フランクフルトよりも規模が大きいようです。

Largest European Metropolitan Areas (Wikipedia)
(ちなみに最大はロンドンでもパリでもなくモスクワ。)

まだクリスマス気分が残る街には人と車があふれ、その騒々しさは人口密度の高さを感じさせます。空港やその周辺の高速道路、そしてトラム、地下鉄といったインフラは2004年のオリンピックでかなり整備されたと見えて、パリなどと違って明るくて安全な感じがしました。観光客から「ぼる」ことで悪評高かったタクシーもかなりましになっている様子。

初日を終えた印象などは以下に。
FC2ブログランキング

My Profile

TI

Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

Calendar
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
Blog Link

その他Link
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。