Europe Watch

 これまでイギリス、アメリカ、ドイツと移り住んできたビジネスマンが、海外での暮らしや習慣、ビジネスなどについて様々な視点から語るブログです。
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ドイツがEURO2008の決勝に臨むというその日は快晴。あまりの天気のよさに誘われ、ドライブに出かけました。もちろん、試合が始まる夜までには帰ってこなければならないので、近場で、かねてから行きそびれていた場所、モンシャウ(Monchau)に行くことにしました。ベルギー国境に近いドイツの村で、アーヘンの少し南にあります。デュッセルからだと車で一時間半くらい。クリスマスマルクトでよく知られるこの村は、緑豊かな谷あいにある小さな美しい村でした。小川沿いの道に車を止め、歩いて街に入るとおとぎ話のような風景が広がります。市内を45分で巡る観光トラムに乗ると丘の上の要塞までも連れて行ってくれます。ガイドブックなどは持っていなかったので、何をするでもなくぶらぶら歩くだけでしたが、気持ちの良い天気に美しい町並みが良く映え、リラックスした時間を過ごすことができました。

Monchau Monchau-2
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“Design für Düsseldorf, Preis für Köln” という広告のキャッチコピーを目にしました。デュッセルドルフの市バスに印刷された「デュッセルドルフのデザインをケルンの価格で」という意味のこの広告は世界的に人気のインテリア家具のお店“BoConcept“ のものです。

デュッセルドルフはドイツではファッションの街として知られます。ケネディダム周辺にはファッションデザイナーのオフィスが並びますし、ケーニヒスアレーに行けば一流高級ブランドショップが軒を連ねます。所得水準はドイツ随一であり、高級車も多く、不動産価格もトップクラス(もちろん、ロンドンや東京よりもはるかに安価ですが)。一言で言えばファッションにうるさいお金持ちが多く住む町です。

このようなことから、デュッセルはおしゃれだけれども、物価はとても高いというのが一般の評判です。実際、お隣のケルンに比べれば、同じものでも高く売られていたりします。それも高級品だけでなく、普通の家電製品などでも明確な価格差があります。別にケルンが貧乏な街というわけではないのですが、なぜかケルンのほうが安くなっています。

「デュッセルドルフのデザインをケルンの価格で」というコピーは、こうしたドイツの地域の特徴をうまく反映させた、現地の人には分かりやすいキャッチコピーなのです。
     
公私にわたり忙しく、しばし更新が滞ってしまいました。

先週末はデュッセルドルフの日本クラブ主催によるソフトボール大会がありました。毎年春と秋に行われる恒例の大会。何チーム出場するのか、正確な数は把握していませんが、60-70チームは出るのではないでしょうか。当然出場するのは99%日本人です(外国人もお金を払えば出場できます)。広い芝生のグラウンドに大変な数の日本人が家族ともども集まってきます。取引先の会社のチームもあれば、なじみの日本レストランの店員さんチームがあったり、日本人幼稚園の先生チーム、日本人小学校先生チーム、インターナショナルスクール日本人高校生チームなどもあります。とにかく日本人だらけ。私は会社のチームで2番ショートでフル出場し、6打数3安打とまあまあでしたが、決勝トーナメントには進めず。

しかし、これだけの日本人が一箇所に集まってドイツでこんな大会を開くのも、妙なものだなと、毎回少し違和感を感じるのも正直なところ。でも、アメリカに長く駐在していた人に聞くと、カリフォルニアやニューヨークでもこの手の日本人クラブ主催のイベントはあったようです。私が前にいたロンドンでは、確かゴルフコンペがあったような。

日本クラブというのは現地に進出している日本企業などが中心となって運営している非営利団体で、イベントを企画したり、会報を発行したり、コミュニティセンターを運営したりして、日本人コミュニティの中核となっています。ロンドンでは日本人診療所も運営しています。個人会員と法人会員があって、日本人在住者であれば会費を払えば誰でも入会できます。加入者名簿も発行しており、それを見ればどの企業に何と言う日本人がいるのか、一目瞭然。つい数年前までは、会社名のみならず、家族全員の名前から自宅住所や電話番号まで公開されており、正直おののきましたが、最近はさすがにそこまでのプライバシーは公開されていないようです。

という具合に、海外では、日本に住んでいればまず生まれない横のつながりが、日本人であるというだけで生まれます。日本クラブは元々、不安で不便な海外生活を日本人同士で助け合おうという精神で生まれたのでしょう。ただ、国際化が進み、情報化も飛躍的に進んだ昨今では、その存在意義は以前よりも薄れ、今後はつながりも緩やかなものにならざるを得なくなるのではないかと私は感じています。今後、こうしたコミュニティがどうなっていくのか、興味深いところです。
     
ドイツに住む日本人が、ドイツから日本に持って帰りたいものとしてよく挙げるのが、ドイツの高速道路、アウトバーン(die Autobahn)です。確かに、速度制限を気にせずに、好きなスピードで突っ走れるアウトバーンはとても気持ちがよいものです。日本よりもはるかに短時間で長距離を移動できます。しかも無料ですので、無粋な料金所などありません。

先日、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルで、ドイツのアウトバーンについてのドキュメンタリーをやっていました。世界一のスピードとクオリティを誇るアウトバーンがどう設計され、管理されているのかを特集したもので、毎日通勤に使っていながら、私の知らないことも多く、興味深い内容でした。

アウトバーンの総延長は12000キロ、そのうちの3分の2の8000kmが速度無制限だそうです(ちなみに日本の高速道の総延長は9000km)。アウトバーンでは、時速200km以上で安全に走ることを可能にするために様々な工夫が凝らされています。例えば:
     
明けましておめでとうございます。いつも私のブログをご覧になってくださり、ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

サントリーニ島の夕陽


ドイツの自宅で新年を迎えています。深夜12時が近づく頃から近所の人がみんなワイングラスを片手に表に繰り出し、盛大に花火を打ち上げます。右を見ても左を見ても、上を見上げても花火、花火。この日だけは近所中の子供たちも起きていて、花火を見て楽しんでいます。とてもにぎやかで、そんな状態が30分以上も続きます。TVをつければベルリンでのダンスミュージックのコンサート。かつてイギリスでも新年を迎えたことがありますが、これと似たような感じでした。「日本ではクリスマスがカップルのためのもので、正月が家族や親族と過ごす時間だ」とドイツ人に話したら、それはドイツではちょうど逆だと言われました。ヨーロッパの新年はお祝いのパーティ。静かに除夜の鐘に耳を澄ます日本の大晦日、お正月とは対照的です。私のヨーロッパでの生活も先が見えてきたように思う今日この頃。次の大晦日はどこで迎えるのだろうかと考えながら、新年を迎えています。
     
クリスマスパーティが各地で開かれている今週、私の課でも忘年会というか、課のメンバーでレストランで食事をしました。イタリア人、イギリス人、ドイツ人、ポルトガル人、日本人が入り混じったインターナショナルなメンバーですが、みんなの希望は日本料理でした。というわけで、私が自ら幹事となり、デュッセルドルフでは知る人ぞ知る、日本料理をベースにしたモダンな創作料理を売り物にしたレストランを選びました。

レストランNagayaの料理


http://www.nagaya.de/

昨今日本では創作料理が人気のようですが、海外で日本食の創作料理を食べられるところはめったにありません。デュッセルドルフには十数軒は日本料理のレストランがありますが、そのほとんどが寿司、刺身、鉄板焼き、定食、ラーメンといった、いわゆる伝統的な日本食です。これはロンドンやパリでも同様で、私の知っている店はすべていわゆる普通の日本料理を売り物にしていました(ロンドンの日本料理レストランは200軒とも300軒とも言われますので、私の知っているのはその一割もないでしょうが。)。こちらに住んでいる日本人はいわゆる普通の日本食を食べにいくことが多いためか、このNagayaさんの場合、客のほとんどは外国人で、日本人はあまり見られなかったのが他の日本料理レストランとは対照的です。

さて、みんなの反応はどうだったか、下に続きます。
     
ドイツで生まれた息子がもう三歳になり、幼稚園に入れる年齢となったのだが、どの幼稚園に入れるかで迷っていた。日本人の多いデュッセルドルフには日本人幼稚園もいくつかあるのだが、我々の住むエリアからは遠く、毎日通うのは大変である。英国系や米国系といった英語による幼稚園もいくつかあるのだが、こちらはとても高価。ドイツの地元の幼稚園に入れるという手もあるが、当然すべてドイツ語。先生や他の子供や親とのコミュニケーション、幼稚園からの連絡文書の翻訳など、片言のドイツ語しかできない我々にはハードルは低くない。

それにそもそも、子供にどの言語で教育を施すべきかという問題がある。単純に通いやすいからとドイツの幼稚園に入れてドイツ語環境で育ったとして、その後どうすべきか。小学校までドイツ語で育てるつもりはない。娘はイギリス時代に現地の学校に通っていたため、今もその流れで英国系小学校に通っているが、息子は特に英語環境になじんでいるわけではないので、年間100万円もかけて英語の幼稚園に入れる価値はないように思える。やはり日本語で初等教育を受けさせるのが妥当なのかも思うが、遠いところを苦労して日本人幼稚園に通わせて、そもそも日本に帰るのはいつになるのか分からない。

というわけで、ここしばらく悩んでいたのだが、将来どこに住むのかが不透明な私たち。娘と息子のばらばらな送り迎えが妻に大きな負担になるが、どう転んでも必要な日本語ということと、先生とのコミュニケーションの楽さを考えて日本人幼稚園に入れることに決めた。
     
この週末も雨は降らず。快晴で暑いほどの陽気。もう一ヶ月以上雨を見ていない。快適だがさすがにここまで降らないと心配になる。ただ月曜と火曜は雨模様ということで、農家は待ちかねただろう。

日曜の夕方は日が傾いてから家族で郊外にサイクリングに繰り出し(夜9時を過ぎても空はまだ薄明るい)、その足で自宅から程近いドイツ料理レストランでこの季節のドイツ名物である、「白アスパラ」(ドイツ語でSpargel シュパーゲル)のクリームスープと、茹でた白アスパラをいただいた。地上で育った緑のアスパラと違って、地中に埋められて伸びた白いアスパラは柔らかくほろ苦い風味。春から夏までの二ヶ月程度の季節限定食品なので、この時期はドイツ料理屋はどこもシュパーゲル一色である。

この季節、ドイツ中でシュパーゲルを掘り起こす作業が発生するのだが、期間限定の季節労働であり、人材確保に困った農家の多くはポーランドなどからの移民労働者を使って労働力を確保しているのが現実である。EUの東欧への拡大によってメリットが得られている一例。こんなドイツの典型的な伝統食品にもグローバル化の波が押し寄せているのである。
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Author:TI
日本を離れて八年。イギリス、アメリカを経て現在ドイツ在住。30代も後半に入ったビジネスマンで二児の父。

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